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【医師監修】サウナは肌にどんな効果がある?美容効果を高めるポイントを紹介

  • 2025.12.7
Saji+(さじたす)

最近はサウナ人気がじわじわ拡大中。性別や年齢を問わず、サウナに興味を持つ人が増えています。サウナにはいろんな効果が期待されます、特に注目したいのが「肌」への効果。 この記事では、医療法人なかざわクリニックの中澤 佑介院長監修のもと、サウナは肌にどのような効果があるのか、注意点、そして美容効果をさらに高めるポイントまでまとめてご紹介します。

サウナが肌に与える効果とは?美肌との関係をチェック

タオルで汗を拭う若い女性 ビューティイメージ
Saji+(さじたす)

 

サウナには、肌にうれしい効果があります。血流を促して肌の調子を整えたり、発汗で不要なものを排出したり、自律神経を整えることで結果的に肌がきれいになることも期待されています。ここでは、サウナが肌にどんな影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

血行促進でくすみ改善&肌あれ予防

サウナで体がじんわり温まると、血行が良くなり肌の新陳代謝もアップ。血流がよくなることで酸素や栄養が肌細胞にしっかり届き、肌のターンオーバーがスムーズになります。ターンオーバーが整うと、くすみのない明るい肌色になりやすく、乾燥やニキビといった肌トラブルの予防にもつながります。さらに血流が良くなることで老廃物の排出も促され、むくみが解消されて顔まわりがスッキリ見えるのも嬉しいポイントです。

自律神経の調整とアンチエイジングの関係

サウナは心身のバランスを整える自律神経の調整にも大きく関係しています。体温が上がると交感神経が刺激され、水風呂で体を冷やすと副交感神経が活性化。温冷交代浴を繰り返すことで、自律神経がリセットされ、ストレスや不眠の改善、ホルモンバランスの安定にもつながります。また、サウナと水風呂の入浴で「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」が活性化すると言われており、肌のハリやエイジング対策にも期待できます。

サウナは肌に悪い?デメリットと注意点も知っておこう

サウナに入る女性のイラスト
Saji+(さじたす)

 

サウナは肌にうれしい効果がある一方で、肌に負担になることもあります。肌への影響を理解したうえで、上手に活用することで美肌につなげられます。ここでは、サウナが肌に与えるマイナス面について解説します。

サウナ後は肌が乾燥しやすい

サウナで体温が上がると、大量の汗とともに体内だけでなく肌のうるおいも失われやすくなります。高温の環境では水分がどんどん蒸発するため、入浴後に肌がつっぱったり、かさつきを感じることも。もともと乾燥肌やアトピー体質の人は、サウナ後に肌の状態が悪化する場合があるので注意が必要です。

肌のバリア機能が一時的に低下することも

サウナは肌の角質層にあるバリア機能を一時的に低下させる可能性があります。バリア機能とは、外部の刺激や乾燥から肌を守る天然の防御システムのことです。サウナで水分が奪われると、この機能が低下して赤みやかゆみ、ひりつきなどのトラブルを感じやすくなることもあります。敏感肌の人や肌に炎症・吹き出物があるときは、無理にサウナに入らないほうが安心です。

皮脂の過剰分泌を促す

サウナで汗をかくと、皮脂の分泌も活発になります。皮脂は肌を守る役割がありますが、過剰に出ると毛穴詰まりやニキビの原因になることも。サウナ後は汗や皮脂をきれいに洗い流し、清潔な状態に整えることが大切です。その後にきちんと保湿をすれば、皮脂分泌をコントロールしやすくなります。

サウナ美容効果をアップさせるポイント

タオルとサウナハットと水筒
Saji+(さじたす)

 

