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「9回目に突入」「やっと4回目」“驚異のリピーター”が相次いだワケ…「これは本当に傑作」絶大な支持を得る『至高映画』

  • 2026.1.27

日本映画の最高峰を競い合う栄誉ある祭典「日本アカデミー賞」。2026年で第49回を迎える今回も、圧倒的な映像美や心揺さぶる演技で観客を虜にした珠玉の傑作たちが、優秀作品としてその名を刻みました。今回は、そんな“第49回日本アカデミー賞に輝いた観るべき名作”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2025年公開の映画『TOKYOタクシー』(松竹)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“第49回日本アカデミー賞に輝いた観るべき名作”映画『TOKYOタクシー』

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主演映画「PLAN 75」でブルーリボン賞の主演女優賞を受賞した倍賞千恵子(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『TOKYOタクシー』(松竹)
  • 公開日:2025年11月21日

あらすじ

2022年製作のフランス映画『パリタクシー』を原作とした映画作品。

タクシー運転手として日々休みなくハンドルを握る宇佐美浩二(木村拓哉)は、娘の入学金や住まいの更新料など、次々と押し寄せる金銭的な負担に頭を抱えていました。そんななか、宇佐美は85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)という女性を、東京の柴又から神奈川県の葉山にある施設まで送り届ける依頼を引き受けます。

車内では当初、お互いに無愛想な態度をとっていましたが、時間を共にするうちにすみれは少しずつ心を開いていきます。「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」という彼女の願いを聞き入れ、2人は都内の思い出の地を巡ることになりました。移動中の車内で語られるすみれの壮絶な過去に触れるうち、ただの乗客と運転手だった2人の関係は変化し、たった1日の旅が彼らの人生を大きく変える物語へと進展していきます――。

「9回目に突入」リピーターが相次いだワケ ※ネタバレあり

2025年公開の映画『TOKYOタクシー』は、SNSで「9回目に突入」「やっと4回目」「5回目乗車」といった驚異のリピーターが多く現れるほどの名作です。多くの人をここまで虜にする理由の一つは、山田洋次監督の手腕が光る人間味溢れるストーリー。

金銭的な苦悩を抱えながらハンドルを握る運転手と、施設への入所を前に「東京の見納め」を願う高齢女性との、たった1日の旅路を鮮やかに描き出したロードムービーの傑作です。当初は無愛想だった2人が思い出の地を巡り、人生の重みに触れることで心を通わせていく物語は、観客の魂を激しく揺さぶりました。「これは本当に傑作」という声のとおり、何度観ても心が温かくなる、圧倒的な完成度を誇っています。

また、本作の最大の魅力は、日本を代表する名優である倍賞千恵子さんと木村拓哉さんによる奇跡的な共演にあります。2004年公開のスタジオジブリの名作映画『ハウルの動く城』以来、約21年ぶりの共演となった2人。本作でも、当時を思い出させるようなやり取りや相性の良さを披露し、多くの観客を感動させました。2人の圧倒的な存在感と待望の共演に対し、SNSでは「ご飯を食べて腕を組んで歩くだけで泣ける」「このタッグは最強です」といった絶賛の声で溢れました。

第49回日本アカデミー賞で計10部門を受賞!

映画『TOKYOタクシー』は、その圧倒的な完成度と芸術性が高く評価され、第49回日本アカデミー賞において優秀賞10部門を受賞するという快挙を成し遂げました。受賞した部門は多岐にわたり、優秀作品賞をはじめ、優秀脚本賞や優秀音楽賞など、作品全体のクオリティが非常に高いことが伺えます。スタッフとキャストが一体となって作り上げた世界観が、専門家たちの心を強く動かす形となりました。

10部門での受賞という圧巻の結果に対し、SNSでは「受賞おめでとう」「大好きな作品だから凄く嬉しい」といった、自分のことのように喜びを噛み締めるファンの声が目立っています。キャストの熱演、細部までこだわり抜かれた美術や録音などが、観客に没入感を与えたことが、今回の高い評価、そして多くの観客の感動に繋がったと言えるでしょう。日本映画史に残る傑作としての地位を確立した『TOKYOタクシー』が、授賞式当日どの部門で最優秀賞に輝くのか、期待が止まりません。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です