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「早く稼ぎたい! 大学4年は長すぎる」と思った10代のツケ。20年後、短大を選んだ自分を『責めたワケ』

  • 2026.1.16

近年、既婚女性を中心にフルリモートの仕事やWeb系フリーランスが人気を集めています。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに働き方が大きく変わり、在宅でできるWeb系の仕事も増えています。しかし、これらの求人は倍率も高く、応募資格に「大卒」と記載されていることも……。筆者の知人・A子のように、短大進学や高卒就職が多かった時代に10代を過ごした女性の中には、時代の変化の中で悩みを抱えている人もいます。

画像: 「早く稼ぎたい! 大学4年は長すぎる」と思った10代のツケ。20年後、短大を選んだ自分を『責めたワケ』

「2年早く働きたい」という強い思いで短大進学

A子は地方で生まれ育ち、高校の同級生の間では女性は短大進学、もしくは高卒で一般職に就くといった雰囲気がありました。

しかし、A子の両親は仕事で数々の企業の社員と関わる機会や、海外経験も長く、A子には県内外問わず、四年制の大学に進学してほしいと思っていました。

一方、A子は友人が短大に進学したり、高卒で働いたりする中で、四年制大学に興味を持つことはできませんでした。むしろ、高校卒業後は働き、ファッションや旅行などを社会人として楽しみたいと思っていました。また、自分だけが四年制大学に進学することに、「勉強ばかりしている人」と周囲に見られるような気恥ずかしさのようなものも感じたといいます。

A子と両親の着地点となったのが、短大でした。就職は絶対に許してもらえないと察し、地元の短大への進学を渋々決めました。

柔軟な働き方をするママ友を見て、「大卒」求人が世の中にあることを知る

そして、A子が短大を卒業してからおよそ20年が経った時のことでした。
この月日の間に、日本社会も徐々に変わっていたのです。

A子は20代で結婚し、自宅の近くでサービス業に従事していましたが、コロナが落ち着いてきた時期にWeb系の在宅ワークが多く存在することに気付きました。そうした中で、娘のダンススクールのお友だちのママ・B子がWebデザイナー兼Webライターとして完全在宅で働いていることを知り、自分も同様の職に就きたいと思ったのです。

早速求人サイトを見たところ興味を持った会社の中には、募集要項に「大卒」と記載している企業も少なくありませんでした。A子は今まで学歴について意識したことはありませんでしたが、今回の仕事はどうしてもやってみたかった仕事。
「チャンスがあったのだから、四年制大学に進学しておけばよかった」とこの時初めて深く後悔をしました。

高校生のときは大学の4年間も短大の2年間もとてつもなく長く感じ、短大卒業後についてもさらに2年間も学校に行くことは考えられませんでした。しかし、年齢を重ねてから振り返ってみると、2年間も4年間もあっという間だと気づいたのです。

A子は両親が進学を口うるさく勧めてきたのは「選択肢を増やすため」であったとようやく分かったといいます。

今自分にできること

どの学歴を選択するかは人それぞれですし、高卒・大卒のどちらにも良さがあると思います。
しかし、A子のように卒業後に「こうしておけば良かった」という思いに直面する方もいるでしょう。
この時、A子はその後悔を糧にして、「過去の選択を悔やむより、今の自分にできることを増やそう」と考えを変えました。
まずは高卒、もしくは短大卒を条件にしている求人に絞り、同時に自らの実力を磨き上げることに集中したのです。そして現在はWebデザイン関係の資格を取得したり、クラウドソーシングサイトを活用して実績を作ったりして、自分の道を拓く方法を模索しています。

上手くいかない時に気落ちすることも時々あるようですが、「私はありのままで勝負しよう!」と意気込むA子は輝いています!

【体験者:40代・パート女性、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。

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