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クリスマス前に恋人をゲットできる人の共通点…煮え切らない相手に決断させた47歳女性の質問フレーズ

  • 2025.12.9

もうすぐクリスマス。聖夜までに彼氏・彼女を作りたいならどうすればよいのか。ハイスペック男性に関するリサーチ事業や婚活スクールを運営するハイスペ男子総合研究所の吉沢詩乃氏は「クリスマスまでに交際相手を作ることに成功した事例には、明確な共通点がある」という――。

丸の内のイルミネーション
※写真はイメージです
数々のドラマが起こる12月

「クリスマスまでに彼氏をつくる」。イルミネーションでにぎやかになる街並みに背中を押され、そんなふうに決意をしたことはありませんか?

とてもシンプルな目標ですが、本気で期限を設定した瞬間から、恋が驚くほどドラマチックに動き始めることは多々あります。実際に12月の婚活市場では、想定外の出会い、別れ、決断が次々と起こっています。今回は、実際に起こったエピソードから、クリスマスシーズンの成功と失敗の分かれ道について解説しましょう。

かつて惨敗した彼との再会クリスマスデート


「クリスマスまでに彼氏をつくる!」と決め、マッチングアプリを使って婚活中の45歳のAさん。ある日新しいマッチングアプリを開くと、見覚えのある男性が目に飛び込んできました。

彼は40代で年収2000万円超・複数事業を持つ会社を経営している、絵に描いたようなハイスペックイケメン。彼とは3年前に出会っていたものの、Aさんは当時、人生で初めて本物のハイスペ男性と遭遇したことで萎縮し、やや強引な物言いにも押し切られ、自分の気持ちをうまく伝えることができず、結果としてブロックされてしまいました。

しかしあれからAさんはさまざまな人と出会い、経験を重ねてきました。気まずさはあるものの、勇気を出して彼のプロフィールに「いいね」を押すと、即マッチ。クリスマスにデートをすることになりました。

当日待ち合わせ場所に行くと、彼はAさんと以前会っていると気づいていなかったので、初対面のフリをしてデートを楽しみます。都心のビジネス街にある落ち着いたカフェに移動して話をすると、かつての彼の強気な態度は影を潜め、どこか緊張してモジモジしている様子。明らかにAさんへの態度が変わり“高嶺の花”扱いをしているようでした。

しかし別れ際、3年前と同じように 「交際に進むなら、体の関係も含めたい」と言われたAさんは、今度こそ怯まず、「私はすぐそうなるのは嫌。自分のペースを大事にしたい」と回答。

彼はその後も必死に口説いてきましたが、Aさんは「あなたは素敵だけど、今すぐ付き合うとは決められない」と穏やかに告げ、彼に「じゃあもう会わないよ」と強く返されても、一切動じず 「うん、わかった。ありがとう」 と淡々と答え、席を立ちました。

相手は同じなのに結果が変わった要因

これは「同じ相手と再会したのに、結果が逆転した」という典型例です。ポイントは“相手が変わった”のではなく、“自分の恋愛力と意思決定力が上がった”ことで関係構造が変わった点です。

似たような現象はビジネスシーンでも起こり、以前は不得意だった商談相手と、あるときを境に普通に話せることがあります。これは相手が優しくなったのではなく、自分の実力が上がったからなのです。

恋愛の成果は“今の実力値”の鏡。「クリスマスまでにどんな力をつけるか」を決めて行動すると、短期間でも関係の質は大きく変わります。

クリスマス直前「横浜デート」の結果は


「クリスマスまでに絶対に彼氏が欲しい!」そう思い立ち、マッチングアプリを再開した35歳のBさん。写真の雰囲気が素敵な男性とマッチし、メッセージもテンポよく続き、すぐにデートが決まりました。

相手の男性は年収1000万円超・40代の会社員。初回デートの場所は彼の提案で「横浜のおすすめの店」へ行くことに。「クリスマス前の横浜=おしゃれ」という先入観からBさんは気合いを入れてドレスアップし、ルンルン気分で待ち合わせへ向かいました。

しかし彼に連れて行かれたのは、まさかの“学生が集う激安チェーン居酒屋”。安い飲み放題で盛り上がる若者グループが多い中、ドレス姿の彼女は完全に場違いになってしまいました。

「最初に店名を聞いておけばよかった……」という後悔とともに、クリスマスシーズンのほろ苦い思い出になったそうです。

恥ずかしさといたたまれない気持ちで、手で顔を隠している女性
※写真はイメージです

婚活でよくあるアクシデントは「“当たり前”が違う」というケースです。この男性は「自分が良いと思うお店に連れていく=良い行為」だと考えており、クリスマスだから特別なお店にするという感覚がなかったのでしょう。しかしBさんは「クリスマス=レストランなど特別な場所でのデート」だと思い込んでいました。

