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疎遠の友人から結婚&出産祝い「なんで子どもの名前と夫の容姿を知ってるの…」一気に青ざめた理由は

  • 2025.12.9

これは、去年、結婚と出産をした友人Aが話してくれたことです。産後2カ月ごろのある日、中学時代の友人Bから突然Aへ連絡が来ました。久しぶりの連絡に驚きつつ、他愛もない話をしていると、「そういえば赤ちゃん生まれたんだね。名前も素敵」と、Bから言われます。しかし、AはBに妊娠や出産のことを伝えていませんでした。Aは戸惑いながらどこで知ったのか尋ねると、まさかのところから個人情報が漏えいしていたのです。

なぜそんなにうちのことを知ってるの?

無事に娘を出産し、2カ月が経ったある日、「久しぶりだね。覚えてる?」とSNSに1通のダイレクトメールが届いたのです。相手は、中学3年生で同じクラスだったBですが、そこまで仲がいいわけでなく卒業以来会っていません。

そんなBから急に連絡が来たので、Aは「久しぶりの連絡ってことは、もしかして何かの勧誘?」と少し警戒します。しかし、無視するのは悪いので「久しぶりだね。元気? どうしたの?」と返信しました。Bは「元気だよ! そういえば、結婚と出産おめでとう! 名前Cちゃんっていうんだよね。かわいい~。旦那さんはかっこいいし、やさしそうでうらやましいな」と来たのです。Aは、結婚と出産についてSNSに投稿しておらず、Bにも知らせていません。「何で娘の名前知ってるの? 新聞のうぶ声欄に載ったからかな。でも、じゃあ夫の顔を知ってるのはなんで?」と、違和感を覚えました。

また、Bは続けざまにAの夫の仕事内容や結納した場所なども詳細に知っていたので、さすがに怖くなり「何でそんなに知ってるの? 私の母がBのお母さんに話したとか?」と尋ねたのです。

するとBは「ううん。たまたまSNS見てたら、Aと旦那さん、赤ちゃんの3人の投稿が出てきて。『わぁ、これAだ!』ってうれしくなったの。でも多分家族さんのアカウントなのかな? と思ったからこっちのアカウント(メッセージを送ってきたほう)に連絡したの。投稿遡って見てたらいろいろ知っちゃった」と言うので、Aは青くなりました。

「え、それ誰のSNS?」とAが恐る恐る尋ねると「これだよ」とすぐにアカウントが送られてきます。そのSNSを開くと、なんと義母! そこにはAの娘の名前はもちろん、「先日、お宮参りで訪れた○○神社」「息子夫婦の新しい家は、日当たりがよくて快適そう」といった、A家族の家の場所や行動範囲が特定されかねない情報が、親戚への報告のように、詳細に投稿されていたのです。Aは、急いで仕事中の夫に連絡し、義母本人にも電話をかけ投稿の真意を問い詰めたそう。

義母は「私の友だちもみんなSNSしてて、息子の結婚と孫の誕生で、幸せのおすそ分けしたかったのよ。ダメだった?」とまったく悪びれる様子がありません。「すぐ削除してください! 勝手に個人情報ばらまかないで!」と怒るA。ところが義母は「何よ。みんな幸せそうってコメントしてくれてるのに削除したくない!」と引きません。

Aが困って言葉に詰まっていると「え? ○○から電話だわ」と義母。夫から着信が入ったようです。一度Aとの電話を切り、しばらくすると、投稿が削除された様子。そして義母から電話があり「Aちゃん、息子にがっつり怒られて事の重大さを知ったわ。SNSって怖いのね……。怖い思いさせてごめんなさい」と謝罪されたのでした。

夫は電話で、SNSに勝手に掲載することで、A夫婦や子どもにどんな影響を与える可能性があるのか、事件に発展した実例などをあげて話してくれたそうなのです。一方Aは電話では「勝手に投稿しないで」「削除して」としか伝えていなかったので、夫の話のほうが義母にとっては納得しやすかったのだろうと、Aは伝え方を反省していました。


SNSは、手軽に近況報告ができる一方で、1つの投稿をきっかけに顔や名前、居住地などの個人情報が簡単に流出してしまうのだと、Aの実体験を聞き痛感。同じように幼い子どもを育てる私は、他人事ではないと思いました。自分自身や家族、友人などを犯罪のリスクに巻き込まないためにも、家族間でSNSの使い方やルールをきちんと明確にし、子どもにもしっかり教えなければいけないねと、夫婦で話し合うきっかけになった出来事でした。

著者:山崎はる/30代・ライター。6歳の男の子と2歳の女の子の元気いっぱいな兄妹を育てるママ。共働き夫婦だが、夫の激務でほぼワンオペ状態。家事と育児、仕事の疲れは、大好きなどら焼きを食べて癒している。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

ベビーカレンダー編集部

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