サウナは美肌効果が期待できますが、正しい入り方を知ることでより効果を高められます。ここでは、サウナの美肌効果をさらにアップさせるポイントを詳しく解説します。

サウナ前後・サウナ中はしっかり水分補給

サウナに入る前後は、しっかり水分補給をしておきましょう。大量の汗で老廃物や皮脂を排出できますが、体内の水分が不足すると肌の乾燥やハリの低下につながります。サウナ前やサウナ中、外気浴中に常温の水やミネラルウォーターをしっかり飲んでおけば、代謝を高めながらしっかり汗をかける状態に体を整えられるでしょう。

サウナに入る前は肌を清潔にしておく

サウナ前に体を洗って肌をきれいにしておくことも大切です。皮脂や汚れが残っていると、せっかくの発汗による効果を妨げてしまうことがあります。入浴前に汗や汚れをしっかりと落としておくと、サウナ中にスムーズに汗をかけるようになるでしょう。

サウナ後の軽い運動で血流アップをサポート

サウナ後は体が温まり、血管が拡張した状態にあります。このタイミングで軽いストレッチやヨガなどの運動を取り入れると、血流がさらに促進され、美容や健康への効果を高めやすくなります。サウナで整った自律神経がスムーズに働くため、呼吸も深く安定。心身ともにリラックスしやすくなります。

サウナ後は丁寧なスキンケアで保湿

サウナ後の肌は、一見しっとりしているように見えても実は水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい状態です。サウナ後はできるだけ早めに保湿ケアをすることが大切です。肌が温まっている状態では、美容成分が角質層まで浸透しやすくなっているので、化粧水や美容液、乳液などのステップをいつもより丁寧に重ねましょう。

サウナ後に欠かせないスキンケア&ボディケア

スキンケア用品を見比べる女性の手元
Saji+(さじたす)

 

サウナ後の肌は一見しっとりしているように見えますが、実は汗と一緒に水分や皮脂が失われ、とても乾燥しやすい状態になっています。だからこそ、サウナ後のスキンケアは美肌作りに欠かせないステップです。ここでは、サウナ後のスキンケアやボディケアのポイントを詳しく解説します。

正しいスキンケア手順

おすすめの順番は、「洗顔 → 化粧水や美容液で水分補給 → 乳液やクリームで保湿 → ボディの保湿 → ヘアケア」です。洗顔は、ゴシゴシこすらず、泡で包み込むように洗うのがポイント。化粧水や美容液で肌に水分を補給したら、サウナ後は水分が蒸発しやすいので、できるだけ早めに乳液や保湿クリームでフタをしましょう。

美容効果を高めるアイテム選びのポイント

サウナ後は肌のバリア機能が一時的に低下しているため、低刺激で保湿力の高いアイテムを選ぶのがポイントです。中でもセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった成分は、肌の水分保持力を高めて乾燥を防ぎなめらかな肌に整えてくれます。ビタミンC誘導体は抗酸化作用でくすみやシミを防ぎ、サウナによる血行促進効果と組み合わせることで美白も期待できます。敏感肌の人は、アルコールフリーや鎮静タイプを選ぶと安心です。

ボディケア・ヘアケアも忘れずに

サウナの影響は顔だけでなく全身の肌や髪にも及ぶため、サウナ後のボディケアとヘアケアも欠かさないようにしましょう。体にはボディクリームやミルクを使い、腕や脚、背中などの乾燥しやすい部位を中心にたっぷりと保湿しましょう。髪は、サウナの熱でたんぱく質が損傷しやすいため、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントで保湿・補修ケアを。高温のサウナを使う場合は、事前にサウナハットやタオルで髪を守るのも効果的です。

まとめ|サウナ習慣で美肌と健康を叶えよう

サウナで汗を流す若い女性 ビューティイメージ
Saji+(さじたす)

 

サウナが肌へ与える嬉しい効果や注意点、さらに効果を高めるポイントを紹介しました。サウナを利用する際は、今回紹介した注意点やポイントもふまえて、無理のない範囲で楽しむことが大切です。お気に入りのサウナや自分なりの整い方を見つけて、リラックスしながら美肌を目指しましょう。

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