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「流石NHK」「よくぞ放送した」NHKだから実現した“並外れた完成度”…今なお“高評価が絶えない”『至高ドラマ』

  • 2026.1.19

徹底した時代考証や妥協のない映像美、そして重厚な脚本によって紡がれるNHKドラマ。密度の濃い演出や、実力派俳優たちの競演は、これまでも多くの視聴者を魅了し、深い感動を届けてきました。今回は、そんな“高い完成度を誇るNHKドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2022年放送のドラマ『恋せぬふたり』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“高い完成度を誇るNHKドラマ”『恋せぬふたり』

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映画『ケイコ 目を澄ませて』先行特別上映会に出席した岸井ゆきの(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『恋せぬふたり』(NHK総合)
  • 放送期間:2022年1月10日~3月21日

あらすじ

これまでに1度も他人に恋をしたことがなく、恋愛や性愛の概念に戸惑いを感じてきた兒玉咲子(岸井ゆきの)は、自分と同じように他者へ恋愛感情を抱かない高橋羽(高橋一生)という男性と出会います。

お互いの価値観に共感した咲子と高橋は、恋人でも夫婦でもない、新たな形の家族を目指して2人での同居生活を始めることを決意しました。しかし、恋愛を当たり前とする周囲の親や上司、近隣住民たちの間には、彼らの選択が大きな波紋を広げていくことになります。性愛も恋愛も介さない、全く新しいパートナーシップの行方はどこへ向かうのでしょうか―。

ドラマ『恋せぬふたり』の見どころ ※ネタバレあり

NHKドラマ『恋せぬふたり』は、他者に恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれない“アロマンティック・アセクシュアル”というテーマを正面から描き、既存のドラマの枠組みを鮮やかに塗り替えた意欲作です。恋愛至上主義が根強い社会において、自分の居場所を模索する主人公たちの葛藤や心の機微を、妥協を許さない緻密な脚本と演出で丁寧に描いたストーリーは、NHKならではの鋭い視点を感じさせます。SNSでは、今なお「流石NHK」「噂に違わぬ傑作」といった称賛の声が寄せられているように、映像美からテーマの掘り下げ方に至るまで、一切の妥協を感じさせない重厚な完成度が、多くの視聴者の信頼と高い評価を獲得しているようです。

また、本作が描く物語は特定の属性を持つ人々への理解を促すだけでなく、社会が求める“普通”という枠組みに息苦しさを感じるすべての人々の心に、救いと共感をもたらしています。自分たちなりの家族のカタチや幸せの定義を必死に守り抜こうとする主人公たちの姿は、視聴者自身の価値観をも優しく問い直す説得力がありました。SNSでは「名作すぎて毎話ボロ泣き」「共感できる部分が多い」「よくぞ放送した」「NHKだからできた」といった声も寄せられており、登場人物たちの心の痛みが自分事として伝わってくるリアリティと、孤独を肯定してくれる温かな物語の力に、激しく感情を揺さぶられる人が相次いでいるようです。

自然体な演技で視聴者を魅了した岸井ゆきのの好演

恋愛を前提とした社会の当たり前に違和感を抱く人々の姿を丁寧に描き、多くの視聴者に深い気づきを与えたドラマ『恋せぬふたり』。本作において、他者に恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれない主人公・兒玉咲子を演じたのが岸井ゆきのさんです。岸井さんが本作で挑んだのは、普遍的な恋愛に息苦しさを感じ、自分らしい生き方を模索していくという難しい役柄。言葉にできない孤独や、同じ価値観を持つ高橋羽と出会った際の静かな安堵感を自然体な佇まいで表現し、観る者に強い共感と深い感銘を与えました。

そんな難役に真っ向から向き合った岸井さんの演技は、放送中から多くのファンによって絶賛されました。心の揺れ動きを瞳や指先の動きひとつで伝える繊細な表現に対し、SNSでは「本当に演技が上手い」「良い俳優だ」と圧倒される声が上がっています。また、その凛とした存在感に「立ち姿も美しい」と目を奪われる視聴者も見られました。飾らない自然体な雰囲気のなかに、自分を貫こうとする芯の強さを共存させた岸井さんの好演が、作品のテーマである“多様な幸せのカタチ”をより鮮明に、そして温かく際立たせています。

ドラマ『恋せぬふたり』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“恋愛感情を抱かない2人が紡ぐ新しい家族のカタチ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です