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夫に「家事や育児はさせたくない」義母がうちに来て →「時代錯誤すぎた」と『私の味方になったワケ』

  • 2025.12.23

結婚して夫婦になると、やはりいろいろと話題にあがる義母問題。友人も義母からの“あるご指導”にモヤモヤが……。「世代の違いがあるから、多少は仕方がない」と胸に秘めたままでいましたが、ある日友人が入院した結果……?

“男には七人の敵がいる”の話を延々としてくる義母

結婚前の義母のイメージはいわゆる「昭和の優しいお母さん」でした。独特のクセも感じず、「良い人なんだろうな」と安心していました。ところが、義母との距離が近くなるにつれて、ある口癖に気づきました。

「男にはね、七人の敵がいるのよ」聞き慣れないフレーズに最初はポカンとした私でしたが、どうやら武士道に由来する昔の言葉のようで……。義母いわく「男性の世界には、足を引っ張る者が必ずいる。だから外ではずっと気を張っているので、家の中はリラックスさせてあげること」という理論なのだとか。

「だからね、外で戦ってる男性に家事や育児をそんなにさせちゃダメよ」と。けれど、私もフルタイム会社員。手がかかる幼児もいて毎日クタクタ……。「そんなこと言われても……」とモヤモヤしながらも聞き流していました。

私の入院のため義母が初の“泊まり込みヘルプ”

そんなある日、私が入院することに。義母は「任せて」と泊まり込みで我が家に来てくれました。「ありがとうございます! 本当に助かります」と、今回は甘えることに。

家でリラックスする夫の姿

洗濯物の山を見て「明日やろうかな〜」と言いながら、スマホゲームをする夫。子どもが「お茶ほしい〜」と言えば「はいはい〜」と言いつつ、ソファから動かない。食事作りに関しては「無理。俺、料理できないもん」で終了。

子どもが泣けば義母が抱っこし、夕飯は義母が作り、寝かしつけも義母。夫はというと……ソファでリラックスしながらスマホ。

ついに義母、キレる

義母がお皿を洗っている横で、夫が「今日も疲れた〜」と伸びをしたときでした。「入院してる間、私が全部見るつもりで来たわよ。でもね、あなた……本当に何もしないのね」「え? だって母さんが俺は外で戦ってるから、家ではゆっくりしていいって……」「ここまで何もしないと思わなかったわ! もっと相手に思いやりを持ちなさい!」

「こんな状態の中、〇〇ちゃん(私)が一人で全部やってたなんて……信じられない!」「“七人の敵”だなんて私が時代錯誤だったわ!」「これからは私が息子をもう一度育て直さなくちゃだわ!」夫は「え? え?」と完全にパニック。

その日以降、義母の口から“男には七人の敵がいる”理論は消え、私に寄り添ってくれるようになりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

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