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「自己最高のアルバムが完成!」King & Prince『STARRING』囲み取材をレポ

  • 2025.12.24

『STARRING』の制作秘話を語る!

――12月24日に7枚目のアルバムが発売になりました。発売前から話題になっていますが、注目ポイントをお話していただけますか?

永瀬廉さん(以下敬称略) 今回のアルバムのテーマは“映画”ということで、SNS等で広がってくれた「Theater」をはじめ、「HEART」や「I Know」など、全12曲が収録されています。そのうちの11曲に架空の映画を作って、特報やポスターも作ってという、King & Prince史上今までにない、他のグループさんを見てもこの規模感でアルバムを作ったグループはないんじゃないかなと思うくらい、壮大なアルバムになっています。どこに注目していいのかわからないくらい、アルバム全体に注目してほしいですね。

髙橋海人さん(以下敬称略) 自分は表題曲の「Theater」が注目だなと思っています。「Theater」は『STARRING』のテーマソングみたいな曲。この曲は、Ayumu Imazu(いまづあゆむ)くんが楽曲制作から振り付けまで携わってくれました。パンクをベースとしたトラックに、現代っぽい歌詞が織り交ざっていて、頑張っている皆さんを労ってハッピーにできるような、そんなパーティーチューンになってるかなと思います。

MVも僕たちは行ってないんですけど(笑)、チームがニューヨークに行ってくださって、そこを舞台にしつつ、今回撮った特報がたくさん織り交ざっているという。自分たちのMVの中でも1番シーンがあって、観ている人を飽きさせないというところがポイントになってるかなと思います。SNSでも、たくさんの人が真似してくださったり、歌ってくれたりとかで、1億回以上も再生回数があることに自分たちがびっくりしていて。この後のイベントでもっともっと盛り上げていきたいなって、そう思える楽曲になっています。

――11の物語からひとつ選ぶのは難しいと思うのですが…特に注目してほしい作品やお気に入りの作品がありましたら教えてください。

永瀬 映画『MODERN LOVE』ですかね。ふたりが寝っ転がっている、ちょっと夏っぽいポスターの映画なんですが、この撮影が楽しかったよね。(髙橋さんを見て)あれ? 髪切った?

髙橋 今? でもよく気づいたね。ちょっと梳いてほんの少し整えただけなんだけど。

永瀬 皆さん! 彼、今日のために髪切りましたよ!

髙橋 ちょっと! 今日のためにとか言うと恥ずかしいですから。よく気づきましたね。さすが廉。

永瀬 すみません、ちょっと驚いてしまって。プールがついている素敵なヴィラみたいなところで、夏っぽい撮影ができてすごい楽しかったですね。ちょっと甘酸っぽさもありつつ、青春という感じで。

髙橋 色のトーン感は、チームのみんなで意識していて「キンプリらしいカラーってなんだろう」と、たくさん話し合って落とし込んだなっていう思い出があります。

――改めて、企画の立ち上げはどういう経緯だったのでしょうか。

髙橋 始まりは、1年以上前ですね。基本的に自分たちはアルバムの制作が終わったら「次のアルバム、何にしようか」っていう話をするんですが、映画っていうテーマのものをずっとやってみたかったんです。ただ、アルバムに落とし込むうえで、テーマ性と楽曲のバランスを取るのがすごく難しい。でも、自分たちがお芝居のお仕事をたくさんさせていただいて、主演もありがたいことにさせていただいて、今のキンプリだからできることではあるかと気づいて。主題歌みたいな感じでいろんなエンターテインメントを作って、その先に音楽があったら、みんな深い解像度で自分たちの曲を聴いてくれるんじゃないかっていうところが動き出しです。そこからは自分たちで分厚い資料を作って、みんなにプレゼンをして。

永瀬 そこから「こうした方がいいんじゃないか」と案を出しながら話し合って、海人の案をみんなでブラッシュアップして、この『STARRING』が完成しました。

――11曲分も映像を撮るって並大抵のことではないですよね。

髙橋 並大抵じゃなかったですね。やってみて気づきました(笑)。

永瀬 本当にある映画の特報と同じぐらいのサイズ感だったり、ちょっと長いものもあったりする、1〜2分の特報です。台本もあらすじもそれぞれにしっかりあって、本当に作り込んでいるので、作っていた自分たちでも「すごいな」と思うくらい。

髙橋 本当に身を削ってというか(笑)。1日24時間が本当に足りないなって思う1年でした。廉もたくさんの作品に出られていて、自分もいろいろやらせていただいて、その合間を縫っての制作で。みんなで気合い入れて、心を鼓舞しあってやっていたので、1つのアルバム制作にかける時間では絶対にないですね。それだけの期間を割いて心を込めて作っていたし、達成感がすごいので、今回の作品はすごく胸を張って、みんなに聞いてもらえるなって思うものになっています。

永瀬 特報を1日かけて朝から夜まで撮影をしていて、衣装も髪型も違うので、そのスケジュール感は大変でした。「今これ何本目やったっけ?」「ようやく半分来たのね」みたいな。

髙橋 自分のなかで大変だったのは、お芝居で廉と向き合うこと。気持ちを切り替えるのが…めちゃくちゃ照れるんですよ! 睨みあったりするシーンもあって、カットがかかった瞬間に目を背けちゃうというか。お互いの作品の現場は知らないので、照れましたね。

永瀬 そうね。逆に言うと、これで共演をしているので、これから先ふたりの映像作品があってももう照れなくなるので、そこは良かったかなと思いますね。

髙橋 この先はもう大丈夫だね。役として目が合うってすごい照れたな。

永瀬 多分ニヤニヤするファンの人おるんじゃないかなと思いますね。

――50TAさんとのコラボもすごく話題になっていましたが、どんなお気持ちですか?

