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「叱っちゃダメ!」子育てへのお説教が止まらない年配女性 → 近くにいた男性の一言に「助かった」

  • 2026.1.8

子どもを連れて公園に行くと、思いがけない人との出会いや小さなトラブルが起こることがあります。特に、まだ1歳の子どもを追いかけながら過ごす公園時間は、楽しいだけでなく、ちょっとした緊張感もつきものです。そんなある日、私は思わぬ長時間アドバイス攻撃に遭遇して……。

声をかけてきたおばさま

私が1歳の息子と公園で遊んでいたとき、突然子どもが靴を脱ぎ捨ててしまい、必死で履かせようとしていました。すると、通りすがりのおばさまが急に距離を詰めるように近づき、「あら~ママ困ってるのねぇ」と声をかけてきたのです。

最初は親切心なのかなと思ったものの、その直後からおばさまはまるでスイッチが入ったかのように、自分の子育て論を語り始めました。「こういうときは叱っちゃダメなのよ。子どもの心は繊細だからね~」「私が子育てしていたときは~」と、私が返事を挟む隙もないほどのマシンガントークが続きました。

しかも、私が明らかに靴を持ったまま困っているのに、身振り手振りで話し続け、子どもがどんどん動いてしまうのにも一切気づきません。私は「ただ子どもに靴を履かせたいだけなのに…」という気持ちを押し殺し「ありがとうございます」とだけ告げてその場を離れました。

おばさまとの再会

数日後、また同じ公園で遊んでいると、おばさまがこちらに気づくや否や手を振りながらやってきました。そして聞いてもいないのに「今日は寒いからその服じゃあ風邪引くよ」「もっと身体を動かす遊びを取り入れた方が発達には良いのよ~」「幼児期の学習はね~」と、まるで講座の講師のような勢いで次々と言葉があふれ出てきました。

私は相槌を打ちながら子どもの様子を気にしていましたが、おばさまは話を切り上げる気配を見せません。子どもの方に行こうとすれば、おばさまも一緒に近づいてきます。「早く終わってくれないかな……」と思っていたそのとき、子どもの泣き声が公園に響き渡りました。

思わぬ救世主

慌てて駆け寄ろうとした瞬間、近くのベンチから立ち上がった男性が私よりも早く子どもに手を差し伸べてくれました。そして、駆け寄った私と後ろから付いてくるおばさまに向かって、ゆっくり落ち着いた口調でこう言ったのです。

「少し話の内容が聞こえてしまったのですが……アドバイスって求められたときだけでいいと思いますよ」静かだけれどはっきりとした言葉でした。その一言を聞き、おばさまは驚いた表情のまま固まり「そうね」とだけ言って小さく背中を丸めて立ち去っていきました。

救われた気持ち

私は子どもを抱き上げながら男性に深く頭を下げ「ありがとうございます。本当に助かりました」とお礼を伝えました。胸の奥に溜まっていたモヤモヤが、スッとほどけていくような感覚がありました。

その日以降、公園でおばさまと顔を合わせることは一度もありませんでした。あの男性の一言は、ただ助けてもらえたというだけでなく、母親として気持ちをわかってもらえたという安心感を残してくれました。おかげで私と子どもは、自分たちのペースでゆっくり公園で遊べるようになりました。

【体験者:20代・女性看護師、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:saya.I
総合病院で看護師として勤務を通して、介護や看護の問題、家族の問題に直面。その経験を生かして現在は、ライターとして活動。医療や育児のテーマを得意とし、看護師時代の経験や同世代の女性に取材した内容をもとに精力的に執筆を行う。

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