1. トップ
  2. ファッション
  3. チェック柄・チノパン・ローファー【40代】トラッドコーデをグンとおしゃれに見せるテクニック20選

チェック柄・チノパン・ローファー【40代】トラッドコーデをグンとおしゃれに見せるテクニック20選

  • 2025.12.18

チェック柄やローファー、チノパンなど大定番のトラッドなアイテムが豊富な2025年の秋冬。ただ、大人があまりにもシンプルなコーデでスクールガール風になってしまうのは避けたい! 一体、どうすれば今っぽいニュアンスで超おしゃれに着られるのかしら……。秋のある日、悩んでしまったオトナミューズは、そもそも普段からカジュアルトラッドを貫くプロ、スタイリストの樋口さんに極意を教えてもらうことにしました。
 
柄や素材、アイテムの工夫でトラッドなアイテムがこんなに活きるなんて! とびっきりのテクニック20選をまとめてお届けします。保存版ですよ!
 
 

KAORI HIGUCHI

Profile
カジュアルをベースに、女っぽさと旬のムードを取り入れた着こなしが人気。特にトラッドは、トレンド関係なく彼女が得意とするスタイリング。

失敗しない!着こなしアイデア

洒落感あるカジュアルトラッドを完成させるには、いくつかポイントをおさえておくといいみたい。樋口さんがピックアップしてくれたキーワードを参考に、ぜひ実践してみて。

40代、旬の「トラッド」を洒落見せするには【スポーツミックス】がカギ

春夏から続く、スポーツミックスブーム。ヘイリー・ビーバー、BLACKPINKなど、注目のItガールズたちの影響もあり、スポーツブランドのものをデイリーに取り入れる傾向が。これはトラッドスタイルにも然りで、オーセンティックなチェックコートとナイキのハーフジップのコンビネーションが新鮮でおしゃれ!

コート¥198,000(マッキントッシュ/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店)、スエット¥9,900(ナイキ スポーツウェア/NIKE カスタマーサービス)、中に着たタートルネックニット¥27,500(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店)、パンツ¥53,900(アキラナカ)、スカーフ¥15,400(ザ シンゾーン)、時計¥49,500(セイコー シンゾーン/共にシンゾーン 表参道本店)、スニーカー¥7,150(ヴァンズ/VANS JAPAN カスタマーサポート)

レトロな顔立ちのローテクスニーカー

スニーカーはレトロクラシックなローテク一択。90年代のリバイバルモデルや貴重なコラボモデルも見逃せません。チノパンに合わせるだけで可愛い♡

上から:スニーカー¥14,630(ナイキ スポーツウェア/NIKE カスタマーサービス)、スニーカー¥8,250(ヴァンズ/VANS JAPAN カスタマーサポート)、スニーカー¥36,300(アニエスベー・12月上旬発売予定)

大人のトラッド洒落見せには「まるでおじさん⁉」なスタイリングを意識して!

スイングトップにスエットのセットアップを合わせるなど、「おじさん」っぽいスタイリングを意識。ちょいダサな感じが刺さります。とはいえ、だらしなく見えないようにシャツを合わせたり、ピンバッジを飾ったり……、程よい塩梅を狙って。

ブルゾン¥72,600(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)、スエット¥18,700、パンツ¥29,700(共にロエフ/エイチ ビューティー&ユース)、中に着たシャツ¥45,100(マッキントッシュ/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店)、メガネ¥59,290(ミュウミュウ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、ブルゾンに付けたピンバッジ各¥500(全てLong Beach OMOTESANDO)、バッグ¥141,900(J&M デヴィッドソン/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター)、スニーカー¥6,380(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)

コート¥88,000(エモエレ/アダム エ ロペ)、中に着たジャケット¥20,680(チャンピオン/ヘインズブランズジャパン カスタマーセンター)、ブラウス¥28,380(オブラダ/シンチ)、パンツ¥23,100(ザ・シンゾーン/シンゾーン 表参道本店)、時計¥8,800(カシオ クラシック/カシオ計算機 お客様相談室)、バッグ¥2,970(スピード/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)、スニーカー¥7,150(ヴァンズ/VANS JAPAN カスタマーサポート)

