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「失礼ですが…私の席です!」新幹線の指定席に杖を持った女性が。え…?一言の残し居座り続け…私の決断は

  • 2025.12.26

2025年、家族でたくさんお出かけした一年だったという方も多いのではないでしょうか。車や電車、バスに新幹線など便利な乗り物は子育ての強い味方ですが、その分、思わぬハプニングが起こることも……。編集部には、乗り物にまつわる衝撃の体験談が数多く寄せられました。
そこで今回は、その中から印象的な乗り物エピソードをご紹介します。帰省や旅行など家族で乗り物を利用する機会も多いかと思います。ぜひ参考にしてくださいね。

新幹線の指定席に先客!?→移動するよう声をかけると拒否され困惑…!

子どもが3歳のとき新幹線で実家に帰省することにしました。子ども連れなので、指定席を予約し準備万全。乗車して指定された席に向かうと、そこには杖を持った70代くらいの女性がすでに座っていたのです。

「すみません、私たちが予約した席なのですが……」と私が声をかけると、その女性は「ああ、もう座っちゃったから。あなたたち、どこでもいいでしょ? 席はたくさん空いているじゃない。足が悪いから歩きたくないのよ」と軽くあしらわれてしまいました。

まさかの返答に驚きましたが、周囲の人はチラチラとこちらを見てくるし、子どもは抱っこから降りたがってぐずるしで、私はプチパニック。車掌さんを呼ぼうか迷いましたが、そこまでするのも気まずく、とりあえず空いていた近くの自由席に移動。でも「なんで私が移動しなきゃいけないの……」というモヤモヤが消えませんでした。

すると数分後、別の親子がやってきて「すみません、ここ、私たちの席です」と迷惑そうな表情で声をかけられた私。なんと私が自由席だと思い、座ってしまっていた席は指定席だったのです。私はその親子に丁寧に謝罪し、席を立ちましたが、自分たちの席にはまだ女性が座っていて……もうお手上げ状態。もう一度女性に声をかける勇気も出せなくて、困り果ててしまいました。

そのとき、車掌さんが通りかかって、事情を話すとすぐに別の空席を手配してくれて、その後は、トラブルなく無事に目的地まで座って過ごすことができました。あのときは「もういいや……」と我慢して終わったのですが、初めから駅員さんや車掌さんに相談すればよかったなと思いました。

著者:あい うえこ/30代・女性・会社員。女の子1人を育てるママ。時短勤務。
イラスト:miyuka

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

◇ ◇ ◇

きちんと席の予約をしていたにもかかわらず、すでに別の方が座っていたら、困惑してしまいますよね。言いにくい場面ではありますが、気づいたタイミングで車掌さんに相談し、対応してもらうようにすると良さそうです。

続いては、ベビーカーに娘さんを乗せて電車に乗った際のエピソードをご紹介します。 小言を言ってくる男性に遭遇してしまい……。

「騒ぐなら降りろ!」電車内で難癖をつけてくる男性→困惑していると助けてくれたのは…!?

娘が1歳だったころの出来事です。秋祭りに出かけるため、娘とベビーカーで電車に乗りました。その日は仕事終わりの夫と、祭り会場のある駅で落ち合う予定です。電車での移動は15分程度でしたが、周囲に迷惑をかけないよう端に寄り、おもちゃで娘をあやしたり、静かに声をかけたりしていました。

すると、近くに座っていた60代くらいの男性がこちらを見ながら、「騒ぐなら降りてくれ」とぼそっと言ったのです。周囲も祭りに向かう人が多くザワザワしており、娘も比較的ご機嫌でときどき声を出す程度。とはいえ、人を不快にさせてしまったことは事実なので、「すみません」と頭を下げました。

しかし、男性は、その後も娘が口を開くと小さい声でも「赤ん坊はうるさくてかなわん」「周りのことが考えられないのか」と、ネチネチと小言を言ってきます。私はいたたまれなくなり、もう一度謝ってその場所から移動しようとしたそのときです。

