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「予期せぬ出演」「演技が自然!」わずかな出演時間ながら残した存在感… “特徴的な笑顔”を封印した意外な人物【日曜ドラマ】

  • 2026.2.11
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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第3話(C)日本テレビ

2月8日、15日と2週連続で放送が休止となり、先が待ち遠しい『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-』。第4話で明かされた謎も多く、今後の展開から目が離せない。日下怜治(ジェシー)がどのように脱獄を叶えるのかという部分では、受刑者と刑務官の一進一退の攻防も味わえそうだ。

スリリングな展開の本作でさらにユニークなのが、意外性のあるキャスティングが目立つこと。とくに芸人の出演が多いことが、ギャップを際立たせている。

※以下本文には放送内容が含まれます。

さまざまな角度から追い詰められるこずえ

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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第3話(C)日本テレビ

第1話から第3話までに受刑者同士の揉め事やタブレット窃盗事件、立てこもりなど、矢継ぎ早に事件が発生してきた。第4話では、カルト教団『廻の光』の信者の狙いが明らかになった。第3話で見つかったスマホから、偽装された怜治とこずえ(篠原涼子)のメッセージのやりとりが確認され、こずえは刑務官側からも追い詰められる展開に。また、物語の終盤では、受刑者からトラウマを刺激され、集団暴行を受けてしまう。さらに、こずえの過去と関係が深く、怜治の父でもある日下春臣(竹財輝之助)がどんな人物だったのかを通して、怜治の内面も見えてきた。こずえも怜治も被虐待児だったのかもしれない。

そんな共通点があるとは知らぬまま、怜治はこずえを集団暴行から救う。怜治に救われて、放心しながら涙を浮かべるこずえはまるで幼子のようだった。こずえにとって、怜治は母の虐待からも春臣の裏切りからも救ってくれたヒーローになってしまったのだこずえのセリフの通り、「何かが音を立てて壊れ始めた」としても仕方がないのかもしれない。

芸人を起用した意外なキャスティング

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『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』第3話(C)日本テレビ

本作は、スリリングな展開の中に、人間の性が描かれている作品だが、意外なことに芸人の出演が多い。

第1話から、安田大サーカスの団長安田が模範囚で衛生係として働く小豆務として出演している。細やかに怜治をサポートしているが、低姿勢で擦り寄ってくる姿からは、どことなく信用しきれない狡賢さも滲む。第3話には、ネプチューンの堀内健が出演。拘置所内で倉庫立てこもり事件を起こす受刑者・三津橋宏行を演じた。堀内による三津橋が抱える行き場のない感情からは、彼が抱える大きな悲しみが伝わってきた。自由奔放な芸風とは180度異なる役柄に驚いた人も多いだろう。

また、役柄にとてつもなく馴染んでいるのが、氷川拘置所で警備隊長を務める熊沢一太郎を演じるティモンディの高岸宏行だ。SNSでは「予期せぬ出演」「演技が自然!」と、出演に驚きつつ、その新鮮さに喜ぶ声も目立つ。警備隊長として常に毅然とした態度をとっている熊沢。隊長服も、体躯がしっかりした高岸だからこそよく似合っている。特徴的な人懐っこい笑顔を封印し、険しく厳しい表情を見せることが多い。第4話ではこずえを目の敵にする処遇部長・小柳大介(宇梶剛士)のサポート役として、こずえを責める場面もあった。今後も警備隊長として、小柳と共にこずえの前に立ちはだかる壁となりそうだ。

単に脱獄を描くだけでなく、拘置所内で渦巻く人の感情を丹念に描いている本作。第4話時点で脱獄まであと5日。こずえはどうなってしまうのか。しかと見届けよう。


日本テレビ系・日曜ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』毎週日曜よる10:30〜

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202