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【2026海外旅行トレンド】旅達人が注目する世界のホットスポット10

  • 2026.1.9
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世界中を飛び回る旅のプロたちが狙う、2026年の海外旅行先は? 旅のテーマとあわせてウィッシュリストを公開。アクセスしやすいアジアから、極地へ踏み入るアドベンチャークルーズまで、いつか行きたい旅先を心に留めて。

1.エクストリームなラグジュアリー冒険旅行へ―南極・サウジアラビア

by 坪田三千代/トラベルライター

南極

フランス流のラグジュアリー・エクスペディションを堪能できる「ポナン」のクルーズ客船。 Ponant

世界的なクルーズブームもあいまって、2026年、いよいよ注目を集めそうなのが南極への旅。目の前に広大な雪と氷の世界が広がり、白と青が織りなす絶景が待ち受ける南極は、まさに地球上の最後の秘境。極寒の地で命を紡ぐペンギンやアザラシ、クジラなどの野生生物を観察するのも興味深いし、さまざまな表情を見せる氷の美しさにも魅せられます。これまで二度の南極旅行を体験したけれど、時空を超えるかのような別世界感は、これぞエクストリームな旅!だと実感。

クルーズ客船で行く南極旅行も、年々ラグジュアリーかつ快適に。南極に旅行で行けるのは、南半球が春夏の時季。2026〜27年に南極を訪問するクルーズ客船は、ポナン社の「ル ボレアル」や「ル リリアル」、シルバーシー社の「シルバー クラウド」やフッティルーテン社の「フリチョフ ナンセン」など。いずれもラグジュアリーな居住性を備える客船で、一生の思い出に残る快適な旅ができることうけ合いです。南極へのクルーズ旅は、1年以上前から予約するゲストも多く、早く予約するほどお得になることもあるので、気になっているなら早めに考えてみては。

サウジアラビアリヤド・ジェッダ・アルウラ

2023年、壮大な砂漠が広がるアルウラにオープンした「シックスセンシズ サザンデューンズ ザ レッドシー」。 Six Senses Southern Dunes, The Red Sea

近年、中東エリアはどんどん観光地として発展中。今年ぜひ訪れてみたいのは、サウジアラビア。以前は、イスラム教以外の外国人は基本的に観光入国ができなかったほぼ鎖国状態のような国だったが、2019年に、国の政策が転換して観光での入国も解禁されました。

世界遺産に登録されているジェッダの旧市街の建物やスークも面白そうだし、アルウラの砂漠にある古代遺跡や巨大な岩山もフォトジェニック。リヤドでは博物館にも立ち寄りたいし、超高層ビルが立ち並ぶ中心部で、アラブ世界の熱気にも触れてみたい。

自然と融合した先進的なラグジュアリーリゾートも急増中。紅海の無人島に築かれた「シェバラ リゾート」は、空と海とつながる完全オフグリッドの未来型ラグジュアリーリゾート。美しき砂漠アルウラにある「シックスセンシズ サザンデューンズ ザ レッドシー」は、異世界に迷いこんだかのよう。アマンのシスターブランド「ジャヌ アルウラ」のオープンも待ち遠しい。

2.罪悪感なき快適サステナ旅―バリ島・パラオ

by 寺田直子/トラベルジャーナリスト

インドネシアバリ島

バリ島のジャングルにたたずむウェルネスリゾート「ブアハン バンヤンツリー エスケープ」。 Buahan, a Banyan Tree Escape

アマンからロスメン(激安民泊)、近未来デザイン系まで30年近くバリ島リゾートの変遷を見てきました。最近、突出して面白いのがサステナブルな宿。意識高い欧米人オーナーによる個性派が増えています。そのひとつがSLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド)加盟の「デサ ヘイ」。持続性ある空間、自然や地域貢献などに取り組む宿としてSLHの“Considerate Collection(思いやりのあるコレクション)”にも選ばれています。

もうひとつはアジアンリゾートの先駆者、バンヤンツリーのさらなる持続可能性と快適なリゾートの最適解を求めた「ブアハン バンヤンツリー エスケープ」をチョイス。ここはなんと“No Walls, No Doors”。このふたつをホッピング、最新サステナラグジュアリーを熱帯グリーンとの一体感と共に心身で受け止めてみたいと思っています。

