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今戸神社の招き猫は、願いを託す“暮らしの相棒”

  • 2026.1.28
今戸神社の招き猫は、願いを託す“暮らしの相棒”
出典 FUDGE.jp

浅草のはずれ、隅田川のほとりに鎮座する今戸神社。
この場所が“招き猫発祥の地”として語り継がれていることをご存知の方も多いはず。
境内に立ってみると、決して観光的な伝承ではなく、周辺に暮らす街の人々の営みが静かに積み重なってきた結果なのだと感じさせられる。
今戸はかつて良質な粘土が採れ、瓦や生活道具、そして今戸焼が盛んだった土地。江戸時代、この地で焼き物を生業としていた職人と、そのそばにいた一匹の猫から、“人を招き福を招く”物語が生まれたと伝えられている。

お金も、人も。すべては「縁」を招くこと

お金も、人も。すべては「縁」を招くこと
出典 FUDGE.jp

一般的に招き猫は「右手=金運、左手=人脈」そんな風に説明されることが多い。
今戸神社では、「お金と人は切り離せないもの」として、ひとつの“縁”として捉えているという。
人が集まれば商いが生まれ、 巡り巡って暮らしが豊かになる。だからこそ、今戸神社の招き猫は「縁結びの招き猫」。
境内に並ぶ招き猫の手がどこか長く見えるのも「遠くからも福を招くように」というささやかな願いが込められている。

招き猫は「気に入った子」を迎え入れて、いつも感謝を

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出典 FUDGE.jp

神社で購入した招き猫は、どう迎え入れるのが正解なのか?
答えはとてもシンプルで「いつも自分が目にするところに置くだけ」。
玄関でも、机の上でも、テレビのそばでもいい。
大切なのは、毎日目に入る場所に置いて「ありがとう」と声をかけてあげること。
感謝する気持ちは招き猫のためだけでなく、自分自身の心も少しずつ整えてくれる。
縁起物は置いた瞬間に効力を発揮する魔法ではなく、暮らしの中で気持ちを立て直す“きっかけ”なのだと、今戸神社の神主である市野さんが教えてくれました。

今戸神社の招き猫は、願いを託す“暮らしの相棒”
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今戸神社では、女性の神主が神事を担っている。 話をするだけで心がスッと軽くなる不思議な魅力を持つ、とても気さくで思わず親しみを感じてしまう、神主の市野さん。

夫婦の招き猫、縁を結ぶかたち

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出典 FUDGE.jp
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今戸神社の招き猫が“二体一組”で語られることにも、理由がある。
もともと模様のない猫は雌雄の区別が難しく、そこに「服を着せる」という発想が生まれた。
赤い糸で結ばれた二体は、日本神話のイザナギ・イザナミにも重ねられ、夫婦円満や良縁の象徴として親しまれている。
願いが叶ったあと、お礼参りに訪れる人のための絵馬が用意されているのも、“縁は結んで終わりではない”という、この神社らしい考え方だ。

参拝は、願う前に「ありがとう」から

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出典 FUDGE.jp

今戸神社の招き猫は、願いを叶えるための“道具”ではなく、暮らしに寄り添う静かな相棒。
忙しい日々の中で、ふと目が合ったときに、「今日もありがとう」と言える存在があること。
それこそが、いちばんの縁起なのかもしれない。
鳥居の先は、神様のいらっしゃる場所。だからまずは、心を清らかにして感謝を伝える。
願いごとは神様に預けたら、「もう大丈夫」と思って日常へ戻っていく。
招き猫も、お守りも、いつもそばで見守ってくれる存在。思い出したときに、そっと感謝する。それだけでいいのだと。

暮らしの中に、そっと福を招く

今戸神社の招き猫は、願いを託す“暮らしの相棒”
出典 FUDGE.jp
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出典 FUDGE.jp

招き猫¥3,000、縁結びのお守り¥1,000、切り絵の御朱印¥1,000

願いを叶えるためではなく、
「ありがとう」を思い出すために迎え入れる招き猫。
ONKULでは、そんな視点で縁起物としての招き猫を紹介しています。
今戸神社で聞いた話とあわせて、ぜひ暮らしの中の“小さな相棒”を探してみてください。

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