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なぜバレルレッグデニムは定番に? ユニークな曲線シルエットが支持される理由

  • 2025.12.22

意外なデニムが流行ったワケ

バレルレッグ、ホースシュー、バナナシルエット……呼び方はともかく、正直このデニムが定着するとは思わなかった。太ももから外側に膨らんで、足首に向かって強いテーパードがかかる。不格好なO脚のようなフォルムは、慣れ親しんだワイドやシガレット(細身で直線的なシルエット)から大きく外れているように感じられた。しかしファッションとは常に攻めるもの。ピーター・ミュリエが手掛けるアライアALAÏA)の2023-24年秋冬コレクションで、この丸っこいパンツランウェイを闊歩した瞬間に脚光を浴びたのだ。

その数か月後、フィービー・ファイロが自身の名を冠したブランドで待望のカムバックを果たした。そして、彼女の代名詞とも言える静謐かつユニークな佇まいが、バレルレッグにも吹き込まれていた。

アライア 2023-24年秋冬コレクション
アライア 2023-24年秋冬コレクション
アライアのデニムを履く、モデルのティナ・クナキー(2023)
Street Style - Paris - July 2nd, 2023アライアのデニムを履く、モデルのティナ・クナキー(2023)

それ以来、気になる新顔から正真正銘の定番アイテムへと変貌を遂げた。ショップもこれに応えており、今やジーンズのラインナップからバレルレッグを探すのに困ることはほとんどない。ロエベLOEWE)をはじめトーテム(TOTEME)やエーゴールドイーAGOLDE)、シチズンズ・オブ・ヒューマニティ(CITIZENS of HUMANITY)、リーバイス(LEVI’S®)といったブランドがこぞって展開。一方でコス(COS)やアーケット(ARKET)、マンゴMANGO)、リフォーメーションREFORMATION)といったお手頃なブランドもこの流れに乗じている。また、シエナ・ミラーもこのシルエットに夢中の模様。

バレルレッグデニムを履くジュリアン・ムーア(2024)
Celebrity Sightings In New York City - March 04, 2024バレルレッグデニムを履くジュリアン・ムーア(2024)
バレルレッグデニムを履くケンダル・ジェンナー(2025)
Celebrity Sightings In Los Angeles - May 14, 2025バレルレッグデニムを履くケンダル・ジェンナー(2025)
ステラ マッカートニー 2026年春夏コレクション
ステラ マッカートニー 2026年春夏コレクション
アライア 2026年リゾートコレクション
アライア 2026年リゾートコレクション

彫刻のような見た目に反して、スタイリングへの取り入れ方は意外にもそこまで複雑ではない。誇張されたシルエットが主役になるため、他はミニマルで流麗なラインのアイテムにとどめるのが吉だ。最近のランウェイも豊富なインスピレーション源になる。アライアの2026年リゾートコレクションでは、ウォッシュドブルーデニムを軸に、ダブルブレザーとポインテッドブーツでスタイリング。ステラ マッカートニーはこのアイテムを独自に解釈。白いペプラムシャツと組み合わせ、ひねりのある全体像を創り出していた。

いざ手を出すとなると、まずは自分に似合うだろうかという疑問が浮かぶ。その次は丈と靴選びだろう。カーブしたシルエットの下に靴が飲み込まれてずんぐりしたり、不自然なバランスになったりしないか気になってくる。まず、アンクル丈であればテーパードが強調されて彫刻的な印象が前面に出るため、存在感のある靴を見せたい時に最適。一方、フルレングスはより一層ゆるりとリラックスした雰囲気を醸し出す。裾が靴の上に軽くたまるように穿けば、オーバーサイズ感を演出できる。

洗練されたテイラードスタイルに惹かれる人も、よりリラックスしたオフスタイルに身を包みたい人も、今がバレルレッグジーンズに手を出す絶好のタイミングだ。この冬試してみたい5通りの着こなしを紹介しよう。

バレルレッグデニムの最旬スタイル&アイテム

テイラードにヴィンテージ加工の一本を

上下ともに短めの丈でユニークさを演出

デニムでアクセントを効かすカジュアルルック

パンツのディテールに視線集中

大きめレザージャケットと作るリラックススタイル

Photos: Getty Images, Getty Images Text: Augustine Hammond Adaptation: Ryo Todoriki From VOGUE.UK

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