このケースは、男性が悪いわけでも女性が悪いわけでもありません。「きっとこうに決まっている」と自分の前提だけで進めず、マメに相手に確認をとることを忘れていただけです。こうした確認は、人間関係におけるすれ違いを減らすカギになるでしょう。

目標通りクリスマス前に彼氏をゲット


47歳のCさんがマッチングアプリで出会ったのは、以前ラグジュアリーホテルに勤務し、現在は恵比寿の人気飲食店のオーナーだという50代の男性。2人にはフランス語が話せるという共通点があり、自然とデートのような雰囲気で週数回の会話が続くように。家が遠距離のためなかなか会えない中、何度も通話を重ねて距離が縮まっていきました。

季節が移り変わり、もうすぐクリスマス。ある日、彼はバツイチだからか 「付き合うなら結婚を見据えたいから、どうしても慎重になってしまうんだ」と率直に話してきたので、Cさんはガッカリすることなく、優しい口調で「どんな状態なら付き合えると思う?」とボールを返しました。彼が答えに迷っていたので、Bさんは「ちなみに私はもう準備ができているよ」 と、相手を急かすことなく、自分の意思をはっきり伝えました。

そしていよいよクリスマス直前、初めての対面です。 彼が経営するレストランで特別メニューを味わいながら、Cさんは素直に「今日会えて嬉しい。あなたのこと素敵だと思っているよ」と伝えました。

彼も「同じ気持ちだよ」と返してくれたものの、そのまま会話が終わりそうな空気だったのでCさんは一歩踏み込みました。「それって、付き合うってこと? 私はOK。あとはあなたの決断だよ」

少し驚いた彼でしたが、覚悟を決めて 「うん。付き合おう」と告白してくれました。

会話を通して関係を変えていく

Cさんのケースは、「まず自分の気持ちを伝える」「対話を通じて意思決定のサポートをする」という積極的なコミュニケーションが実を結んだ好例です。

恋愛や婚活シーンでは、まず「相手はどう思っているか」「脈があるか」を確認したがる人が多いのですが、これはもったいないパターンだといえます。人間関係は、キャッチボールのように会話をしながら深めていくもの。様子見をせず、先に自分の気持ちを伝えて関係を進められる女性は強いです。

また、「どんな状態なら付き合えると思う?」と、コミュニケーションを通じて相手の意思決定をサポートしているところも秀逸です。

優秀なセールスマンは「自社・自分のスタンス」を最初に自己開示をして信頼構築をするだけでなく、意思決定までの道のりを一緒に整理し、一つずつ一緒にクリアしていきます。恋愛や婚活における意思決定のシーンでも、「決めさせる力」のパワーは絶大です。

赤ワインで乾杯するカップル
※写真はイメージです
39歳、煮え切らない彼氏に婚活を宣言


39歳のDさんには、年収800万円、交際して丸1年になる同い年の彼氏がいます。Dさんは早く結婚したかったものの、彼氏は結婚に後ろ向きで一向に話が進みません。そこでDさんは彼氏に「結婚したいから他の人とも会うよ」と宣言。しかし彼は本気だと思っていないようでした。

そこでDさんは宣言通り結婚相談所に入会し、ある会社員の40代男性と出会います。年収750万円、スポーツカーとレクサスを所有し、総資産1億円を超える堅実な男性でした。

出会ってすぐのデートで、男性から「結婚を前提とした交際」の打診があり、Dさんは悩みに悩みます。季節はもうすぐクリスマス。その日2人でクリスマスマーケットを楽しんだ後、改めて結婚を前提とした交際を提案されました。

そこで彼女は緊張しながら、1年付き合っている彼氏がいると告白。結婚に向けて話が進まず、彼氏の承諾を得て婚活をしていることや、子どもが欲しいと思っていることなどを正直に伝え、彼氏との関係に結論を出すことを約束しました。

人生を決めた「涙のクリスマス」


そして迎えた運命のクリスマス。彼氏とのデート中ずっとタイミングを探し続け、デートも終わる頃、駅の連絡通路でついに、結婚相談所に入って真剣交際を申し込まれていることや、結婚や子どもを本気で望んでいることを伝えました。

