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アプローチの苦手克服法を女子プロがレッスン!手首の固めすぎに注意

  • 2025.12.30

絶対に寄せたい状況、高く上げたりスピン量を増やしたり自由自在に打ち分けられたら、アプローチはもっと寄る!

寄せ技を増やすためのヒントをツアープロがレッスン!

手首にはある程度のゆとりが必要!

アプローチが苦手だった私が気づいたヒントをご紹介します。ダフりやトップは、手首の使いすぎが原因といわれますが、手首を固めすぎるのも逆効果。ゆとりをもたせて、クラブの動きに合わせて自然に動かしたほうが正確にインパクトできます。

ピッチ&ランのようなシンプルなアプローチでしたら、コックを少しだけ使ってバックスイング。すると、ヘッドの重みが感じられますが、重みを感じると体でクラブを振りやすくなります。ダウンスイングからインパクトにかけては、手元をやや先行させてハンドファーストでヒットしますが、このときも手首を固めずナチュラルに動かす。ヘッドはクラブの構造上、ターンしたがっていますから、その動きに逆らわずフォローに向けて手首を返していくと、スムーズに振れてきちんとミートできるようになりますよ。

手首をナチュラルに使うにはグリップをきつく握らないことも重要。コックを軽く入れてバックスイングし、体よりもヘッドを先行させるとヘッドの重みが感じられる。その重みが移動していくのに合わせて体を回していく。

ダウンスイングもヘッドの重みを感じながら振り下ろす。無理矢理ハンドファーストの形を作ろうとするよりも、フォローに向かって手首をリリース&ターンさせたほうがミートできる。

手首を固めすぎるとインパクトで手元が前に出すぎたり(左)、止まってしまい(右)、ヘッドを構えた位置に戻せなくなる。

いかがでしたか? このレッスンを参考に練習してみましょう。

宮田成華
●みやた・なるは/1997年生まれ、東京都出身。165㎝。19年は、ステップアップツアーの日台交流うどん県レディースで優勝争いを演じて2位タイでフィニッシュ。プロテストにも合格し、今年はステップアップツアーでの優勝が目標。スリーボンド所属。

構成=小山俊正、野中真一
写真=中野義昌、高橋淳司

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