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「おもしろいと思ったらクドカンだった」約8年前“豪華すぎる女優たち”集結の【火曜ドラマ】絶賛の声が“絶たない”完成度

  • 2026.1.19

2017年10月期のTBS系火曜ドラマ『監獄のお姫さま』は、宮藤官九郎脚本による刑務所を舞台にした、おばさん犯罪エンターテイメント。馬場カヨ(小泉今日子)が刑務所で出会った仲間と共に、イケメン社長の復讐計画を企てる笑いと涙ありの群像劇だ。

『監獄のお姫さま』大まかなあらすじ

2017年のクリスマス・イヴ、『EDOミルク』のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)の息子・勇介(前田虎徹)が誘拐される。この誘拐は、馬場カヨらが刑務所で長年計画してきた復讐の一環だった。目的は、6年前に起きた『爆笑ヨーグルト姫事件』の真犯人が吾郎であると自白させること。

時は遡り2011年秋。夫の殺人未遂で『自立と再生の女子刑務所』に収監されたカヨは、同じく受刑者の勝田千夏(菅野美穂)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)らと出会う。

2012年の春には『爆笑ヨーグルト姫事件』で世間を賑わす江戸川しのぶ(夏帆)が受刑者として入所。吾郎にハメられ刑務所に入ったしのぶは、実は妊娠していることが発覚。受刑中に男の子を出産し、勇介と名付けた。最長1年半は所内で育児もでき、カヨたちは愛情を込めて勇介の面倒を見る。しのぶは、自分の出所まで勇介を母・民代(筒井真理子)に託すつもりだった。しかし別れの日、民代は吾郎と一緒に来ており、勇介を引き渡してしまう。その後、吾郎はタレントの西川晴海(乙葉)と結婚し、勇介を2人の子として育てていると知ったカヨたちは、吾郎への復讐を決意する。

「おもしろいと思って見てたらクドカン作品だった」何度も見ても飽きないおもしろさ

本作は、過去と現在が交錯しながら、カヨを始めとする受刑者たちがなぜ犯罪を犯したのか、そして『爆笑ヨーグルト姫事件』の真相が明らかになっていく。笑いと涙ありの人間ドラマだ。

SNSでは「おもしろいと思ったらクドカンだった」というコメントが意外と多く見られる。宮藤官九郎といえば、『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』、『不適切にもほどがある!』など数々のヒット作を世に送り出している人気脚本家。笑いだけでなく、泣かせるシーンや心に残るセリフが多いのも魅力だ。

『監獄のお姫さま』は、彼の作品の中では珍しい女性中心のドラマとなっていることから、知らずに見ていたという視聴者も多い。本作は、宮藤作品ならではの軽快なテンポと、小ネタやギャグが満載で、視聴者から「おもしろすぎて一気見した」「何度もリピートしてる」といった絶賛のコメントが寄せられている。

「カッコよすぎ」満島ひかりに惚れる視聴者が続出

本作は、主演の小泉今日子をはじめ、豪華すぎるキャスト陣でも注目を集めた。その中でも高い存在感を放ち大好評だったのが刑務官・岩井ふたば役を演じた満島ひかりだ。ふたばは、『自立と再生の女子刑務所』の刑務官で、受刑者の職業訓練や教育を担当。犯罪、特に再犯を憎み、厳しく指導する。しかし後半で刑務官を辞め、吾郎の秘書となって身辺調査をし、カヨたちの復讐計画に深く関与する。

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満島ひかり(C)SANKEI

犯罪者を憎む彼女は、受刑者を「雑魚!」と呼んで罵倒したり、拘束され暴れる吾郎に、「しゃべるな、クズ!」とスタンガンを押し付けるなど、ドSシーンも多い。視聴者から「カッコよすぎ」「最高」「満島ひかりに罵倒されたい」といった声が数多く寄せられた。本作での弾けた演技が高く評価され、満島は第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で助演女優賞を獲得している。

令和の今も愛される『監獄のお姫さま』

放送から年月が経った今も、脚本の完成度の高さや豪華キャスト陣による個性豊かなキャラたちに、SNSでは絶賛の声が後を絶たない。本作が色あせない理由は、単なる復讐劇やコメディにとどまらず、犯罪や人生のやり直しといった重いテーマを、宮藤官九郎らしいユーモアと温度で描き切っている点にある。

おばさんたちが織りなす軽快な会話に、笑わされ、時に胸を締め付けられる。その絶妙なバランスこそが最大の魅力である。まだ見ていない人はもちろん、すでに視聴済みの人にも改めておすすめしたい一作だ。