彼は「そんなに子どもが欲しいと思ってなかった……」と動揺しながらも、「Dちゃんには幸せになってほしい。1週間考えさせて」と答えました。

その後また彼氏と会い、気持ちを聞くと「仕事を優先したいから、今すぐ結婚するのは難しい」という返答が……。Dさんは泣きながら伝えました。「29歳なら待てた。49歳でも待てたと思う。でも私は39歳だから、もう待てない」これがDさんの偽りのない本音でした。

お互いに感謝の気持ちを言葉にし、「幸せになってね」「これからは友だちだね」と伝え、笑顔で別れました。

その後、結婚相談所で出会った男性に結果を報告し、そのまま結婚を前提に交際をスタート。7月末に誕生日を迎えるDさんが「40代になる前に入籍したい」と希望を伝えたところ、彼が逆算してスケジュールを立ててくれ、39歳のうちに入籍をし、結婚式を挙げることができました。今でも、彼の器の大きさと優しさは変わらず、幸せな結婚生活を送っているそうです。

思いを正直に伝えることの重要性

これは「期限を決めること」「自己開示」が大きな勝因となったケースです。「39歳になる前に結婚したい」という明確なタイムリミットを設定し、当時の交際相手との話し合いや結婚相談所への入会など、先延ばしせずに行動しています。

期限を決めることで行動力が大きく上がり、判断基準も明確になります。本気で期限を決めたことで成功確率が跳ね上がった好例といえます。

また、交際していた彼氏やお見合い相手の現夫に自己開示をしていた点もすばらしいです。恋愛の同時進行を否定的に捉える人もいるでしょう。しかし、Dさんの場合は本音をすべて正直に話し、自分の気持ちや男性たちと誠実に向き合うことで、良い関係を維持しながらベストな選択ができました。

物事を隠したまま自分だけが得しようとするのではなく、デメリットがあっても思いを正直に伝え、相手の選択の自由を尊重する人間力も、信頼関係の構築につながっています。

結婚式で誓いのキスをするカップル
※写真はイメージです
成功事例の共通点

クリスマスに幸せを掴んだエピソードには共通点があります。それは「期限を決める」「主体的なコミュニケーション」のふたつです。

期限を決めるのが大事、というのはビジネスシーンでもよく語られることですが、「“正しく”期限を決めることができているか」という点が重要だと考えています。

期限を決めることのメリットは、「行動力が上がる」ということです。目標を本気で達成するにはどうしたら良いかを考えると、必然的にアクションが増え、結果に結びつきやすくなります。

もったいないのは、期限を決めたあとに「期限内に本当に達成できるかな……」と不安になるばかりで、行動に結びつかない状態です。

期限を決める本当の価値は、「行動を促す」ことにあります。実際には、期限と結果の出る日に乖離かいりがあっても困らないことがほとんどです。期限を決めることの本質を理解しておくと、正しくそのパワーを活用することができます。

クリスマスマーケットを訪れたカップル
※写真はイメージです

また、令和の時代に特に大切なのは「主体的なコミュニケーション」です。

インターネットやSNSの発達により、私たちは自分用にカスタマイズされた大量の情報を受け取り、人と会話をせずに検索して自己解決することが当たり前になっています。知らず知らずのうちに「受け身」に慣れきっているのではないでしょうか。

しかし婚活で土台となるのは人間関係であり、「自己開示ができる」「どうしたいかを伝え、相手に働きかける」という主体的なコミュニケーションは、リアルな人との関係を築くのに最も大切なスキルだといえます。

以上の共通点を活かして、ぜひクリスマスまでに素敵なお相手を見つけてみてください。

吉沢 詩乃(よしざわ・しの)
ハイスペ男子総合研究所 所長/はんなり代表取締役
東京外国語大学卒業後、リクルートに入社。結婚情報誌『ゼクシィ』や子育て・人材領域のメディアで法人営業を担当し、複数部門でMVPを受賞。2017年に独立し、恋愛・婚活支援に特化した「ハイスペ男子総合研究所」を設立。男女の思考・心理・関係性に関する独自の調査と研究を基に、婚活に必要な〈マインド・ビジュアル・コミュニケーション〉の三位一体型プログラムを開発。主宰する恋愛婚活スクール「総研アカデミー」は累計950名以上の受講生を輩出し、幅広い年代の女性が結婚・良縁を実現。20代から50代の女性まで、年齢や環境を問わず“その人らしい幸せなパートナーシップ”を叶える支援を行っている。書籍『恋愛無双になる方法』『なぜ、彼女ばかりがハイスペ男子に選ばれるのか?』(ともに大和出版)は、書店やAmazonランキングで多数部門1位を獲得。メディア出演・連載・講演多数。

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