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彼「昇進した!」→新しいスーツから"別の会社の名札"が...問い詰めて知った「嘘」とは

  • 2026.1.12
ハウコレ

「実は、昇進が決まったんだ」 大好きな彼の成功を、私は自分のことのように喜びました。けれど、その喜びは一瞬にして凍りつくことになります。

クリーニングに出そうとした新しいスーツのポケットから、「見知らぬ会社の名札」が出てきたのです...。

嬉しい報告と新しいスーツ

彼から連絡があったのは、いつもと変わらない平日の夜でした。「実は、昇進が決まったんだ」という言葉に、思わず声を上げて喜んだことを覚えています。

付き合って3年、仕事に真摯に向き合う彼の姿を間近で見てきただけに、この報告は本当に嬉しいものでした。

「新しいポジションになるから、スーツも新調しないとな」と彼は少し照れくさそうに言いました。週末、一緒にスーツを選びに行くことになり、私も彼の門出を祝う気持ちで、ネクタイやシャツ選びを手伝いました。試着室から出てくる彼の凛々しい姿を見て、改めて誇らしい気持ちになったのです。

名札に残されていた別の会社名

それから2週間ほどが経ったある日、彼が新調したスーツをクリーニングに出すことになりました。ポケットの中を確認していると、小さなプラスチック製の名札が出てきたのです。何気なく手に取ったその名札には、彼の名前とともに、見覚えのない会社名が印字されていました。

「スーツ店の手違いかな?」一瞬そう思いましたが、名前は間違いなく彼のものでした。胸の奥に、ざわりとした冷たい違和感が広がっていきます。疑いたくないけれど、この名札は何なのか。私は震える手でその名札を握りしめ、彼が帰るのを待ちました。

言葉にできなかった本当のこと

その日の夜、彼に名札のことを尋ねると、一瞬だけ言葉に詰まる様子が見えました。そして静かに口を開いた彼は、「実は、転職したんだ」と打ち明けたのです。昇進ではなく、別の会社への転職。

新調したスーツは、新しい職場で働き始めるためのものだったのです。 なぜ嘘をついたのか。問い詰める私に、彼はぽつりぽつりと話し始めました。「転職を繰り返すのは良くないと思われるのが怖かった」「心配させたくなかった」「でも、言い出すタイミングを逃して...」。

 格好悪い自分を見せたくなかったという、彼のあまりに幼く、不器用な葛藤が伝わってきました。

そして...

その日、私たちは遅くまで話し合いました。彼は転職を決めた経緯や、新しい職場での目標について、今度は正直に話してくれました。昇進と嘘をつくほど、私にどう思われるかを気にしていたこと。でも結局、嘘は信頼を傷つけてしまうのだということ。お互いに思っていることを、ゆっくりと言葉にしていきました。

「これからは何でも話す」と約束してくれた彼の言葉を、今度は信じてみようと思いました。完璧な関係などないし、人は時に間違えるものです。大切なのは、そこからどう向き合っていくか。新しいスーツに袖を通した彼の横顔を見ながら、もう一度、ゆっくりと信頼を築いていこうと心に決めたのです。

(20代女性・事務員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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