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アリアナ・グランデ、他人の容姿を気安く話題にすべきではない

  • 2025.12.1
Ariana Grande at The 16th Governors Awards

映画『ウィキッド 永遠の約束』のプロモーション活動で世界中を飛び回っていたアリアナ・グランデが、11月29日(現地時間)にインスタグラム・ストーリーズで、「念のためのリマインダーです」とキャプションをつけ、他人の容姿についてコメントすることの危険性を指摘する過去のビデオを投稿した。

シェアされたのは、『ウィキッド ふたりの魔女』のアメリカ公開に先駆け、シンシア・エリヴォとともに2024年に受けたインタビュー映画。この中でアリアナは、「私は16か17の頃から、顕微鏡の検体のように人目にさらされてきた。だから、あらゆる声を聞き、あらゆる批判を受けてきた。指摘された点を直すと、今度は違う理由で批判される……服装から身体つき、顔、あらゆることを言われる」と告白。

他人の容姿についてコメントすることが、言う側と言われる側の双方に危害をもたらす可能性があるにもかかわらず、今の社会では当たり前になっているように感じるとして、たとえ家族からの善意の言葉でも不適切だと指摘する。「他人の容姿や外見、その背景にあることや健康問題について、気安く話題にするべきじゃない。どんな状況、どんな規模であろうとも、不快で恐ろしいことです」

そして、自身は「美しいと思わせてくれるサポートシステムがあり、幸運だと思う」としながらも、「こうした雑音にさらされることのプレッシャーを知っている。17歳から経験していたけれど、今はもう受け入れない。仕事があるし、生活もある。愛する人もいるし、多くの愛に囲まれているから、もはや受け入れる余地は一切ありません」と断言。同じ悩みに苦しむ人に向けて、雑音をシャットアウトし、自分を守るようアドバイスした。

アリアナは、これまでも自身のボディイメージにまつわる誹謗中傷に対して、声を上げている。2023年に激やせを指摘された際には、自身のTikTokにメッセージビデオを投稿し、「愛情や善意でも他人の身体にコメントしないで」と発信。「みんなが最近の私と比べるのは、いちばん不健康だった頃の姿です。抗不安薬やアルコールをたくさん飲んでいたし、食事もひどかった。ヘルシーだったと言うけれど、当時は人生最低の時期で、全然ヘルシーなんかじゃなかった」

「健康な状態というのは、人によって見え方が違う。人がどんな思いをしているかなんて、絶対わからないでしょう。だから、愛情や善意から指摘したとしても、その人は努力している最中でサポートを受けているところかもしれない。お互い、そして自分自身に優しくなりましょう」と呼びかけ、こう締めくくっていた。「今どんなことを経験していたとしても、あなたは美しいと思う。体重やメイクがどうであれ、美容施術を受けていようが、受けていまいがね」

Text: Tae Terai

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