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元彼「俺の隣、歩かないで?」私「・・・」交際中、容姿をずっとけなされ続けてきた→2年後、私を見た彼が驚愕した理由とは

  • 2025.12.23
ハウコレ

「一緒に歩くの、恥ずかしいんだよね」——そんな言葉を、当たり前のように言われ続けた日々がありました。好きな人からの言葉だからこそ、深く胸に刺さり、いつしか自分の価値さえ見失いかけていたのです。これは、そんな苦しい恋愛から抜け出し、少しずつ自分を取り戻していったひとりの女性のお話です。

「俺の隣、歩かないで」と言われ続けた日々

交際を始めた当初、彼は優しい人でした。しかし、付き合いが長くなるにつれ、少しずつ言葉が変わっていったのです。「もうちょっと痩せたら?」「その服、似合ってないよ」——最初は軽い冗談だと思っていた言葉が、次第にエスカレートしていきました。

ある日、街を歩いていたとき、彼は私にこう言ったのです。「俺の隣、歩かないで?ww」と。笑いながら言う彼の横顔を見て、私は何も言い返せませんでした。好きだからこそ、嫌われたくない。その一心で、自分の気持ちに蓋をし続けていたのだと思います。

別れを決意した夜のこと

そんな日々が続いたある夜、ふと鏡に映った自分の顔を見て、涙が止まらなくなりました。いつの間にか、笑うことも減り、自分のことが嫌いになっていたのです。「このままではいけない」——心の奥底から、そんな声が聞こえた気がしました。

翌日、私は彼に別れを告げました。彼は驚いた様子でしたが、引き止める言葉はありませんでした。悲しさよりも、どこかほっとした自分がいたことを、今でも覚えています。長い間、気づかないふりをしていた心の重荷が、少しだけ軽くなった瞬間でした。

2年後、偶然の再会で見せた彼の表情

別れてからの2年間、私は少しずつ自分を大切にすることを学んでいきました。無理なダイエットではなく、健康的な食事や軽い運動を心がけ、好きな服を自由に選ぶようになったのです。何より大きかったのは、自分を否定しなくなったこと。鏡を見るたびに暗い気持ちになることも、なくなっていきました。

そんなある日、街で偶然、元彼とすれ違ったのです。彼は私を見て、一瞬固まったように立ち止まりました。「え、変わった……?」と驚いた表情を浮かべる彼に、私は静かに会釈だけして通り過ぎました。かつてあれほど気にしていた彼の評価が、もう自分の中で意味を持たなくなっていることに気づいた瞬間でした。

そして...

あの頃の私は、誰かに認めてもらうことでしか、自分の価値を感じられなかったのだと思います。でも今は違います。自分で自分を認めてあげられるようになったこと、それが何よりの変化だったのかもしれません。

現在、私には穏やかな日々を一緒に過ごしてくれるパートナーがいます。「今日も元気そうでよかった」「その服、似合ってるね」——何気ない言葉が、こんなにも温かいものだったのだと、今さらながら気づかされています。

過去の経験は確かに辛いものでしたが、その時間があったからこそ、今の幸せをより深く感じられるのかもしれません。自分を大切にすること、そしてそれを当たり前のように尊重してくれる人と歩むこと。それが、私が学んだ一番大切なことです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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