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「制作費ケタ違いのクオリティ」「NHKにしかできないわ…」“破格の完成度”に騒然…「全国民が観るべき」と称される傑作ドラマ

  • 2026.1.19

ドラマや映画の中には、観る者を驚嘆させるほど緻密に作り込まれた作品があります。今回はそんな中から名作ドラマを5本セレクトしました。
本記事ではその第1弾として、ドラマ『火星の女王』(NHK総合/BSP4K)をご紹介します。思惑と葛藤を描いたドラマです!!

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

『火星の女王』あらすじ

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MUSIC AWARDS JAPAN 2025に出席した菅田将暉(C)SANKEI
  •  作品名(放送局):ドラマ『火星の女王』NHK総合/BSP4K
  •  放送期間:2025年12月13日~12月27日

火星で生まれ育ち、視覚に障害を持つリリ(スリ・リン)は、ISDA(惑星間宇宙開発機構)の職員である恋人の白石アオト(菅田将暉)と、ISDA日本支局長である母親のタキマ(宮沢りえ)が住む地球への移住を楽しみにしていました。彼女は地球への帰還訓練を6年かけて合格し、地球へ向かう宇宙船に乗るため衛星フォボスへ向かう「ネメシス5」への搭乗を目前に控えていました。しかし、まさにその直前、リリは何者かに拉致されてしまいます。

一方、生物学者のリキ・カワナベ(吉岡秀隆)は、火星の地底湖で「スピラミン」という結晶構造を変える性質を持つ謎の物質を発見します。このスピラミンは光速を超えて情報を伝達する可能性を秘めており、火星に新たな希望をもたらすものと考えられました。カワナベの所属するホエール社CEOは、この発見を大々的に発表し、ISDAの力を借りずに研究を進めることを宣言します。

物語は人類が火星へ移住してからの未来、そして地球と火星それぞれの葛藤をフューチャーしながら描いたヒューマンドラマ。

壮大な世界観とリアリティ!!※ネタバレ注意

舞台は100年後の2125年。地球と火星の壮大なスケールで描かれる作品です。酸素がなく放射線が降り注ぐ最低気温マイナス140℃の「死の大地」火星の描写や、多様な言語が飛び交う字幕ベースの映像など、こだわりを感じる世界観が特徴です。ロケ、セット、CGなどの境界線が曖昧になるほどの、近未来的な映像表現も大きな見どころです。

本作は豪華キャストであることも話題になっていました。スリ・リンさん、菅田将暉さんのほか、吉岡秀隆さん、宮沢りえさん、シム・ウンギョンさん、岸井ゆきのさん、菅原小春さん、宮沢氷魚さん、松尾スズキさんなどが出演しています。多国籍なキャストが多言語で会話する様子は、近未来の世界観をリアルに表現しており、字幕を通してまるでハリウッド映画を鑑賞しているかのように、物語に没頭できます。

宇宙規模のSFドラマであると同時に、「人がどう生きるか」という普遍的な問いを投げかけるヒューマンドラマでもあります。火星で生まれ育った視覚障害を持つリリの個人的な旅が、社会の大きな物語とどのように交差していくのか、また「見えない世界をどう感じ、どうつながるか」というテーマが軸となり、NHK最高傑作のSFドラマとなっています。また、自分らしくいられる場所はどこなのか?と私たちに置き換えて視聴してはどうでしょうか。

局をあげての一大プロジェクト…制作者・豪華キャストで創り上げたSFドラマ

本作は、直木賞作家の小川哲さんが2025年に出版した長編小説『火星の女王』(早川書房)を原作としたドラマ作品です。100周年記念プロジェクトに際し、NHKの本ドラマプロジェクトチームから直々に打診をうけ、執筆されたのだそうです。ドラマ化を前提としたプロジェクトでありながらも、映像化を意識せず小川さんの作り出す独創性の高い世界観が投影された一作となっております。

そしてその世界を見事に映像表現に落とし込んだ今作。評価も高く、「日本のドラマでもこんなドラマが作れるんだ」「キャストが豪華すぎる」「全国民が観るべき」など本作の素晴らしさを称賛する声が、今なおあがっています。

また、「制作費ケタ違いのクオリティ」「NHKにしかできないわ…」などの声も見られ、NHKの本気が感じられる映像と音楽も本作の魅力です。SF作品でありながらも「人がどう生きるか」という静かな問いを投げかけるヒューマンドラマとして、視聴後には深い余韻が残るのではないでしょうか。

坂東祐大さんとyuma yamaguchiさんが手がける近未来の世界観を体現したBGMは物語の羅針盤のような役割を果たし、主題歌『記憶と引力』を担当する君島大空さんの歌声もドラマの魅力を側面から彩り、視聴者を惹きつけました。

SFの世界とは言え、本当にこのような未来が来るかもと、思わせるほどリアリティを追求したドラマです。ハリウッド映画を彷彿させ、一度視聴するだけでも絶対に忘れられない描写に必ず引き込まれるでしょう。


※執筆時点の情報です