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2025年のクリスマスツリー最新トレンドは?プロが教えるキーワード10

  • 2025.12.2
Courtesy of John Lewis, Max Attenborough / Garden Trading, B&M, Cox & Cox

クリスマスツリーは、ホリデーシーズンを華やかに彩る代表的な存在です。圧巻のスケールを誇るものから、限られた空間でも煌めくミニサイズまで。2025年は「どのように装飾するか」と同様に、「どんなツリーを選ぶか」も大切になります。

イギリスの百貨店「ジョン・ルイス」によると、2025年はレトロなファイバーツリーや、豪華にゴールドで彩られたデザインが注目を浴びているといいます。一方で、定番にとらわれない個性的なものも増えており、逆さまに吊るデザインや木製のものなど、多様なスタイルに寄り添うツリーが登場しています。

最終的に大切なのは、自分の感性に響くスタイルを見つけること。ここではインテリアの専門家が提案する2025年の最新クリスマスツリートレンド10選を、自宅でも楽しむヒントとともにご紹介します。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。

From House Beautiful UK

Habitat

手軽さが魅力のポップアップツリー

「時間はないけれど、ツリーを飾ってみたい」という人には、手軽なポップアップクリスマスツリーがおすすめです。クラシカルな人工ツリーに、モダンなアレンジを加えたデザインです。

折りたたみ式かつ数分で広げられるため、あまりツリーのスペースを確保できない場合や、忙しい人にも最適です。

また、部屋の角に飾るおしゃれなセカンドツリーとしても活用できそうです。なかにはライトやオーナメント付きのタイプもあり、手間いらずで洗練された空間を演出できます。

Marks and Spencer

モールでレトロな煌めきを

2025年のクリスマスデコレーションは、レトロな雰囲気がトレンドです。特にキラキラとした細い飾り糸や、ラメ状の装飾が特徴のモールを使用した飾り付けが注目されています。

イギリス最大級の小売りチェーン「マークス&スペンサー」のデザイン責任者、カレン・トーマスさんも、「モールの人気が復活しています。ツリーやツリーの根元を覆う装飾は、私たちのコレクションのなかでも特にわくわくするアイテムの1つです」と話しています。

定番のシルバーやゴールドでまとめるのはもちろん、あえてさまざまな色をミックスしてカラフルなデコレーションを楽しむのもおすすめです。

Bloom & Wild

控えめながら存在感のあるミニツリー

限られたスペースでも楽しめるミニツリーはコンパクトな住まいにもスタイリッシュに溶け込み、部屋にさりげなく季節感を添えてくれます。

高さ30cmほどの小ぶりなタイプから、約90cmのものまで、バリエーションも豊富です。大きなツリーを置きづらい人や、シンプルなデコレーションを好む人にもぴったりです。

さらに印象的に見せるなら、複数のミニツリーを並べて森のような立体的な演出を楽しむのも華やかです。

Jane Khomi / Getty Images

象徴的な大きなツリー

この冬は、高さがあり、抜群の存在感を放つツリーを飾ってみてはいかがでしょうか。特に、特大サイズのクリスマスツリーが注目されており、イギリスの百貨店「ジョン・ルイス」では、高さ約3mの新モデルを発表しています。

さらに家具ブランド「ハビタ」のバイイング責任者アビ・ウィルソンさんは、約3.6mのツリーを「まさに主役級の存在」と評しています。

John Lewis

メタリックな輝きを演出

2025年のクリスマスデコレーションでも、ゴールドは変わらず人気色の1つです。時代を超えたラグジュアリー感と温もりを添え、ホリデーシーズンをより煌びやかに演出してくれます。

このトレンドのポイントは、光を受けて美しく輝くメタリックなアクセントを重ねること。部屋に置くことで、空間を洗練された印象へと昇華させます。

Max Attenborough / Garden Trading

遊び心のあるデザイン

2025年も、個性溢れるクリスマスツリーの人気は健在です。遊び心溢れる新鮮なデザインを楽しむ人が増えています。

「2025年のクリスマスは『予想外を楽しむ』ことがテーマです。天井から逆さに吊るされたツリーや、木や紙でできたデザインなど、大胆に個性を主張するスタイルがトレンドです」と説明するのは、イギリスを拠点とする人工ツリーの専門店「クリスマスツリー・ワールド」のセールスマネージャー、デヴィッド・サムナーさん。

「最近では、ハロウィンに向けて早めにツリーに飾り付けをし、その後オーナメントを入れ替えてクリスマス仕様にチェンジする『ハロウィン・ツリー』の人気も高まっています」

B&M

大ぶりリボンをツリーのトップに

リボンは近年、クリスマスデコレーションの定番モチーフとして注目されており、飾るだけで空間に上品な愛らしさと華やぎを添えてくれます。

2025年は特にストライプ柄のリボンや、大ぶりのリボンをツリーのトップにあしらったデザインの人気が高く、「大きければ大きいほど映える」のがポイントです。リボンやテープはバリエーションも幅広く、汎用性の高いトレンドの1つとして進化を続けています。

このリボンのトレンドをさらに格上げするには、ツリーだけでなくテーブルコーディネートにもリボンを取り入れることだといいます。インテリアを取り扱う「コックス&コックス」の撮影・映像部門責任者、ダニエル・ル・ヴァイランさんは、「ツリーの装飾に使用したリボンを使って、グラスやキャンドルスタンド、椅子の背もたれなどを飾ることで、ツリーとテーブルをリンクさせてみてください」と提案します。

リボンを空間全体に施すことで、ゲストにも特別な一体感を感じてもらえるでしょう。

Cox & Cox

北欧シックでエレガントに

温もりかつ洗練された美しさを追求する、タイムレスな北欧スタイルの人気は、クリスマスデコレーションにも広がっています。

「控えめな色合いやミニマルな雰囲気を好む人にぴったりです」と話すのは、大型ホーム&ライフスタイルストアチェーン「ザ・レンジ」のクリスマス部門バイイング責任者のローラ・リリーさん。

「ほのかに霜が降りたようなフロスト加工の枝に、上品で温かみのある白色のライトを組み合わせると、洗練された優雅な印象を生み出します」

さらに、ハンドメイドの木製オーナメントやラタン素材のツリースカートを取り入れることで、味わい深い北欧の世界観を演出できます。

Claudio Caridi / Getty Images

ファイバーで懐かしさを誘う

かつて一世を風靡したファイバーツリーを選ぶ人も増えているといいます。リリーさんは次のように話します。

「ファイバーツリーは90年代のクリスマスを象徴するアイテムでしたが、近年また人気が高まっており、ホリデーシーズンにノスタルジックな趣をもたらしています。実際、2024年の当社での(ファイバーツリーの)販売数は前年比33%増となりました」

Anastasiia Krivenok / Getty Images

ミニマルに楽しむレンタルツリー

ホリデーシーズン後にツリーの置き場がない場合や、本物のもみの木を飾りたい人は、レンタルサービスという選択肢もあります。

根付きのツリーをシーズン中だけ貸し出すサービスや、鉢植えごと貸し出したツリーをホリデーシーズンが終わると回収し、再植樹したうえで翌年以降も使用するサービスなどもあるといいます。

収納スペースをとらず、また毎年ツリーを廃棄することなくホリデーシーズンを楽しむことができるでしょう。



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