レオパード×旬アイテム♡40代が効かせる【女っぽトラッド】の正解

ロゴ入りのフーディを大人っぽく着るには? そう、レオパード柄の出番です。分かりやすくトレンドでもありますし、学生→大人の女性に変身できる手っ取り早い術。ボトムにサイクリングパンツを合わせるのも、今っぽくてよき。

コート¥99,000(バウム・ウンド・ヘルガーテン/S&T)、フーディスエット¥29,700(77サーカ)、中に着たシャツ¥59,400(エイトン/エイトン青山)、パンツ¥9,680(ザハイライツ)、サングラス¥25,800(カリン/スタードリーム ジャパン)、時計¥8,800(カシオ クラシック/カシオ計算機 お客様相談室)、ブーツ¥121,000(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)

ベレー帽とパールのおしゃまなコンビ

ベレー帽&パールアクセはもはや永遠の定番。何てことないカジュアルな日でも、瞬時にドレスアップが叶います。パールのネックレスに関していえば、短めのほうが合わせやすくてオススメ!

ベレー帽¥30,800(フミエタナカ/ドール)、ピアス¥28,600(カドー)、ネックレス¥42,900(カドー × シンゾーン/共にシンゾーン 表参道本店)、シャツ¥54,780(サヤカ デイヴィス/ショールーム セッション)、Tシャツ¥1,870(ヘインズ/ヘインズジャパン カスタマーセンター)

トラッドの定番、ジャケットは【コーデュロイ】でアップデート♡

トラッドの主役といえばジャケット! 紺ブレやチェック柄のジャケットがスタンダードな訳ですが、カジュアル派は断然コーデュロイが気になります。ザ・トラッドなアイテムの素材をシフトチェンジするだけで、グッとこなれた印象に。

ジャケット※メンズ¥68,200、パンツ¥46,200(共にグラフペーパー/グラフペーパー 東京)、カーディガン¥41,800(ジェーン スミス/ジョン メイソン スミス ジェーン スミス ストア)、フーディストール¥22,000(ハイク/ボウルズ)、キャップ¥8,250(ザ シンゾーン/シンゾーン 表参道本店)、ブーツ¥89,100(ペリーコ/アマン)

ビッグなヴィンテージトート

樋口さんのスタイリングに幾度となく登場しているヴィンテージのエルエルビーン。でもそのくらい、これを持つと様になるそう。サイズは大きめを推奨。

上から:トートバッグ[Mサイズ]¥47,800、[Lサイズ]各¥33,800(全てLong Beach OMOTESANDO)

マンネリ脱却!【レザー】を投入するだけで、トラッドを今っぽく

今季のトレンドはなんといってもレザーでキマり。黙ってレザーをかませればいいんじゃないか説さえあります。結果、正統派のチェック柄とハードなレザー、このミスマッチな組み合わせが◎。ほっこりする心配もありません!

レザージャケット¥217,800(マッキントッシュ/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店)、ポロニット¥30,800(キャバン/キャバン 丸の内店)、中に着たタートルネックニット¥51,700(シックススリーナインセブン/S&T)、スカート¥26,400(ジャーナル スタンダード レサージュ/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店)、メガネ¥19,800(ザ ベッドフォード ホテル/キングスター)、ローファー¥34,100(ジーエイチバス/ジーエイチバス トウキョウ)

秋冬のおしゃれの基軸、アウターでレザーを取り入れたいという人が多数。ポロシャツ×プリーツスカートのトラッドコーデもフレッシュに。

パンツ¥38,500(ジーヴィージーヴィー/grapevine by k3)、ジャケット¥58,300、スカート¥24,200(共にジャーナル スタンダード レサージュ/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店)、Tシャツ¥18,700(エイトン/エイトン青山)、肩に掛けたスエット※参考商品(ユナイテッドアスレ/キャブ)、キャップ¥3,960(シテン/ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク)、シューズ¥31,500(トゥティエ)

