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おやつも食べられる!罪悪感ゼロで実践する鎌田式「最強のズボラ朝メシ」健康法

  • 2025.12.12

おやつも食べられる!罪悪感ゼロで実践する鎌田式「最強のズボラ朝メシ」健康法

健康寿命&病気予防の9割は朝メシで決まる!? 77歳・鎌田 實先生の話題の新刊『鎌田式 最強のズボラ朝メシ!』(エクスナレッジ刊)から、先生が毎日実践し、50年かけて調べ上げた朝メシの極意お届けします。第6回は、最強の朝メシにする食べ方のコツを伝授。

昼ディナーのために朝メシは炭水化物を減らす

朝メシを減らすといっても、肉やさかな、たまごなどのたんぱく質を減らすのはおすすめしません。朝はたん活(※1)にとって大事な時間ですから、たんぱく質を減らしてはいけないのです。

※1 たん活……たんぱく質をとって筋力低下を防ぐ(第3回の記事を参照)

かといって腸活のために食物繊維が豊富な野菜も減らしたくありません。となると、炭水化物を減らすのが理にかなっています。

食をテーマにしたあるドラマで、女性が「タンメンの麺抜き」を注文するシーンがありました。要するに、タンメン味の具だくさん野菜スープです。

お昼にどれくらい食べるかにもよりますが、完全な麺抜きではなく、麺の量を半分にするようなやり方でもよいでしょう。

朝メシがパン派の人は、食パンのスライスを薄くするとよいでしょう。標準的な食パンは1斤が6枚切りですが、それを8枚切りや10枚切りにするのです。パン屋さんで頼めばその枚数に切ってくれますし、スーパーで売っている食パンにも8枚切りや10枚切りのものがあるので、探してみましょう。

おやつだって食べてもよい

健康的な食生活に変えたいと思っている人は、おやつを食べることに対して、罪悪感を持っている人が多いようです。

しかし適切な食べ方をすれば、おやつだって食べてよいのです。その際のポイントは食べる時間です。

昔から「3時のおやつ」といいますが、おやつはこのあたりの時間帯に食べるのが理論的にもベストです。


第1回で時計遺伝子のビーマルワンについてお話ししました。ビーマルワンは脂肪の合成を促進する時計遺伝子で、夜遅い時間に活発になるのでしたね。ビーマルワンの活動がもっとも弱まる時間帯は14時です。14時では昼食からまだ時間がたっていないので、おやつを食べるなら15時(午後3時)くらいがよいのです。

おやつとしておすすめしたい食べ物は、たんぱく質を含む食品です。なぜなら、たんぱく質はこまめにとったほうがよいからです。

筋肉に含まれるたんぱく質は、毎日少しずつ壊れていくので、その分を少しずつこまめに補っていかなければなりません。ですから、おやつを食べるなら、ここでもたん活を意識しましょう。ゆでたまごや温泉たまごとアーモンドやくるみなどのナッツ類、魚肉ソーセージやちくわなどをおやつにするのがおすすめです。

夕メシが夜メシにならないように

これまで1日の最後の食事を「夕メシ」と呼んできましたが、夕方から夜にかけての食事というくらいの意味で使っています。

一般に「夜食」というのは夜遅い食事、深夜に食べる食事のイメージがあります。そんな時間に食事をとるのは健康によくありません。

寝る直前に食べると胃や腸にも負担がかかるので、最低でも寝る2時間前には食事を終えたほうがよいといわれています。

それ以上に、時計遺伝子のビーマルワンは、夜遅い時間に活発になるので、いくら4:4:2(朝メシ4:昼メシ4:夕メシ2)を守っても深夜に食べると肥満になりやすくなります。

夕メシを早めに食べ終えれば、朝にはおなかが空いているので、朝メシもしっかり食べられるでしょう。朝メシをおいしく食べるためにも、夕メシが夜メシにならないように注意してください。

食べ方のコツをうまく取り入れて、最強の朝メシになるようにしていきましょう。

※この記事は『鎌田式 最強のズボラ朝メシ!』鎌田實著(エクスナレッジ刊)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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