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W杯で日本代表と対戦!チュニジアの警戒すべきスター選手5名

  • 2025.12.10

先日行われた2026年ワールドカップの組み合わせ抽選会において、日本代表が対戦する相手が決定した。オランダ、チュニジア、そしてヨーロッパのプレーオフを勝ち抜く1チームと同じグループとなり、決勝トーナメントへの切符を争うことになった。

今回は、アフリカ予選で非常に恵まれた組み合わせだったとはいえ9勝1分、失点はなんとゼロと非常に安定した成績を残したチュニジア代表で「危険な存在」を5名ピックアップした。

イスマエル・ガルビ

画像1: (C)Getty Images
(C)Getty Images

所属クラブ:アウクスブルク(※ブラガからのローン)

年齢:21歳

ポジション:攻撃的ミッドフィルダー

フランス生まれで、パリ・サンジェルマンの下部組織で育ったアタッカー。2020年にはカタールで行われたアルカスインターナショナルカップに出場し、柏レイソルユースを相手に2ゴールを決めた。

2021年にはトップチームに昇格したが、その後ローザンヌへのローン移籍を経てポルトガルリーグのブラガへと加入。今季はドイツ・ブンデスリーガのアウクスブルクへと貸し出されている。

中盤の攻撃的なポジションならばどこでもこなすユーティリティアタッカーで、高い技術とボールコントロール、鋭いパスでのチャンスメイクを得意としている。またセットプレーのキッカーとしても活躍できる選手だ。

モンタサル・タルビ

画像2: (C)Getty Images
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所属クラブ:ロリアン

年齢:27歳

ポジション:センターバック

今回の予選で1つも失点しなかったチュニジアのディフェンスライン。その中心として全試合に出場した要の選手が、このモンタサル・タルビだ。190cmの長身を武器にしたセンターバックで、空中戦やフィジカル勝負に長けたクラシックなプレーヤーである。

フランスの首都パリで生まれたものの、家族が帰国することになったため12歳でチュニジアへと移住し、名門エスペランス・チュニスの下部組織で育成されたという経験を持っている。プロになってからはトルコ、イタリア、ロシアを経て生まれ故郷のフランスに戻り、2022年からロリアンの中心的な存在となっている。

エリアス・シュヒリ

画像3: (C)Getty Images
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所属クラブ:アイントラハト・フランクフルト

年齢:30歳

ポジション:セントラルミッドフィルダー

堂安律が所属しているアイントラハト・フランクフルトでプレーしているボランチ。主に守備的な役割をこなし、185cmの体格を活かした空中戦にも力を発揮する。また攻撃面での貢献も可能な万能性を備えており、チュニジア代表でも長く中心的な役割を果たしてきた。今回の予選では6試合の出場に留まったものの、万全ならば彼の存在は欠かせない。

元々はフランスの生まれで、モンペリエのアカデミー出身。ただ2015年にはチュニジアのオリンピック代表チームに選出されており、そのまま2018年にはフル代表へとステップアップ。これまで代表で74試合に出場して3ゴールを決めている。

ナイム・スリティ

画像4: (C)Getty Images
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所属クラブ:アル・シャーマル

年齢:33歳

ポジション:ウインガー

33歳という年齢ながら、今なおトップレベルを維持し続けているアタッカー。2016年に代表デビューを果たした彼は、今回のワールドカップ予選でも主力としてプレーした。現在は怪我のために離脱しているが、復帰すればかならず代表に名を連ねてくるだろう。

2022年と2023年には親善試合で2度来日しており、日本代表と対戦。組み合わせ抽選会のあとには「日本にはあの時に感銘を受けたよ。目を閉じても互いの気配を感じているようだったし、技術も高く、機敏でスピードがあった。僕の観点では、間違いなくアジア最高のチームだよ」と語っていた。

ムハンマド・アリ・ベン・ロムダン

画像5: (C)Getty Images
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所属クラブ:アル・アハリ(エジプト)

年齢:26歳

ポジション:攻撃的ミッドフィルダー

今回のワールドカップ予選で4ゴールを決め、突如チームのトップスコアラーになった攻撃的ミッドフィルダー。名門エスペランス・チュニスで長くプレーした経験を持っているが、2023年にハンガリーの古豪フェレンツバーロシへと移籍し、今季からエジプトの盟主アル・アハリへと加入している。

9月に行われた赤道ギニアとの試合では、アディショナルタイム4分というタイミングでゴールを決めて1-0の勝利に貢献。この勝点3によってチュニジアは本大会出場を決めたため、ベン・ロムダンはまさに今回の予選での「ヒーロー」だった。なお、彼の代表初ゴールは2022年6月の日本代表戦での1点目となったPKである。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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