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“パワーピクシーカット”でイメチェン! 一気にショートヘアにする際のコツ

  • 2025.12.15
Getty Images

ピクシーカットは、好き嫌いが分かれやすいヘアスタイル。顔立ちに視線が集中し、長さや毛先の動きでごまかす余地がほとんどないからだ。その一方で、驚くほど顔立ちを引き立て、印象的かつスタイリングの幅も意外と豊富。トップに少し高さとボリュームを残しておけば、アレンジ次第でいく通りもの表情が楽しめる。そこで注目したいのが“パワーピクシー”だ。

「パワーピクシーとはやや長めに仕上げたピクシーカットのこと。特に顔周りに長さを残したスタイルを指します」と、ヘアスタイリスト兼トレンド予測のエキスパートであるトム・スミス氏は説明する。

「“パワー”というネーミングのとおり、前髪やフロントを後ろへかき上げたり耳にタックしたり、トップにボリュームを出して上方向・後ろ方向に髪を押し上げたりと、さまざまな表情がつけられるのが魅力。無駄がなくブレない印象を与えます。映画『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープが採用しているように、力強く主張のあるヘアスタイルでありながら実用性とファッション性を両立しているのです」

Aeon / Getty Images

このヘアカットが似合うかどうかは、顔立ちそのものよりもどんなキャラクターでいたいかという性格によるところが大きいスタイルだとスミス氏。「顔を髪で隠さずしっかり出していても心地よくいられるタイプの人にはとてもよく似合います」。

「頬骨の位置をぐっと引き上げて顔全体をパッと明るく演出してくれるフォルムですし、髪をきっちりまとめて顔まわりに髪が落ちてくるものがない状態が好きな人にもおすすめです。パワーピクシーは動いたときにも毛先がパラパラ揺れたりせず、スタイルがきちんとキープされるよう設計されています」。

とはいえ、ほかの多くのショートヘアと同じく、デイリーユースにはそれなりのスタイリングが前提になる。いわゆる“寝起きのままでキマる”ようなラフさが好きな人には、少し考え直してもいいスタイルかもしれない。その一方で、パワーピクシーは客観的に見てもかなり短めのレングス。ボブやロングヘアに比べるとスタイリングにかかる時間自体はぐっと短くて済むのがメリットだ。

「仕上がりを大きく左右する鍵は、スタイリングパウダーです」とスミス氏。「根元になじませることでスタイリング剤をつけている感じを出さずに、土台となる支えとホールド力を与えてくれます。髪が柔らかくてペタンとしがちな人には特に理想的。コントロール力とボリュームが一気に出て、すぐに扱いやすい状態に整えてくれます」

Theo Wargo/GA / Getty Images

毛量が多かったり分け目がつきやすかったり、髪そのものが重たくなりやすいタイプでも、スタイリングパウダーは大きな味方になりうる。根元をふんわり持ち上げながら形をキープしてくれるので、ほどよいホールド感と立体的なシルエットが作りやすくなるのだそう。

「ミドル〜毛先にかけて輪郭をくっきり見せたいときは、スタイリングワックススプレーやソフトポマードが最適です」とスミス氏はアドバイス。「さらにキープ力が欲しい場合は、テクスチャースプレーをプラスするのもおすすめです。ストレートヘアやウェーブヘア、ゆるいカールにはとてもよくなじみますが、より強いカールや縮毛の場合は、あらかじめ髪を軽く伸ばして表面をなめらかに整えておくときれいにキマります」

Realization : Katie Withington Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI
出典:UK ELLE

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