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「何という大失態!」野澤大志ブランドン、ミスから日本代表同僚に“失点献上”もPK戦でヒーローに

  • 2025.12.4

致命的なミスを犯した日本代表GK野澤大志ブランドンだが、PK戦でヒーローになった。

野澤が所属するロイヤル・アントワープは3日、ベルギーカップのラウンド16で日本代表の後藤啓介、谷口彰悟ら日本人7選手を擁するシント=トロイデンと対戦。

3-3の打ち合いの末に、PK戦を4-3で制して準々決勝へ駒を進めた。

アントワープが1点をリードして迎えた前半17分、DF綱島悠斗が野澤へボールを下げると、相手FW後藤が猛プレス。

野澤が前方へ蹴り出そうと左足を振った瞬間、後藤が右足を伸ばしてブロックし、泥臭くゴールへ押し込んだ。

ベルギーメディア『sporza』は、「何という大失態!アントワープの野澤、クリアが遅れて同点ゴールをプレゼント」と痛恨の失点シーンを実況した。

試合はその後、アントワープがすぐに同点に戻したが、後半、後藤にこの日2点目となるゴールを挙げられるなど両チーム3点ずつを挙げる点の取り合いとなった。

両チームは延長戦120分を戦ったが、3-3からスコアは動かず、決着は延長戦へと持ち越された。

PK戦では、野澤が1人目と5人目のキックを見事にストップ。自らのミスを帳消しする2度のPKストップで、チームを次のラウンドへ導いた。

野澤の1失点目を酷評していた『sporza』だが、試合後の選手評価で「野澤はまさに絶対的なヒーローとなった」「アントワープは3度揺らぎながらも倒れず、日本人守護神に救われた」と一転、PKストップのヒーローに賛辞を送った。

日本代表として来年のワールドカップ出場を目指す野澤は、今年7月にFC東京からアントワープへ移籍。同クラブ加入から日増しにチームからの信頼を勝ち得ており、ここまでリーグ戦7試合に出場している。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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