永瀬 50TAさんの楽曲は、僕らが期待していた以上のもので、さすが音楽界の革命児の曲だなと本当に感じざるを得ないような楽曲。「めっちゃいいね。あの曲羨ましいわ」とWEST.の方々から言っていただいたりとか、友達からも「早く頂きたい」とメールをいただいたりとか。頂きたがってる人たちが多いんだなっていうのを実感しましたね(笑)。

髙橋 自分は最初に楽曲を聞かせていただいたときに大爆笑したのと同時に感動して。J-POPの歌詞史上「差しあげます」「いただきます」って歌詞がなかったじゃないですか。「なんだ、これは?!」って思って(笑)。でも1曲を通して、どんどん深く感じてくるというか、「気づいていない幸せもたくさんあるよね」みたいな歌詞で。心がグッときて、笑顔になれるっていう、ハッピーな気持ちになれる楽曲作りができるっていうのは、本当にセンスのある方だなと思って。すごく光栄な機会でした。日本中の方々とコール&レスポンスしまくりたいなって思ってますね。

――もし、この物語を本当に映画化するなら、どの作品を選びますか?

永瀬 『君が誰で、僕が誰でも』っていう作品があるんですけど、雪山のコテージで殺人事件が起きてしまうんですが、ちょっとミステリーっぽさがある作品で、その続きのストーリーがすごく気になっています。そういう機会があるならば、その物語を映画として撮って、真相を知りたいですね。

髙橋 考察界隈を唸らせたいよね。日本の皆さんって、考察したいから。

僕は『雷藤兄弟』 っていう、まさに50TAさんが作ってくださった「希望の歌」が主題歌になってる作品です。自分たちが兄弟の設定で、亡くなってしまった父親がずっと夢見てた「紙飛行機を飛ばして世界一をとる」っていう、謎設定ではあるんですけど(笑)。ふたりでアドリブ多めで口喧嘩をするっていうシーンがあって、それをもっともっと長く、1時間ぐらいやりたいなと。普段罵り合うことがない僕らなので、ちょっと気持ちいいというか、面白いなと思っていて、みんなに観てほしいなと思いました。

――本当に忙しかったと思いますが、今年を振り返ってどんな一年でしたか?

永瀬 2024年に「来年はどんな一年に」という質問に、「ファンの方々にサプライズができる1年になるよ」と答えていたんですが、宣言どおりの一年になったと思います。ディズニーさんとコラボをさせていただいたり、タイアップの曲を何曲も出させてもらったり、花火をやったり、ライブをやったり。本当に一年中飽きさせることのないような活動をできたんじゃないかな。プラス、たくさんファンの方々と会えたので、King & Princeとしても手応えや充実感のある一年間だったなと思います。

――今年を漢字一文字で表すと?

永瀬 来ました! 僕は、「魚」で。

髙橋 魚?! なんで? どうしたの?

永瀬 魚というとマグロというイメージなんですが、今年は一度も止まっていないくらい、ずっと泳ぎ続けて。…マグロって漢字ありますね! やっぱり、「鮪」です。泳ぎ続けながら良いエサを食べて、脂ものって。結構良くない?

髙橋 確かに。今、釣り上げられたら絶品だよね!

永瀬 めちゃめちゃ美味しいと思う。

髙橋 僕は…「テレる」って漢字ないですよね。

永瀬 岩本照くん(Snow Man)の字じゃない?

髙橋 あ! 書いたことありました! 「照」です。今回、廉とこうやって向き合って照れたっていうのはもちろんあるんですけど(小声で:頑張っていい話にしようとしてるんで)、たくさんの人たちに支えられて(小声で:ちょっと難しいかな)…。King & Princeとしてみんなの前に立ってパフォーマンスすることに対しての自信と覚悟がついて、これから照れることはないなと思いましたので、今年が「照れ納め」ということで、「照」でお願いします。

――来年はどんな一年に?

髙橋 ぶちかましたいですね。作品だったりライブだったり、King & Princeの最高到達点を更新していかないといけないなって思っているんですけど、来年も考えてることも準備してることもたくさんあって、皆さんをまた驚かすことができるものが揃っているので、自分たちが本気で取り組んで、思いっきりぶつかっていくだけだなと。あとは体調には気をつけて頑張りたいなと思います!

――改めて、ファンの方にメッセージをお願いします!

髙橋 自分たちが長い間用意してきた作品を、みんなが堪能しようっていう気持ちもたくさん伝わってきて、嬉しいなって思ったり頼もしいなって思ったり、感謝ばかりの日々です。ぜひ楽しみ尽くしてほしいなって思ってます。

永瀬 ファンの皆様の反応がいちばん気になりますし、嬉しいです。皆さんに驚いてほしいだったり、喜んでほしいという気持ち一心で頑張って『STARRING』というアルバムを完成させたので、曲自体が素晴らしいので聴いていただきつつ、特報・ポスターっていう楽しめる幅が広いので、余すところなく堪能していただけたらなと思います。

TEXT=GINGER編集部

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