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「こんな親にはならない」絶縁した母の死後、姉が明かした『真実』と更年期の私が今さら気づいた『残酷な答え』

  • 2026.1.21

筆者の友人・K代は、自分の母親のことを毒親だと思っていました。しかし、自分も親となり、同じくらいの年齢になって初めて分かったことがあるそうです。K代の心残りとなってしまったエピソードをご紹介しましょう。

画像: 「こんな親にはならない」絶縁した母の死後、姉が明かした『真実』と更年期の私が今さら気づいた『残酷な答え』

毒親

私は実母のことを母親失格……いわゆる毒親だと思っていました。
母はとても感情的で、何かあるとすぐに泣きわめいたり、怒って手が付けられなくなったりすることがあり、子どもながらに機嫌を損ねないように怯えて暮らしていた私。
友人の母親を羨ましく思うこともあり、「自分は絶対にこんな親にはならない」と反面教師にして生きてきました。

結婚が決まった時も、孫が生まれた時も、母はほとんど無関心。
孫の顔を見せに遊びに行った時、泣き声に「うるさい!」と怒鳴られたため、疎遠になってしまいました。

母の事情

そんな母が先日他界しました。
葬儀の準備をしていた時、母と同居をしていた姉から「聞いてほしいことがある」と言われました。

姉が打ち明けたのは、母が抱えていた苦悩。
母は晩年、うつ病と診断されたというのです。

あまりにも不安定な母を心配した姉が、無理やり病院へ連れて行くと、医師から「ずいぶん長い間、お一人で症状に悩まされていたと思います」と言われたとか。
私が母を怖いと思っていた時期は、父の仕事も不安定だったため、ストレスから体調が悪化し、プラスうつ病を発症してしまったことで、精神的にも限界に近い状態だったんじゃないかと聞いたのです。

自分のトラブル

私は現在50代。
40代後半から体調不良に悩まされていたのですが、先日思い切って受診をして、更年期障害による不調であることが判明しました。

元気だった自分が嘘のように倦怠感を感じ、仕事も家事も育児もストレスフルの状態。
「どうして自分だけがこんなに苦しいのか」と、出口のない暗闇にいるような気持ちになる日もありました。

受診をしてホルモン療法を行ったことで、体調は劇的に改善。
しかし、不調の真っ只中にいた時は、子どもの声をうるさく感じたり、夫の愚痴を聞けなかったりしていました。
自分が同じ立場になって初めて、当時の母が抱えていたかもしれない余裕のなさや、言葉にできなかった辛さが、少しだけ想像できるようになったのです。

後悔

母はすでに亡くなってしまったため、謝ることもできません。
自分の気持ちばかりを優先してきた私にとって、母との関係は取り返しのつかない後悔になってしまいました。

姉から「お母さん、あんたのこと心配してたんだよ」と言われた一言が、今でも心に残っています。

【体験者:50代女性・パート、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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