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【漫画】チキンじゃない、サンタも来ない?日本人が驚くヨーロッパの「クリスマスあるある」が話題

  • 2025.12.19

イラストレーターのむしょこさんの漫画「ヨーロッパクリスマスあるある」がインスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。

海外で生活している作者。ヨーロッパでは、クリスマスの迎え方や過ごし方が、少し日本とは異なっていて…という内容で、読者からは「これはマジで共感!」「国や土地柄で、けっこう特色ありますよね」などの声が上がっています。

恋人イベントじゃない!ヨーロッパでは“家族行事”

漫画「ヨーロッパクリスマスあるある」のカット(むしょこさん提供)
漫画「ヨーロッパクリスマスあるある」のカット(むしょこさん提供)

むしょこさんは、インスタグラムで作品を発表しています。むしょこさんに作品について話を聞きました。

Q.今回、漫画「ヨーロッパクリスマスあるある」を描いたきっかけを教えてください。

むしょこさん「きっかけは、『季節感のある投稿をしたい』という気持ちからです。ありふれたテーマかもしれませんが、『あるある』を通じて、ヨーロッパのクリスマス文化に少しでも興味を持っていただけたらうれしいと考えました。また、『クリスマスの時期に合わせてイラストを描いたら、ヨーロッパらしい文化の違いや雰囲気を伝えられるのではないか』とも思いました」

Q.ヨーロッパのクリスマスでは、主にどのようなことをするのですか。

むしょこさん「クリスマスイブの24日には、家族で集まって夕食をとり、その後にクリスマスツリーの下に置かれたプレゼントを開けます。オーストリアの場合ですが、こちらではサンタクロースではなく、『Christkind(クリストキント)』という存在がプレゼントを持ってきてくれることになっています。文字通り『幼子イエス』を指していて、子どもたちはこのChristkindを楽しみに待つんです。1人ずつプレゼントに対するコメントを言い合ったり、感想を伝えたりしながら、家族でゆっくり過ごすのが一般的です。食事については、日本でよくイメージされる『チキン』よりも、魚料理やソーセージが出される家庭が多いですね。これは地域や家庭ごとの伝統によっても少しずつ違います。クリスマスの様子をVlogとしてYouTubeにもアップしているので、興味があればぜひご覧いただきたいです」

Q.日本のクリスマスと比較したときに、大きく違う点は何でしょうか。

むしょこさん「大きな違いは、クリスマス自体が恋人同士のイベントではなく、完全に『家族の行事』として根づいているところですね。また、先ほども話した『サンタクロース』ではなく『Christkind』が来るという点や、クリスマスツリーは多くの家庭で生のモミの木を使う点なども…。本物の木なので、葉っぱが落ちて後片づけが大変ですが、木の香りが漂うなど本物ならではの雰囲気があります。ちなみに、12月6日の『聖ニコラウスの日』には、サンタクロースによく似た『ニコラウス』というおじさんが、子どもたちのところへやってきます。この日は大きな袋に入ったみかんやチョコレートを配るのが習わしで、こちらも子どもたちがとても楽しみにしています」

Q.ヨーロッパのクリスマスで、一番魅力に感じることは何ですか。

むしょこさん「個人的には、『クリスマスまでの準備の期間そのもの』がとても魅力的だと思っています。12月に入ると、アドベントカレンダーやアドベントクランツを用意して、少しずつクリスマスが近づいてくるのを感じます。そのワクワク感が心地いいです。それから、やはりクリスマスマーケットですね。街の広場に屋台が並び、イルミネーションに彩られた中で食べる熱々の焼き栗や、甘い香りのプンシュは格別です。冬のオーストリアは曇りや雪で灰色になりがちですが、その中で輝くあかりが心を温めてくれるんです」

Q.漫画「ヨーロッパクリスマスあるある」について、どのようなコメントが寄せられていますか。

むしょこさん「ありがたいことにオーストリアだけでなく、ドイツに住む方々からも共感の声をいただきました。また、『うちでもクッキーを山ほど焼きます』『プレゼント選びは大変だから、毎年11月中に済ませるようにしています』など、実践的なコメントもありました」

オトナンサー編集部

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