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「NHKなら期待しかない」伝説作の“再始動”に話題騒然…放送前から期待高まる【注目ドラマ】

  • 2026.1.31

ドラマや映画の中には、放送前から大きな注目を集める作品があります。今回は、そんな中から"2026年注目のNHK作品"を5本セレクトしました。本記事ではその第1弾として、スペシャル時代劇 『眠狂四郎』(NHK総合)をご紹介します。剣と権力、信仰と宿命が絡み合う中で描かれる、孤高の剣客の戦いとは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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  • 作品名(放送局):スペシャル時代劇 『眠狂四郎』(NHK総合)
  • 放送日:2026年3月下旬を予定
  • 出演:長谷川博己(眠狂四郎 役)

将軍・徳川家斉のもと、老中・水野忠成と水野忠邦が権力争いを繰り広げる文政の世。名刀・無想正宗を携えた浪人・眠狂四郎(長谷川博己)は、忠邦の側近・武部仙十郎から密命を受け、忠邦を狙う刺客を斬り捨てますが、その首にはロザリオがかけられていました。

後日、狂四郎は刺客の妹・茅場静香に形見のロザリオを渡し、兄を斬った事実を告げます。熱心な信徒である静香は仲間の身を案じ、隠れキリシタンを束ねる豪商・備前屋に助けを求めました。備前屋は信徒を守るため、狂四郎暗殺に武士たちを差し向けます。

一方、忠邦の失脚を狙う忠成派の大目付・松平主水正も、腹心の剣豪・戸田隼人に狂四郎を討つよう命令。思惑が交錯する中、敵味方入り乱れた戦いが幕を開けるのでした――。

名作再始動――令和に蘇る眠狂四郎

本作は、日本を代表する作家の故・柴田錬三郎さんが生み出した豪剣小説の金字塔を原作としています。NHKと時代劇の名門・東映京都撮影所がタッグを組み、故・鶴田浩二さん、故・市川雷蔵さん、故・田村正和さん、片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)さんら名だたる名優たちが演じてきた名作に、最新の映像技術を重ねた、令和版『眠狂四郎』が誕生しました。

放送は2026年3月下旬を予定しており、NHK総合のスペシャル時代劇として届けられます。主演を務めるのは長谷川博己さんで、大河ドラマ『麒麟がくる』以来、実に6年ぶりとなるNHKドラマの主演作です。

脚本を手がけるのは、映画『任侠学園』『ケイコ 目を澄ませて』やドラマ『インフォーマ』『CODE ー願いの代償ー』などで知られる酒井雅秋さん。酒井さんは「名作揃いの旧作をなぞるだけなら意味がない」と葛藤しながらも、「このチームでしか創れない眠狂四郎が必ずある」と信じ、今の時代に描く意義を問い直す脚本を書き上げた旨を、2026年1月16日に公開されたNHKによる制作決定についてのお知らせ内でコメントしています。

長谷川博己さん自身も、昭和の名優たちが築いてきた眠狂四郎像を前に、「新しくするのか、守るのか」という葛藤を抱えながら役と向き合ったとか。様々な想いを込めて「円月殺法で振り切った」と語るその姿は、名刀・無想正宗を手に江戸の闇を独り歩む眠狂四郎の佇まいと重なり、私たちが待ち望んでいた「究極のダークヒーロー」の誕生を予感させます。

必殺剣に託された孤独な宿命

本作でまず注目したいのは、狂四郎の代名詞ともいえる必殺剣「円月殺法」です。刀で円を描くような優雅な予備動作から、一瞬で相手を斬り伏せる太刀筋。その所作は美しさと残酷さをあわせ持ち、強烈な印象を残します。長谷川さんが、ニヒルな表情を浮かべながら披露する剣さばきは、視聴者を一気に物語の世界へ引き込んでしまうに違いありません。

もう一つの大きな見どころは、単なる勧善懲悪にとどまらない人間ドラマです。狂四郎は、その身に「出生の秘密」と「呪われた過去」という過酷な宿命を背負っています。その象徴でもある青い瞳に宿る怒りや哀しみ、そして誰とも群れない孤高の生き方は、先の見えない時代を生きる私たちの心にも響くはずです。自分は何者なのか、何のために刀を抜くのか――そんな普遍的な問いが、幕末前夜の激動の時代とともに描かれています。

積み重ねた代表作が導く伝説の時代劇『眠狂四郎』

長谷川博己さんは、役ごとにまったく異なる表情を見せる、カメレオン俳優の代表格です。その名を広く知らしめたのが、2016年公開の映画『シン・ゴジラ』。巨大不明生物ゴジラの出現に立ち向かう内閣官房副長官・矢口蘭堂を熱演し、第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど高い評価を受けました。

さらに、近年の主演ドラマ『アンチヒーロー』では、証拠が揃っていても無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士を演じ、正義のあり方を問いかけました。

そんな長谷川博己さんとNHKの縁は深く、これまで数々の作品で印象的な役柄を演じてきました。中でも強く記憶に残るのが、2020年放送の大河ドラマ『麒麟がくる』です。主人公・明智光秀として約1年半もの撮影に臨み、コロナ禍による中断という困難を乗り越えながら、平和を願う新しい光秀像を演じ切りました。クランクアップの際に語った「光秀の人生をガッチリ生きた感じがする」という言葉からも、役に真摯に向き合う姿勢が伝わってきます。

また、連続テレビ小説『まんぷく』では、安藤サクラさん演じるヒロイン・福子の夫、萬平役を好演しました。発明家としてのまっすぐな純粋さと、ふと垣間見せる頼りなさが支持を集め、「#ハセヒロイン」というハッシュタグを生むほどの人気に。

他にも、『夏目漱石の妻』での気難しくも知性あふれる漱石役や、社会現象となった『セカンドバージン』での17歳年下のキャリア官僚役など、NHKのドラマ史に欠かせない実力派俳優です。

「期待しかない」高まる名作誕生の予感

今回の制作発表を受け、SNSには期待の声が次々と寄せられています。「嬉しくて泣いた」という率直な反応に加え、「幸せすぎる!」と、そのキャスティングに歓喜する声も少なくありません。

なかでも印象的なのが、往年のファンからの反響です。「NHKなら期待しかない」といったコメントからは、世代を超えて愛される名作の復活を喜ぶ様子が伝わってきます。

大河ドラマの主演という大きな経験を経て、俳優としてさらに円熟味を増した長谷川博己さん。伝統への敬意と令和の感性が融合した、スペシャル時代劇『眠狂四郎』への期待は高まるばかりです!


※記事は執筆時点の情報です