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「それ捨てといて」って、私の弁当!? 冷蔵庫の私物を無断で処分する【無神経社員】が言葉を失ったワケ

  • 2025.12.15

職場の冷蔵庫に入れていたお弁当が消えた──。そんな経験、ありますか? 筆者の友人・智子さん(仮名)が体験したのは、まさかのお弁当神隠し?! しかし、その後に起きた展開が予想外すぎました。冷蔵庫に貼られた一枚の貼り紙が、職場全体を変えてしまったのです。

画像: 「それ捨てといて」って、私の弁当!? 冷蔵庫の私物を無断で処分する【無神経社員】が言葉を失ったワケ

消えた弁当の行方

いつものように冷蔵庫に入れておいた手作り弁当。

昼休みに取り出そうとした智子さんは、その場で固まりました。

ない。

どこを探しても、見当たらない。

慌てて周囲に声をかけると、ひとりの女性社員がこう言ったのです。

「邪魔だったから"捨てといて"って指示したんだよ」

……は?

耳を疑いました。

実際に処分したのは新人アルバイトさん

「古いお弁当かと思って……社員さんから環境整備の業務だと聞いて……」と平謝り。

その社員は、日頃から新人やパートさん相手に暇つぶしのような意地悪指示を繰り返していた常習者だったのです。

次々と明らかになる被害

その後、他の同僚からも声が上がり始めました。

「私のコーヒーがない」

「3時の休憩用に買っておいたプリンも消えた」

冷蔵庫の物がなくなる被害が続出し、職場は騒然。

ついには上司が動き、その社員には厳重注意が下されました。

これで終わりかと思いきや。

なんと社長が「今夜の接待用に入れていた手土産がなくなった」と言い出したのです。

空気が一変しました。

冷蔵庫問題は一気に、社全体の課題となりました。

現れた《予言の書》

数日後、冷蔵庫に貼られた手書きの貼り紙が話題になりました。

そこにはこう書かれていたのです。

「予言の書:人にしたことは、なん倍にもなって自分に返ってくるだろう——捨てる人は、いつか捨てられる。」

書いたのは名乗らぬ人物。

でも「たぶん社長」と、誰もが察したのでした。

変わった職場の空気

以来、冷蔵庫は不思議なほど整然と保たれるようになりました。

"あの社員"も、驚くほど大人しくなったそうです。

智子さんは今、毎日安心してお弁当を冷蔵庫に入れられる日々を過ごしています。

たった一枚の貼り紙が、職場の空気を変えてしまった。

言葉の力って、こういうものなのかもしれませんね。

【体験者:40代・女性パート勤務、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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