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【ぶっちゃけ】「世田谷区」は年収いくらで住める? マンション価格高騰でも“世帯年収800万円”で買える現実的ラインとは

  • 2025.12.11

世田谷区の平均世帯年収は655万円!?

マンションリサーチ株式会社は2025年12月11日、世田谷区の世帯年収やマンション相場に関する最新レポートを公開しました。

まず注目したいのは、世田谷区に住む人々の懐事情です。

同区の平均世帯年収は655万円。東京都平均(564万円)を約16%上回る高水準ですが、特筆すべきは年収700万円以上の層が全体の約3割(31.7%)を占めている点です。

また、家計支出においても「教育費」への投資が積極的で、環境と教育にお金をかける“価値志向型”の家庭が多いことが浮き彫りになりました。

中古マンション相場は「約7000万円」

「世田谷区」は年収いくらで住める?
「世田谷区」は年収いくらで住める?

では、肝心のマンション価格はどうなっているのでしょうか。

2025年11月時点での世田谷区の中古マンション売買相場は、6993万~7393万円。過去9年間で価格は52%も上昇しており、高い資産価値を維持しています。

この価格帯を購入するためのシミュレーション(頭金300万円、金利1%、35年ローン)を行うと、月々の返済額は約14万円。管理費などを加えると住居費の負担は月16~17万円程度になります。

年収800万円で「買える」のか?

ここで気になるのが、「世帯年収800万円(手取り月収約50万円前後)」での購入可能性です。

結論から言えば、「築年数や平米数を調整すれば十分に現実的」と言えそうです。

世田谷区の大きな特徴は、築年数が経過しても価格下落が緩やかな「資産性の高さ」にあります。

築30年以上の物件でも平米単価は約70万円と底堅く、リノベーション需要も高いため、あえて築古を選んで月々の返済を抑えるという選択肢が有効です。

築浅物件: 高所得層向け(年収1000万円~推奨)築古リノベ: 世帯年収800万円層でも手が届く現実的ライン

磯野家は「資産2億円」の超・富裕層?

ちなみに、世田谷区桜新町といえば国民的アニメ『サザエさん』の舞台としても有名ですが、あの「平屋・庭付き一戸建て」を現代の価値に換算するとどうなるのでしょうか?

LASISAの過去記事から考えてみたら、磯野家の推定資産価値(土地+建物)はなんと約2億2000万円であるかもしれません。もし賃貸に出せば、家賃は約38万円にもなると試算できます。

波平さん(父)の稼ぎ一本で家族を養い、あの家に住めている磯野家は、現代の感覚では紛れもない「超・富裕層」と言えるでしょう。

昭和の「庶民の象徴」だったサザエさん一家の暮らしは、令和の今となっては、世帯年収800万円の共働き夫婦が「中古マンション」でようやく手が届くかどうか……という、はるか雲の上の存在になってしまったのかもしれません。

(LASISA編集部)

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