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冬のニット、首元がチクチクして辛い…! 経験者はなんと8割超。医師が教える「かゆみ対策」とNG行動

  • 2025.12.16

ニットを着たいけど、首元のチクチクが気になる…

お気に入りのセーターを着て出かけたのに、首元のチクチクが気になって一日中落ち着かない……。そんな経験がある人は、あなただけではありません。アイシークリニックを運営する医療法人社団鉄結会が、全国の20~50代男女300人を対象に行った調査によると、冬場に衣類で肌のチクチクやかゆみを感じたことがある人は、なんと82.7%にも上りました。

チクチクの犯人は? 最も辛い部位は「首まわり」

チクチクの犯人は?
チクチクの犯人は?

刺激を感じやすい素材について聞くと、約9割(89.2%)が「ウール・毛」と回答。暖かさの代名詞である天然素材も、繊維の太さや加工によっては肌の敵になってしまうようです。

また、刺激を感じる部位の第1位は「首まわり・襟元」(78.3%)。皮膚が薄く敏感な首元に、タートルネックやマフラーが直接触れることで不快感を引き起こしていることが分かります。

なぜ冬だけ敏感に? 医師が教えるメカニズムと対策

なぜ冬になると、普段は平気な服でも刺激を感じるのでしょうか。

アイシークリニックの高桑康太医師によると、「空気の乾燥や暖房で肌の水分量が低下し、バリア機能が弱まること」が主な原因。健康な肌なら跳ね返せるわずかな繊維の刺激にも、乾燥した肌は過敏に反応してしまうのです。

高桑医師が推奨する対策は以下の通り。

保湿の徹底:入浴後すぐに保湿剤を塗り、肌のバリア機能を整える。

インナーの活用:肌に直接触れる部分はコットンやシルクなど刺激の少ない素材を選び、ウール製品は上から羽織る。

柔軟剤の使用:衣類の繊維を滑らかにし、摩擦を軽減する。

「かゆいから」と掻(か)いてしまうと症状が悪化し、湿疹や色素沈着の原因になることも。セルフケアで改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。

正しいケアとインナー選びで、冬のおしゃれを快適に楽しみましょう。

(LASISA編集部)

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