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レオナルド・ディカプリオ、マーティン・スコセッシ監督とのコラボで後悔していること

  • 2025.12.24
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)
GANGS OF NEW YORK - Director Martin Scorsese, Leonardo Di Caprio on the set, 2002『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)

『TIME』誌による2025年の「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたレオナルド・ディカプリオ。12月10日(現地時間)にニューヨークで行われたイベント「A Year in Time」で、マーティン・スコセッシ監督と対談し、20年超にわたるコラボレーションを振り返った。「僕のプロとしてのキャリアのみならず、人生を通じても最も誇らしい瞬間のひとつです」

2002年に『ギャング・オブ・ニューヨーク』で初めてタッグを組んで以来、映画6作品と短編映画1本でコラボレートしてきた2人だが、スコセッシ監督によると、何度かターニングポイントがあったようだ。そのひとつが『アビエイター』(2004)であり、「映画において何かを作る喜びが復活した」と振り返る。

『アビエイター』(2004)
THE AVIATOR - Martin Scorsese, Leonardo DiCaprio, 2004『アビエイター』(2004)

また、アカデミー賞5部門にノミネートされた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)について、「(信頼は)コラボレーターとしてあらゆるものごとに取り組む我々の本質的なものであり、素晴らしい作品のいくつかは、君の熱意から生まれた」と言及。メガホンを取るよう「説得」したのはディカプリオだったようで、その信頼がコラボレーションの基礎となったと話す。「我々には、協同する能力があり、それは信頼と愛情に基づいています。そのおかげで、不可能にも思えるようなところまで到達できることがあるのです」

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)
THE WOLF OF WALL STREET - Margot Robbie, Leonardo DiCaprio, Martin Scorcese『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)

2人は現在、ディカプリオとジェニファー・ローレンス主演で、ピーター・キャメロンの小説を映画化する新作『What Happens at Night(原題)』に取り組んでいる。ディカプリオは、スコセッシ監督とのコラボについて、「本当に奥深い学びの経験でした」と改めて語り、「僕らの関係について、後悔していることがあるとすれば、俳優の仕事に集中しすぎたことです」とコメントし、こう続けた。

「演じる決断を下し、できる限り役どころの魂の奥底に入り込もうと努力してきました。もう少し貪欲になり、カメラの裏側で何をしているか、もっと観察すればよかったと思います。監督してみたいかと聞かれることはありますが、『監督なんて絶対したくない。マーティン・スコセッシみたいなことは、絶対にできない。それなのに何でするんだ?』という感じでした。でも振り返ってみると、カメラの裏側のプロセスをもっと観察しておけば良かったと思います」

Text: Tae Terai

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