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初めて徹夜で夜泣き対応した夫「分かったことがある」疲弊した夫が告げたのは?<産後うつ記録>

  • 2025.12.19

ちかさんは、緊急帝王切開で長男・いー君を出産しました。入院中は、帝王切開の傷の激痛に耐えながらの移動、慣れない授乳やお世話に悩み、退院後の生活に不安を覚えつつも、「慣れたら何とかなるか」と思っていました。

しかし、退院後の生活では、いー君が夜通し泣き止まず、ちかさんは心身ともに疲れ切ってしまいます。夫の無神経なひと言に不満を覚えることもありました。

ゴールデンウィーク中は夫と育児をするものの、疲れはたまる一方で、夜中の授乳で起こされるたび「自分ばかりが大変」と感じてしまいます。

その後、義母が母乳とミルクの混合で育てていたと知ったちかさんは、夜だけミルクを足すことに。ところが、義母が「ちかさんは母乳で育てている」と親戚に自慢していたことを知り、「母乳がそんなに偉いの?」と複雑な気持ちになります。

その夜、夫がミルクを飲ませようとする姿を見て「これでかなりラクになれるかも」と期待したものの、いー君は嫌がって泣き続けます。限界を迎えたちかさんは、抑えていた感情があふれ出し、思わず「本当疲れる。うるさい」と感じてしまうのでした。

初めて徹夜で夜泣き対応した夫が告げたのは?

翌朝、ちかさんはスマホの通知音で目を覚まします。
妊娠中にアドバイスをくれていたママ友・Nさんから、産後の体調を気遣うメッセージが届いていたようです。
ちかさんは話を聞いてもらいたくなり、「後で電話してもいい?」と返信します。

その後、夜中にひとりで初めていー君のお世話をした夫から「わかったことがある」と言われます。

この時まで夜通し泣き続けるわが子のお世話を妻に丸投げし、すぐ隣でグーグー寝ていた夫は、夜間のお世話と寝られないことのつらさをようやく実感し、どう伝えるか言葉を選んでいました。

「縦抱きにすると泣き止むよ」

夫から聞いた新たな策を聞き、喜ぶちかさん。しかし、布団に置くと起きてしまうことを知り、「結局眠れない」とがっかりするのでした。

▼産後の生活は、想像以上の負担が重なり、心身が追いつかなくなることも少なくありません。夜中の赤ちゃんのお世話を体験して初めて、その大変さを実感する人も少なくないでしょう。それが毎日続くとなると、身も心も疲れ切ってしまうのは当たり前です。

夫が夜中のお世話を経験したことで大変さを共有でき、育児のしんどさを認め合えたのは夫婦にとって大切な一歩。頼れるところにはしっかり頼り、助け合えるといいですね。

※生後1カ月の赤ちゃんの縦抱きについて:生後1カ月のお子さんはまだ首が不安定なので、縦抱きをするときには、首を支えて安定させることが必要です。生後1カ月から使用可能な抱っこひもを使用する際は説明書をよく読み、正しく使いましょう。ただし、長時間縦抱きを続けるのは避け、授乳後や機嫌が悪いとき、短時間の移動時に限定するなど、赤ちゃんの身体に負担がないように時々姿勢を変えるようにしましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター ちか

ベビーカレンダー編集部

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