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深夜ドラマ→映画化へ繋いだ“騙し合い”の大ヒット作 “バカ正直者”と“天才詐欺師”の名タッグ

  • 2026.1.28

2005年から2015年まで週刊ヤングジャンプにて不定期連載されていた『LIAR GAME』。

同作は、知恵や交渉力・名前の通り嘘をつく力を振り絞り勝ち残るライアーゲーム・トーナメントで行われるゲームを通して、進んでいく物語だ。今回は、ドラマシリーズも人気を博した『LIAR GAME』の魅力を深掘り。

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2009年撮影、ライアーゲーム制作発表フォトセッション(左から)吉瀬美智子、松田翔太、戸田恵梨香、鈴木浩介、渡辺いっけい(C)SANKEI

ドラマの始まりは2007年、最初は深夜ドラマ枠だった

甲斐谷忍による漫画「LIAR GAME」がテレビドラマ化されたのは2007年のこと。

当時は土曜の23時台に45分間放送されている作品だったのだが、2009年から放送されたシーズン2は火曜ドラマとして21時台に放送。作品ファンを一気に広げ、劇場版2作へと繋げた。

その人気は、今もなお根強く、2026年4月にはアニメが放送されることも発表されている。さらに、2014年には韓国でリメイクドラマが制作された経歴もあり。人気は一部のコアなファンだけでなく、世界的なものと言っても過言ではない。

趣向を凝らしたゲームの数々

物語は、「バカ正直のナオ」とのあだ名を持つほどに人を信じやすい少女・神崎 直(戸田恵梨香)が、末期がんの父を看病しながら暮らしていたところ、「LGT事務局」なる謎の差出人からメッセージカード付きの小包に入った1億円が届くところからスタート。対戦相手とマネーを奪い合う「LIAR GAME」に参戦することになってしまうが早々にお金を騙し取られてしまう。そこで、直が助けを求めた相手こそ天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)。のちに名コンビとなる……といった物語だ。

この作品、やはりおもしろいのはゲームにあり。

大金をかけたゲームもののドラマというと、運要素も大事になってくる印象だが『LIAR GAME』の場合は、運だけで勝敗が決まるものはない。そこに加わってくるのは“嘘”であり、交渉力、頭脳なのだ。

そのため、ある種の考察を楽しむ要素があるのが、一度見てしまったら釘付けになってしまう理由。おそらくドラマシリーズでハマった人の中には、たまたま1度見てしまったがゆえに、以降も続きが気になって見続けてしまったという人もいることだろう。

視聴者を沼らせた直と秋山のコンビ

また、このドラマの魅力というと、やはり直と秋山のコンビを上げる人も多いだろう。

先述した通り、直は人を信じ込んでしまうピュアすぎる役柄。ライアーゲームを重ねる中でも、自分だけでなく他のプレイヤーたち全員が助かる方法を第一に考え救済することを信念と置いているキャラクターだ。

対して秋山は冷淡である。直のように誰かを積極的に助けることをしようとはしない。しかし、その裏側には、母がマルチ組織の影響で投身自殺を遂げたことを許せず、偽の巨額投資計画を持ちかけることで組織を破綻させたというアツい一面もある。

そんな2人の相反する、しかし根のところでは繋がっているコンビネーションがたまらないのだ。

来る2026年4月にはテレビ東京系列にてテレビアニメの放送も決まっている同作品。声優の仁見紗綾演じる直と、大塚剛央演じる秋山はいったいどんなキャラクターとして活躍していくのか。今から楽しみである。


ライター:於ありさ
ライター・インタビュアー。サンリオ・アイドル・恋愛コンテンツ・お笑いが好き。マイメロディに囲まれて暮らしている。
X(旧Twitter):@okiarichan27


※執筆時点の情報を記載しています。