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助産師「実はお母様が…」出産直前に想定外の報告!娘を預けたはずの母が、パニックで病院に現れた絶望のワケ

  • 2025.12.22

2人目の出産を控えたある夜のこと。夜中に破水し、長女を実母に託して一人タクシーで病院へ向かいました。しかし、激しい陣痛に耐えている真っ最中、なぜか実母が病院の夜間窓口に現れたのです……。

実母の助けを借りて出産準備

当時1歳だった娘はまだ保育園に通っておらず、いつ陣痛が来てもすぐ病院へ向かえるよう、出産予定日の2週間前から実母に泊まり込みでサポートをお願いしていました。

当時の住まいは1LDKのマンション。母と私、娘の3人がゆったり過ごせるスペースを確保するため、夫には一時的に実家へ戻ってもらい、万全の態勢でその日を待っていました。

深夜、ついに陣痛がスタート

夜中の2時ごろ、痛みで目が覚めてそのままトイレで破水。すぐに病院へ連絡し、陣痛タクシーを呼びました。タクシーが到着したころ、娘はぐっすり眠っていたので、そのまま部屋で寝かせておくことに。

母は私の荷物を抱え、マンションの下で待機していたタクシーまで見送りに来てくれました。私は母に娘を託し、ひとりで車に乗り込み病院へ出発。

到着した時点で子宮口は4センチ、陣痛間隔は3分程度。経産婦ということもあり、私はそのまま分娩室へと移動となりました。

助産師さんから衝撃の一言!

分娩室に入ってから約30分後。一人の助産師さんが、困惑した表情で部屋に入ってきました。

「……実はお母様が、病院の夜間窓口に来られています」

「え!? どうして……」

「『マンションのエントランスが開かないので、暗証番号を教えてほしい』とのことなのですが……」

その言葉を聞いた瞬間、陣痛の痛みも吹き飛ぶほど「しまった!」という焦りが頭をよぎりました。

わが家のマンションは20時を過ぎるとエントランスのドアにロックがかかり、外側からは暗証番号を入力しないと入れない仕組み。そのことを母に伝え忘れていたのです。

私を見送ったあと、そのまま外に閉め出されてしまった母。すぐに部屋へ戻るつもりだったため、財布もスマホも持っていませんでした。しかし家には1歳の娘が取り残されています。パニックになりながらも、母は急いで通りかかったタクシーを捕まえ、事情を話して私が向かった病院まで追いかけてきたのでした。

私は陣痛の合間、必死に助産師さんに暗証番号を伝えました。あわせて「無事に家に着いたらメールをしてほしい」という伝言もお願いしました。

怒涛の展開!そして無事に出産

助産師さんが部屋を出ていった直後、陣痛は激痛に変わり、そこから30分ほどで無事に出産。産後すぐにスマホを確認すると、出産直前のタイミングで母から「家に着いた、娘も寝ている」とメールが届いていました。

その報告を見て、何よりもまず「娘が無事で本当によかった……」と、心から安堵したのを覚えています。

母は病院からまたタクシーで家まで急行し、部屋に入ってから財布を取りに戻って支払いを済ませ、なんとか事なきを得たようでした。

この一件以来、母も私も「たとえ数分であっても、外出するときはスマホだけは忘れずに持つ」という教訓を胸に刻んでいます。

著者:佐藤花美/30代女性。2021年生まれの娘と、2023年生まれの息子の4人暮らし。4月に復職し仕事と家事の両立に奮闘中。趣味は旅行と文章を書くこと。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)

※AI生成画像を使用しています

ベビーカレンダー編集部

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