パラオ

5つ星ホテル級のサービスと設備を備え、パラオの美しい自然をめぐるクルーズ船「フォーシーズンズ エクスプローラー、パラオ」。 Four Seasons Explorer, Palau

手つかずの大自然と圧巻の透明度のペパーミントブルーの海。リゾートデスティネーションとして高いポテンシャルをもつ南国の楽園、パラオ。昨年10月にユナイテッド航空が成田から直行便を就航。わずか5時間ほどで行けるようになりにわかに注目。また、稀有な自然環境と島独特の文化を守るため「パラオ プレッジ(Palau Pledge)」という世界初となる独自の環境保護誓約が入国時、すべての人に義務付けられています。つまり、パラオで出会う旅行者はみんなサステナ実践者ということ。この連帯感は貴重です。

長らく上質なリゾートの登場が待ち望まれていたパラオですが、2023年からラグジュアリーホテルブランドのフォーシーズンズが「フォーシーズンズ エクスプローラー、パラオ」というクルーズ船を運航。ダイビングはもちろん、カルチャー体験などパラオを遊び尽くすアクティビティと快適なリゾートライフを洋上で満喫できます。

3.本来の自分へ還るウェルネス旅―ベトナム・スリランカ

by 小浜みゆ/トラベルライター

ベトナムダナン

“スパ・インクルーシブ”がうれしい「ティア ウェルネスリゾート」は、ウェルネスプログラムも充実。 TIA Wellness Resort

2025年に海外からの訪問者数が過去最高を記録するほど、今世界的に注目を集めているベトナム。特にビーチリゾートのダナンは世界水準のラグジュアリーホテルから手の届くリゾートまで、幅広い過ごし方ができるのが魅力。2025年10月には日本でもおなじみの「プリンスホテル ダナン」もオープンして、2026年はますます日本人に人気がでそうな予感!

スパ好きの私が、かねてから熱望しているものの、まだ宿泊できていないダナンのホテルが「ティア ウェルネスリゾート」。1泊につき2つのトリートメントを受けられるスパインクルーシブのリゾートで、毎日スパ三昧できる天国のようなホテルです。自分を癒やすことだけにフォーカスする――そんな旅も素敵。

スリランカベルワラ

本格的なアーユルヴェーダとジェフリー・バワ建築が魅力の「ヘリタンス アーユルヴェーダ マハゲダラ」 Heritance Ayurveda

心を軽やかにするようなデスティネーションで注目なのは、アーユルヴェーダやホロスコープの本場であるスリランカ。ピンクの水晶でできた「ローズクォーツマウンテン」をはじめとするパワースポットも豊富で、エネルギーをチャージする旅ができます。スリランカは一時、情勢が不安定になった時期もあったものの、落ち着きを取り戻しており、今は狙い目。十分に注意をすれば、渡航が可能です。

スリランカといえば“ジェフリー・バワ建築”も体験したい。バワ建築で、かつ本格的なアーユルヴェーダを体験できるいいとこ取りのリゾートが、コロンボから車で約1時間半のベルワラという海沿いの町にある「ヘリタンス アーユルヴェーダ マハゲダラ」。アーユルヴェーダに基づいた食事で身体の内側からととのえ、体質診断やトリートメントも。日常を手放し、時間をかけて自分自身と向き合いたい。

4.旧ソ連のリノベ&ラグジュアリーホテルを攻める―ジョージア・アゼルバイジャン

by 大石智子/トラベルライター

ジョージアトビリシ

インダストリアルデザインとモダンさが融合したユニークな「スタンバ ホテル」。 Stamba Hotel

2024年に行ったジョージアを再訪したい理由は、ユニークで手頃なホテルがそろっているから。象徴的なのが、首都トビリシの「スタンバ ホテル」です。1950年代の印刷所をリノベした空間が見応え満点で、コンクリート剥き出しの柱が格子状に伸びるアトリウムは必見。前回は「スタンバ ホテル」とその隣の「ルームス ホテル トビリシ」、山間部の「ルームス ホテル カズベギ」に泊まってすべて気に入りました。今年はソ連時代の電信局だった「ザ テレグラフ ホテル」と、豪商の邸宅だった「ザ ブルーフォックス ホテル」を試してみたい。

ジョージアはそういうホテルが1泊1〜4万円なので気楽。ナチュラルワインが充実のレストラン「ポリフォニア」も強く再訪希望です。そこで食べたラムをたっぷりのハーブと梅で煮込む料理“チャカプリ”が忘れられない!

