お正月のおもてなしに今から作りたい【ポチ袋＆箸置き】プレゼントにも◎

クリスマスのリース、お正月のしめ飾り、節分の柊鰯（ひいらぎいわし）……。暮らしを彩る季節の飾りを、自分の手で仕立ててみませんか？お金をかけず簡単に作れる、プロ直伝のアイデアとコツをご紹介。今回はポチ袋＆箸置きです。

製作
triĉko すずき尋巳さん、伊藤みきさん

とりちぇこ●すずき尋巳さんと伊藤みきさんによる、料理や雑貨のスタイリスト＆コーディネーター・ユニット。
長年にわたり、雑誌や広告などで活動。
暮らしを豊かにする、簡単でわかりやすい小物の飾り方や季節のしつらえが好評。

和紙のおりがみ1枚で作るシンプルなポチ袋。あわじ結びの水引をあしらえば、一気にお正月の装いに。和紙と水引の組み合わせはお年玉やお年賀に重宝します。

・和紙おりがみ
・水引（赤・白・ゴールドなど）

①
図の点線の位置で下書き線を引き、はさみでカットする。封の部分は赤線を目安に斜めにカットし、角を切り取る。

②
左右を折って重なる部分をのりづけする。次に底を上に折って貼りつけ、ふた部分を折って、水引をつければ完成。

①
左手側が下、右手側が上になるようひもを重ねて輪を作る。交差部分（●）を右手で持ち、左のひもAを輪の上にのせる。

②
右手で●を持ったまま、左のひもAを重ねたところ。①の輪に重ねたひもとの交差部分（★）を左手で持つ。

③
★を持つと右手の●は離してOK。右上にのびたＢを手前にもってきて、①で作った輪の下から上→下→上と通す。

④
少しずつ引っ張って、左右の輪の大きさを整える。2本、3本と複数の場合は、内側のひもから引くのがポイント。

内側のひもを引っ張ったら、外側のひもを引く。ねじれがあれば直す。

⑤
3つの輪が好みの大きさに整ったら、水引の両端をはさみでカットして出来上がり。水引は先にしごいておくと作りやすい。

あわじ結びの詳しい作り方は動画で！

千代紙で作る扇形の箸置きで、食卓に吉兆を招きましょう。家族や来客、一人ひとり異なる柄の箸置きを用意して、おもてなしを。

・両面和風千代紙（15cm四方サイズを四つ切りにする）
・マスキングテープ（幅5、6㎜の細め）

①
下1/3を上に折り返す。縦中央で半分に折る。左右の端を中央の線に合わせて四つ折りに。さらに半分で折り目をつけて合計で8等分の折り目をつける。

②
さらに折り目と折り目の間で折って、16等分の蛇腹折りにしていく。このとき、両端に柄が出るように折る。

③
マスキングテープを扇の要部分に2周巻いて留める。上から水引を巻くとより華やかに。

箸置きの詳しい作り方は動画で！

撮影／佐山裕子（主婦の友社）
取材・文／村瀬素子

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号（主婦の友社）の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。