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陣痛がきてひとりでタクシーで産院へ「病院までお願いします」すると運転手が…思わぬ行動にビックリ!

  • 2025.12.20

次男を妊娠していたころ、里帰り出産のために自宅から遠く離れた実家に帰省していたときのお話です。「出産予定日は2週間後だから、まだまだ大丈夫」と思っていたのですが、夕飯を食べたあとからなんとなくおなかに痛みを感じました。

しかし、私は「もしかして陣痛? でも何か違うような……。おなかが張ってるだけかな?」くらいに考え、「お母さんは車の運転ができないけれど、もしものときは妹に車を出してもらえばいいかぁ」とのんきなことを思っていました。

付き添いなしの私に、運転手さんが…

妹は夜勤の仕事をしていたのですが、妹が出勤する時間帯にはまだ全然おなかの痛みは平気だったので、仕事へ送り出しました。しかし、だんだんと痛みが強くなってきて、「これはやっぱり陣痛だ……!」と、慌てて妹に電話をかけました。

当然ですが、妹は仕事からすぐに帰宅することはできなかったので、とりあえずタクシーを呼んで病院へ向かう準備をすることに。しかし、よく考えてみると、2歳の長男を母にお願いするとなると、私はタクシーでひとりで産院に行かないといけません。仕方ないので、痛みを堪えながらひとりでタクシーに乗り込みました。

運転手さんに「陣痛が来ていて……病院までお願いします」と伝えると、やさしく励ましてくれて、病院に着いたときも付き添いのいない私を気遣って、受付まで送ってくださいました。まさか受付まで付き添っていただけるとは思っておらずびっくりしましたが、運転手さんの心遣いをとてもありがたく感じました。

無事出産を終えたあと、看護師さんたちには「タクシーの運転手さんがいい人だったからよかったけれど、付き添いなしではやっぱり危ないよ。とにかく無事でよかったね」と言われました。たしかに仕方なかったとはいえ、陣痛が来ているときにひとりで行動するのはよくなかったかなと反省。

ひとりで行くことにならないよう、事前にもっとシミュレーションしておけばよかったと思いました。何事においても、先のことを考えて備えておくことは大切だと改めて感じた出来事でした。

著者:山梨さおり/40代女性・パート。大学生2人、高校生1人の母。3兄弟なので毎日大忙しだが、楽しく過ごしている。

イラスト:赤身まぐろ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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