流行りのミニスカ×パンツのレイヤードスタイル。パンツがレザーというだけで、コーデ全体が引き締まる! トレンドカラーのブラウンが主となるコーディネート。

レザーコート¥42,900(シールームリン/シールームリン 神宮前店)、チェックパンツ¥50,600(ハイク/ボウルズ)、頭に巻いたストール¥39,600(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 渋谷店)、シューズ¥49,500(フミエタナカ/ドール)

ワイド&濃色な【大げさデニム】で一気にこなれたトラッドに!

オトナミューズ読者の制服でもある、デニムを投入してみるのはどうでしょう。トラッドといえばのチノパンやスラックスではなく、あえてのデニム。今季らしいベルボトムを合わせることで、旬度もアップ。メリハリのあるシルエットは美脚効果も絶大です。

デニムパンツ¥47,300(マザー/リトルリーグ インク)、チェックジャケット¥74,800、チェックドレス¥44,000(共にジェーン スミス/ジョン メイソン スミス ジェーン スミス ストア)、中に着たシャツ¥47,300(ニアー ニッポン/ニアー)、バッグ¥16,500(ウイルソン/アメアスポーツジャパン・ウイルソンお客様センター)、バッグに巻いたスカーフ¥2,800(ロングビーチ 表参道)、パンプス¥35,200(ペリーコ/アマン)

お土産っぽいロゴキャップ

海外のスーベニアショップで売っていそうなロゴキャップ。ジャケットやトレンチコートなど、真面目なスタイリングのハズしに。色はグリーンにエンジ、ブルーといったカレッジカラーが狙い目。

左から:キャップ¥17,600(バウム・ウンド・ヘルガーテン/S&T)、キャップ¥4,840(ニューエラ)、キャップ¥14,300(オペラスポーツ/サードマガジン)

重ねてなんぼ! 「チノラバー」なスタイリスト推薦♡【チノパン】4選

カジュアルトラッドにハズせないのが「チノパンツ」。春夏のワーク流行りから再び注目を集めだし、ここにきてバリエーションも豊富に。数あるなかから、チノラバーの樋口さんが「これ欲しい!」と新たに狙うのがこの4本。鮮度の高い着こなしと共にチェックを!

重ねてなんぼ

パンツ¥25,300、トートバッグ¥6,930(共にオブラダ/CINCH)、シャツ¥39,600(エイトン/エイトン青山)、中に着たタートルネックニット¥17,600(ハイク/ボウルズ)、首に巻いたスカーフ¥2,800(Long Beach OMOTESANDO)、バッグ¥51,700(プンティ/ショールーム セッション)、パンプス¥63,800(カチム)

CHINO PANTS #01 Oblada

タック入りの太めストレートは、きちんと感もありスラックス感覚ではけます。クリーンな見た目と、オーセンティックな佇まいは、タートルネックにシャツ、首元にはスカーフ、といったトラッドならではの重ね着を楽しむのに最適。

短いトップスと

パンツ¥7,700(ディッキーズ/エドウイン)、ニット¥47,300、首に巻いたニットベルト¥6,600(共にジェーン スミス/ジョン メイソン スミス ジェーン スミス ストア)、バッグ¥247,500※参考価格(ネオス/ザ・ウォール ショールーム)、ローファー¥12,980(ハルタ)

CHINO PANTS #02 Dickies

ディッキーズ定番の「original 874 ワークパンツ」は、今季のトレンドカラーでもあるダークブラウンをセレクト。ショート丈のニットを合わせて、タイトなウエストバンドを見せると、コーデにメリハリが出てバランスよし!

セットアップでいけ!

