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相手を褒めたつもりが──父「口にする前に考えなさい」犯してしまった『大失態』に「申し訳ない」

  • 2026.1.6

筆者が父と2人で知り合いのお宅を訪れたときのことです。久しぶりに会った相手を褒めるつもりで口にしたひと言が、思わぬ後悔を招くことになりました。しかしその出来事は、大切な学びとなりました。

画像: 相手を褒めたつもりが──父「口にする前に考えなさい」犯してしまった『大失態』に「申し訳ない」

軽い気持ちで口にしたひと言

父と一緒に知り合いのお宅を訪れたときのことです。
当時の私は、体型について深く悩みを抱えており、細い体型への憧れが強かったため、痩せている人を見ると、つい羨ましく思っていました。そのときも、訪問先の方がスリムな体型だったため、深く考えることもなく「細くて羨ましいです」と軽い気持ちで言ってしまいました。

返ってきた言葉に凍りつく

私の言葉に、その方は一瞬だけ困ったように笑い、静かに答えました。
「実は、病気をして体重が落ちてしまって……」
私のひと言は、相手にとって喜びではなく、むしろ触れられたくない部分だったのです。

「痩せている=褒め言葉」と一方的に決めつけて、相手の背景に思いを馳せられなかった自分の浅はかさに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私はただ、曖昧にうなずきながら早く時間が過ぎることだけを願っていました。

帰り道、父に叱られた私

帰りの車に乗り込むやいなや、父は低い声で言いました。
「容姿に関することは、相手の事情がわからないうちは絶対に言ってはいけない」
その言葉の重さが心に深く刺さり、私は何も言い返せずにうつむくばかりでした。
「お前は相手を傷つけるつもりじゃなかったかもしれん。でも、そういう問題じゃない。口にする前に、ひと言の重さを考えなさい」

“容姿には触れない”という教訓

あの日から、私は容姿について軽々しく口にするのをやめました。容姿は相手の事情が見えにくく、決して気安く触れてはいけないと心に刻んだからです。それは、自分が安易に「良い」と判断したことであっても、相手の抱える背景を想像することの重要性を学ぶ経験となりました。

それ以来、誰かと比べるより、自分の身体にも感謝しながら過ごすようになりました。そして、何よりも他者の背景に思いを馳せることを大切にしています。
あのとき父に叱られた経験は、今の私を成長させてくれた大切な出来事だったと感じています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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