近くにいた制服姿の男子高校生グループのひとりが、「あの、正直あなたの声のほうが気になります。赤ちゃんは全然うるさくないですよ」と、男性に対してピシャリ。周りの高校生たちも「ほんとそれ」「赤ちゃんめっちゃいい子にしてるよな」と続けてくれます。私はびっくりしながらも、高校生たちに救われた気持ちになりました。すると、小言を言っていた男性はバツが悪そうに視線をそらし、車両を移っていきました。

私は男子高校生たちに「ありがとうございました」と伝えると、彼らは「いや、全然! 思ったことを言っただけなんで。気にしないでください!」とニコニコ。その後、私と娘は無事、目的の駅で降りて、夫と合流してお祭りを家族で楽しむことができました。

今回の出来事で、子連れを温かく見守ってくれる若い人がいると知りうれしくなりました。子どもを連れての外出はどうしても周囲に気を使って疲れてしまいがちだと思います。迷惑をかけたら謝るのはもちろんですが、理解してくれる人も必ずいると心に留めておくと外出も少し気持ちが楽になりました。見ず知らずの人に指摘をするのは勇気のいること。今回の男子高校生のように、堂々と相手に注意のできる大人にならなければと、身を引き締めた出来事でした。

著者:外村真由/30代・ライター。破天荒な2歳の娘に毎日ついていくのが精いっぱいのママ。普段激務の夫が早く帰って娘を寝かしつけてくれている間、ゆっくりお風呂に入る時間が何よりの癒し。

イラスト:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

◇ ◇ ◇

電車という閉鎖的な空間で、他人から小言や罵声を浴びせられると、恐怖を感じてしまうこともありますよね。特に今回は、娘さんが騒いでいたわけでもなかったとのことで、なおさら困惑してしまったことでしょう。そんな中、勇気を出して声をかけてくれた高校生たちのおかげで、大事に至らず、本当によかったですね。

最後にご紹介するのは、帰省中の新幹線車内で起きたエピソードです。まさかのトラブルに遭遇し、運行ストップ!?

新幹線がトラブルで1時間ストップ!→新幹線内にいた子どもたちも泣き出してしまい…!?

実家帰省で、新幹線に乗っていたときのことです。 目的地まであと少しというところで、まさかのトラブルで新幹線が1時間ストップ。2歳と4歳の娘を連れていた私は、オロオロしっぱなし。持ってきた絵本や塗り絵もあっという間に飽きてしまい、どう時間を過ごそうかと途方に暮れていました。

帰省シーズンということもあり、車内には小さな子連れの家族がたくさん。あちこちから子どもたちの声がして、 私たちの席の後ろの1歳前後の赤ちゃんが泣き出してしまいました。そんな中、4歳の娘がふと私を見て、「赤ちゃんにこれあげていい? 」 と新幹線に乗る前にゲームで取ったぬいぐるみを差し出してきたのです。私は「出しゃばってしまっても……」と一瞬迷いましたが、娘の気持ちが嬉しくて「ママはいいと思うよ。赤ちゃんのママにも聞いてみたら? 」と娘に伝えました。

すると娘は、ぬいぐるみを持って「これどーぞ」と赤ちゃんのママに声をかけました。すると赤ちゃんのママは「ありがとうね、大事なものじゃない? 」と優しく聞いてくれました。私が「もしよろしければ! どうぞ! 」と伝えると、赤ちゃんのママは優しい笑顔で会釈しぬいぐるみを受け取ってくれたのです。その瞬間、私も嬉しくなりました。

著者:佐藤りこ/40代女性・会社員/結婚10年目、2人の子どものママ。

イラスト:さくら

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

◇ ◇ ◇

帰省や旅行中のトラブルは、親にとっても子どもにとっても、どうしてもストレスを感じてしまいますよね。そんな中で、子どもの「これをしてあげたい」という純粋な気持ちが、思わぬ形で場の雰囲気をやわらげてくれることもあります。周囲の人のやさしさに感謝しながら、子どもの小さな思いやりの心を大切に育んでいきたいものですね。

いかがでしたか? 今回は、乗り物にまつわるエピソードをご紹介しました。帰省や旅行など、長距離移動の際に利用することが多い飛行機や新幹線は、長時間乗る分、ハプニングも起こりやすいもの。できる限りの事前準備をしつつ、もしものときには夫婦で協力しながら乗り越えていけるといいですね。

ベビーカレンダー編集部

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