パンツ¥9,900、ジャケット※メンズ¥14,960(共にラングラー/エドウイン・カスタマーサービス)、Tシャツ¥2,420(ユナイテッドアスレ/キャブ)、腰に巻いたスエット¥28,600(チャンピオン/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、バッグ¥60,500(ア ヴァケーション/ノーベルバ)、ブーツ¥15,990(ザラ/ザラ カスタマーサービス)

CHINO PANTS #03 Wrangler

ドレスアップウェアとして誕生したラングラーの名品「WRANGLER WRANCHER」をリサイズしたのがこちら。緩やかなフレアで、ブーツやヒールと相性◎。同生地のジャケットとセットアップで着ればラクに攻略。

モノトーンでモードみ

パンツ¥20,900(ザ シンゾーン/シンゾーン 表参道本店)、コート¥159,500(マッキントッシュ/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店)、カーディガン¥25,300、ボーダーTシャツ¥14,300(共にアニエスベー)、メガネ¥54,780(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、バッグ¥31,900(ヴィオラドーロ)、バッグに付けたポーチ¥2,200(ドリフター/共にル タロン 有楽町マルイ店)、バッグに付けたアニマルチャーム¥5,940(コージー/ル タロン グリーズ ルミネ新宿店)、スニーカー¥35,200(グラフペーパー/グラフペーパー 東京)

CHINO PANTS #04 THE SHINZONE

スケーターパンツをイメージして作られている「TOMBOY PANTS」は、程よくヒップにボリュームのあるシルエットが特徴。あえてブラックを選び、モノトーンスタイルを貫くのもあり! 少しモード感が出て、ほっこりを回避。

これさえあれば!カジュアルトラッドを盛り上げる【ナイスな小物】4選

いつものウェアにプラスするだけでも、それっぽいムードが楽しめるトラッド小物。流行り廃りに関係なく、我々がずっと好きであり続けるであろうものたちが集結しました!

ミニマムでお利口なローファー

リアルに学生時代はいていた人も多いのでは? 青春の代名詞ともいえる「ハルタ」のローファーが、ここにきてまた気分。樋口さんいわく、ミニマムなデザインで、結局のところ一番しっくりくるとか。

ローファー¥9,130(ハルタ)、トレンチコート¥148,500(エイトン/エイトン青山)、中に着たシャツ¥54,780(サヤカ デイヴィス/ショールーム セッション)、Tシャツ¥1,870(ヘインズ/ヘインズジャパン カスタマーセンター)、パンツ¥47,300(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店)、ソックス¥2,750(ブルーフォレ/リトルリーグ インク)

端正なフィッシングバッグ

王道のトラッド小物といえばこれ! 樋口さんも長年愛用している、英国老舗バッグメーカー・ブレディのフィッシングバッグ「ARIEL TROUT」。リアルに使い勝手がいいのもポイント。

ショルダーバッグ¥70,400(ブレディ/ビショップ)

グッドガールなソックスとタイツ

ハーフパンツやミニ丈のスカートに合わせ、クロエ・セヴィニーのような着こなしを。白ソックス一辺倒でなく、流行りのエッセンスをMIXしてみては?

左から:タイツ¥7,810(スウェーディッシュ ストッキング/grapevine by k3)、ソックス※2Pセット¥2,
970(ザ レイルロード ソック/メイデン・カンパニー)

エブリデイ! レインブーツ

クラシックなロングウェリントンブーツを現代的に再解釈したバブアーのレインブーツ。レザーブーツよりもカジュアルにはけて、そのうえ機能的。

レインブーツ¥20,900(バブアー/バブアー パートナーズ ジャパン)

photograph:MISUZU OTSUKA(model), MAYA KAJITA[e7](still) styling:KAORI HIGUCHI[KIND]
hair & make-up:KAYUMI KAWAZOE[ilumini.] model:SHIORI SATO

otona MUSE 2025年12月号より

元記事で読む
の記事をもっとみる