アゼルバイジャンバクー

ボザール様式の美しい外観が目を引く「フォーシーズンズ ホテル バクー」。 Four Seasons Hotel Baku

未踏の謎国、アゼルバイジャン。ジョージアの隣なので、今年セットで訪問予定です。首都バクーで泊まりたいのは「フォーシーズンズ ホテル バクー」。2012年に完成した建物だけれど、外観は19世紀の宮殿のよう。プールが美しくてハマムも豪華。アゼルバイジャンで最もラグジュアリーなホテルとされ、国内で唯一2ミシュランキーを獲得しています。同ホテル関連のSNS投稿を見ると、この国の富裕層も垣間見えて、そんな雰囲気も味わってみたい。

すぐ後ろは旧市街、目の前はカスピ海。周辺散歩に加え、ザハ・ハディッド作の「ヘイダル アリエフ センター」など、産油国らしい壮大な建築も楽しみ。絶対に食べたいのは、小さな餃子が入ったスープの“ドゥシュバラ”。

5.異国情緒あふれる食文化を求めて―ジェルバ島・インド

by 長谷川あや/ライター

チュニジアジェルバ島

白壁と青のコントラストが美しいジェルバ島の伝統的な建物。 Djerba / Aflo

「今年こそ、行くぞ!」と虎視眈々と狙っているのが、“地中海の楽園”とも称されるチュニジアのジェルバ島。世界中を飛び回っている旅好きの友人が、「人生最後の旅は、ジェルバ島と決めている」と豪語していましたっけ。地中海に浮かぶジェルバ島は面積514㎢。チュニジアきってのリゾート地として人気を集めています。青い空に映える真っ白な建物や、青い窓が印象的なアフリカ最古のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)「エル グリーバ シナゴーグ」、島の名物でもあるカラフルな陶器やモザイクタイルなど、どこを切り取っても絵になります。

食いしん坊の私にとって、旅の目的の大部分を占めるのが、その地ならではの「食」。タコ壺漁が盛んだというジェルバ島で、絶対に外せないのはタコのクスクス。地中海のいちじくで作る蒸留酒「ブッハ」も気になります。カラッとした空気のなか、ソーダ割でしゅわっといただきたいです! ジェルバ島にすっかりハマっている友人は、「どのレストランも外さない」と言っていましたが、「最初に行くなら……」とおすすめしてくれたのがこちらの2軒。ビーチ沿いで魚介類のグリルが食べられる「Uncle Ali's FISH restaurant」と、スークの中にあるカジュアルなレストラン「Restaurant de L'île」。どちらも気になります!

インドコチ(コーチン)

バックウォーターと呼ばれる水郷地帯ではリバークルーズも人気。 Kochi Backwaters / Aflo

南インド・ケララ州に位置する“水の都”コチ(コーチン)は、海洋貿易の拠点として栄えた歴史ある港町。「インド」「港町」というキーワードだけでお腹が空いてきます(笑)。香辛料たっぷりのインドならではの料理に加え、ポルトガル、アラビア、中国、オランダの影響を受けた独自の食文化も魅力。ぜひ食したいのはコチならではのココナッツミルクをたっぷり使ったカレー(とは現地では言わないようですが便宜上(笑))。「カイーズ・ホテル」のチキン・ビリヤニは地元の人に絶大な支持を得ています(ちなみに、「ホテル」といっても宿泊設備はありません。「レストラン」です)。街歩きの合間には、道端で売られるフレッシュなココナッツジュースでリフレッシュ。

「インド」というとちょっとハードルが高いようにも感じますが(笑)、大航海時代の面影を残す旧市街「フォート・コチ」には、16世紀の邸宅を改装したホテルや洗練されたカフェが点在。インド随一のおしゃれスポットとしても知られていて、初のインド旅行にこの地を選ぶ人も多いのだとか。何よりアーユルヴェーダに不可欠な薬草やハーブが豊富に育つコチはアーユルヴェーダの聖地とも言われていて、治療目的に長期滞在する人も。アーユルヴェーダの食事療法を学ぶために足を運ぶ人も多いのだそうです。まずは「ルル・インターナショナル・ショッピングモール」で体勢を整えるのがいいかもしれません。オイルや石鹸などのアーユルヴェーダグッズや調理器具、オーガニックのバスマティライスなど「お宝」がずらり。大きなフードコートもありますよ。

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