1. トップ
  2. 恋愛
  3. 彼「俺、サプライズ苦手なんだよね」→当日まさかの“別の予定”が発覚…私の一言で全部ひっくり返った話

彼「俺、サプライズ苦手なんだよね」→当日まさかの“別の予定”が発覚…私の一言で全部ひっくり返った話

  • 2026.1.11
ハウコレ

交際してから初めて迎えた、私の誕生日。「今日は連れて行きたい店があるんだ」という彼の言葉に、胸を躍らせていました。ところが連れて行かれた先で待っていたのは、思いもよらない光景。そしてその後、見知らぬ人たちが見せてくれた優しさに、私は涙が止まらなくなったのです。

「連れて行きたい店がある」という彼の言葉

誕生日当日の朝、彼からメッセージが届きました。「今日、連れて行きたい店があるんだ。夜、迎えに行くから準備しといて」。普段はデートの計画にあまり積極的でない彼からの誘いに、私は素直に嬉しくなりました。

もしかしてサプライズを考えてくれているのかもしれない——そう期待しながら、私はいつもより丁寧にメイクをして、お気に入りのワンピースに袖を通しました。彼は以前「俺、サプライズとか苦手なんだよね」と言っていましたが、照れ隠しだろうと、あの時の私は信じていたのです。

店で待っていた"予想外の光景"

到着したのは、彼が「行きつけなんだ」と話していた居酒屋でした。店内に足を踏み入れると、そこには「Happy Birthday みなみちゃん!」という飾りつけ。カウンターの前にはケーキが置かれています。みなみちゃんとは、この店の看板店員として働く女性のことでした。

彼は私を連れたまま、迷いなくその輪の中へ。プレゼントの包みを彼女に差し出し、「誕生日おめでとう」と笑顔で言っています。私の誕生日と同じ日——それは偶然でしたが、彼は一度も私の誕生日に触れないまま、店員さんのお祝いに夢中になっていたのです。居場所のない気持ちで、私は静かにその場の端に座っていました。

彼の"軽すぎる一言"と、周囲の反応

このまま黙っていても何も変わらない。私は静かに店員さんへ声をかけました。「お誕生日おめでとうございます。実は私も、今日が誕生日なんです」。店員さんが「えっ、本当ですか!?」と目を丸くしたその時、彼が笑いながら口を開いたのです。

「あー、俺サプライズとか苦手だからさ。ついでに一緒にお祝いしたらいいかなーって」

その瞬間、店内の空気が凍りつきました。常連らしきお客さんたちが顔を見合わせ、店員さんは明らかに困惑した表情を浮かべています。「ついでって......」。誰かが小さく呟いた声が、妙に耳に残りました。

そして...

次の瞬間から、お店の人たちが動き出しました。店員さんの一人が「ケーキ買ってくる!」と飛び出していき、厨房からは「ステーキ焼くから待ってて!」という声が聞こえてきたのです。

驚く私の前に、見知らぬ女性のお客さんがそっと近づいてきました。「これ、本当はみなみちゃんに渡そうと思ってたんだけど……よかったら使って」。そう言って、可愛らしいポーチを手渡してくれたのです。私が戸惑っていると、「みなみちゃんにはまた来年買ってくるから大丈夫」と笑ってくれました。

店の端では、年配の常連さんが彼を呼び止め、「大事な彼女なんだから、ちゃんと祝ってあげなよ」と静かに諭している姿も見えました。彼はうつむいたまま、何度も頷いていたようです。

その夜、見知らぬ人たちが私のために歌ってくれた「Happy Birthday」は、今でも忘れられません。彼が用意できなかったものを、お店の人たちが代わりに届けてくれた——その温かさに、私は涙が止まりませんでした。

あれから私は、一人でもあのお店に通うようになりました。今では「いつもの席空いてるよ」と声をかけてもらえるほどの常連です。彼との関係はその後いろいろありましたが、あの夜出会った人たちとのつながりは、今も私の大切な宝物になっています。

(20代女性・看護師)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる