4段階で味変!? 築地で出会った〝魔法〟の薬膳鍋が凄すぎた

【連載】年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」（27） 東京・築地「Wagyu Hotpot FOODLAB 築地」

@hatsumiito

こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。

「身体を内側から整える」お店

皆さんは「築地」と聞くと何を思い浮かべますか？

やっぱり新鮮なお寿司や海鮮ですよね。でも実は今、築地には「身体を内側から整える」新しいスタイルの薬膳鍋のお店があるんです。

その名も「Wagyu Hotpot FOODLAB 築地」。

単なるレストランというよりは「食を通じたデトックス体験」のような場所。漢方薬剤師さんが監修した本格的なスープで、食べているそばから身体がポカポカしてくるんです。

陰陽思想に基づいた「味が変化する」魔法の鍋

お店に入ると、まずスタッフさんが丁寧にコンセプトを説明してくれます。

ここのお鍋、一つの鍋の味が「夜明け」から「月夜」まで、4段階に変化していくという驚きのスタイル。東洋医学の「陰陽思想」をベースに、生薬や食材を投入するタイミングが秒単位で計算されているのだとか。

コースの幕開けは、目にも美しい前菜から。 ミョウバン不使用の雲丹とイクラを乗せた海苔巻きです。

身体に染み渡る無農薬野菜の甘み

いよいよお鍋がスタート。 最初は優しく身体を目覚めさせるような、煮干しベースの透き通ったスープ。 ここにたっぷりの季節野菜と4種類のキノコを入れていきます。

驚いたのが、野菜の味の濃さ！

すべて無農薬野菜だそうで、白菜やカボチャ本来の甘みがしっかり感じられます。「当帰の葉」や「なつめ」といった生薬も入っているのですが、薬っぽさは全くなく、むしろ深みのある優しい香り。

和牛×シビレ出汁でエネルギーチャージ！

身体が温まってきたところで、スープが劇的に変化します。

薬味の花椒味噌や唐辛子味噌を溶かし入れると……一気にスパイシーな味わいへ。

ここで登場するのが、黒毛和牛のサーロイン。

赤身とサシのバランスが美しいお肉を、グツグツと煮立つシビレ出汁でしゃぶしゃぶします。

口に入れると、お肉の甘みと、山椒のピリッとした刺激が絶妙にマッチ！

発酵白菜の〝魔法〟でまろやかなコクを

刺激的な時間のあとは、少し落ち着いた味わいへ変化していきます。 ここで投入されるのが、発酵白菜とクコの実。

発酵白菜のまろやかな酸味が加わることで、先ほどまでの尖った辛さがスーッと消え、コクのある白湯スープのような味わいに変化します。 合わせるのは、湘南産の「みやじ豚」。脂身が甘くてとってもジューシーなお肉が、酸味のあるスープに絡んでさっぱりといただけます。

お鍋の締めくくりは、白ごま、アーモンド、ハト麦のペーストを加えます。するとスープは、まるで担々麺のようなクリーミーで濃厚な味わいに。 ここに自家製の中華麺を入れて、最後の一滴までスープを堪能します。

築地で出会う「食のエンターテインメント」

「今日は美味しいものを食べたいけれど、身体も労わりたい」 そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、ここ「Wagyu Hotpot FOODLAB 築地」でした。

健康志向の方はもちろん、「最近ちょっと疲れ気味かも」という方や、美味しいもの好きの友人を驚かせたい方にもぜひおすすめしたい一軒です。

ごちそうさまでした！

店舗情報

Wagyu Hotpot FOODLAB 築地

■住所

東京都中央区築地6-13-9 石川ビル

■営業日

12:00 – 22:00

12:00 – 21:00

■店舗URL

（不定期連載）

年間600軒飲み歩くグルメハンター、SNS総フォロワー23万人超。グルメコミュニティ「東京グルメサロン」主宰。〝本当に美味しい店〟だけを厳選紹介。人生のテーマ：「グルメは最高のコミュニケーション」

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