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原作完結から約20年 “待望のアニメ化”を果たした『伝説漫画』→ファン「只事じゃない」「吃驚」相次ぐ歓喜の声

  • 2026.1.14

女子高生が男子生徒になりすまし、男子校に転入する――。そんなぶっとんだ設定で惹きつける平成を代表する学園ラブコメディ作品『花ざかりの君たちへ』が、なんとTVアニメ化された。本作は、原作漫画の完結からおよそ20年ぶりの復活となる。

そして、YOASOBIによるオープニングテーマ『アドレナ』の歌詞には、ORANGE RANGEによる2007年放送のドラマ版オープニングテーマ『イケナイ太陽』のオマージュと受け取れるフレーズが隠されていた。

※以下本文には放送内容が含まれます

原作完結から“約20年ぶり”のアニメ化

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

『花ざかりの君たちへ』は、中条比紗也先生による漫画を原作としており、『花とゆめ』(白泉社)にて1996年~2004年まで連載された。原作漫画は累計発行部数が1700万部を突破するほどの人気を誇り、2007年と2011年にはドラマ化されている。最初のドラマ化である2007年に放送された『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』のキャストには、堀北真希さん、小栗旬さん、生田斗真さんなど、豪華俳優陣が集結した。

変顔や全力のツッコミといったやりすぎなほど振り切ったコメディのほかにも、キュンとする恋愛模様や男同士の不器用な友情も描かれており、笑いあり涙ありのバランスが絶妙な本作。2000年代の学園ドラマ特有の勢いやバラエティ的な演出も、いま観返すと猛烈な懐かしさを覚える。平成の思い出の1ページを飾るような、まさにタイムカプセルのような作品だ。

1月4日より放送がスタートしたTVアニメの第1話で目を引くのは、原作漫画の雰囲気を残したキャラクターデザイン。主人公・芦屋瑞稀が佐野泉に「好きです。お友達になってください」と唐突に言い教室中がどよめくシーンからは、ドタバタな学園生活の幕開けを感じさせる。また、原作者・中条比紗也先生は2023年10月に亡くなっており、第1話のラストで彼女への追悼メッセージが映し出された。

原作完結から約20年ぶりにアニメ化された『花ざかりの君たちへ』についてSNSでは「20年くらい前のやつで吃驚」「冒頭から力入りすぎている」「只事じゃない」「平成すぎる」「脱帽」との声があがった。

主題歌にこめられたドラマ版と『イケナイ太陽』への“リスペクト”

TVアニメ『花ざかりの君たちへ』のオープニングテーマとエンディングテーマの両方を担当するのは、これまでアニメ主題歌を何度も手がけてきたYOASOBIだ。第1話ではオープニングテーマである『アドレナ』がさっそく流れ、アップテンポな曲調が物語のフレッシュな勢いを後押し。オープニング映像の最後には「シーッ」と口に人差し指を添える瑞稀の姿が描かれており、じつは女子であることを隠しながら学園生活を送る彼女を表現した。

加えて、『アドレナ』の歌詞のなかには「ABCの最初にもイケナイ」というフレーズが。2007年放送のドラマ版にて主題歌を担当したORANGE RANGE『イケナイ太陽』の歌詞のなかにも、「ABC 続かない そんなんじゃ ダメじゃない」「オレは イケナイ太陽」という印象的なフレーズがあり、そのオマージュと受け取れるのだ。

XにてORANGE RANGEの公式アカウントは、『アドレナ』の歌詞の画像とともに以下のように投稿している。

YOASOBIの新曲が、めちゃくちゃイケてると噂です
出典:ORANGE RANGE 公式Xアカウント

『アドレナ』は、ドラマ版『花ざかりの君たちへ』と、主題歌を務めたORANGE RANGEへの“リスペクト”がこめられているのだ。

数々のヒット曲を生み出し令和を代表するアーティストとなったYOASOBIと、平成を思い起こさせる『花ざかりの君たちへ』と『イケナイ太陽』。アニメがきっかけで生まれた、“新しさ”と“懐かしさ”が共存する時代を超えたコラボレーションが、ここに実現した。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari