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滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日

  • 2025.12.1

琵琶湖の西側、高島の「メタセコイア並木」は、滋賀旅で必訪の観光名所。その中心部に2025年4月にオープンした「メタセコイアと馬の森」は、地元高島産や旬の素材を使った軽食やスイーツ、ドリンクが味わえるカフェのほか、事前予約不要で馬とふれあえる体験メニューがそろいます。馬車や馬に乗って並木沿いをさんぽしたり、ミニチュアホースにおやつをあげたりなど、豊かな自然のなか、心ほどける休日が過ごせますよ。

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日

四季の彩りが美しい並木のほとり

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
メタセコイア並木は40余年前に防風林として植えられ、今では滋賀県屈指の観光名所に

マキノ高原の中ほど、全長2.4kmにわたってつづく「メタセコイア並木」は、周辺におしゃれなカフェやグランピング施設などが増えてきたこともあって年々人気が高まっているドライブロード&遊歩道。公共交通機関を利用するなら、JR湖西線マキノ駅から高島市コミュニティバスマキノ高原線に乗って10~20分、「マキノピックランド」で下車します。

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
敷地内にも19本のメタセコイアの木を植栽。未来の景観を思い描いてみて

「メタセコイアと馬の森」は、怪我などで引退した競走馬たちのケアや居場所づくり、セカンドキャリアの支援などを行なうTCC(Thoroughbred Community Club)Japanが、構想から7年の歳月をかけてオープンした“観光養老牧場”。空間デザインを手がけたのは、安藤忠雄建築研究所出身の建築家・芦澤竜一氏。自然素材を多用し、周囲の景観と一体になった建物は、見た目だけでなく機能面でもこの地の気候風土と調和するよう設計されています。

個性豊かな馬たちとのふれあい体験

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
馬車や馬に乗るときは、こちらのホースステーションへ

こちらでは、ミニチュアホースとのふれあいや、えさやり体験、馬たちが暮らす厩舎の見学、スタッフが引く馬や馬車に乗ってメタセコイア並木沿いのさんぽが楽しめます。体験プランは、曜日や時間によって異なるので、事前に公式Instagramで確認を。

「並木馬車」でメタセコイア並木沿いをさんぽ

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
「並木馬車」(約25分)2500円。手綱をとる御者の隣のプレミアムシートは+500円

とくに人気なのは、力仕事が得意な重種馬・ブルトン種の「りんごちゃん」が引く馬車に乗って並木沿いをさんぽする「並木馬車」。パカッパカッ……大地と馬蹄の音とが響き合い奏でるリズムはゆったりと聴こえるけれど、大人が早足で歩くくらいのスピード感。ふだんよりも高い目線から眺める景色も新鮮です。車内にはドリンクホルダーの付きのテーブルが付いているのもうれしいところ。

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奥に見える建物が厩舎。厩舎までの道にはウッドチップを敷き、馬たちの脚に配慮

厩舎には、りんごちゃんのほか、競走馬時代、最後に騎乗したのがあの武豊騎手だったという「ネコビッチ」や、重賞レースを制したことのある馬たちも暮らしています。馬たちのそばには、それぞれの個性がわかるプロフィールも添えられていて、親しみがわいてきます。

「ふれあいえさやり体験」では、ミニチュアホースのおじいちゃんコンビ「そら」と「キングボーイ」におやつを。馬たちのマイペースな姿に癒やされます。

季節の恵みも味わえるカフェ

滋賀・高島の観光牧場&カフェ「メタセコイアと馬の森」で、馬とふれあう癒やしの休日
季節のシフォンサンド(栗)」900円

この日注文したのは、ハーブをほんのり効かせたツナとピクルスにチェダーチーズをあわせた「ツナメルトサンド」、高島特産のアドベリーを使ったソーダ。季節替わりのふわふわシフォンは、自家製モンブランクリームがたっぷり。メニューには、敷地内のハーブ園で採れたフレッシュハーブを使用することもあるとか。

スタッフや訪れる人びとの馬たちを愛おしむ気持ちと笑顔、馬たちの穏やかな眼差しとが交差し、ここにはやさしい空気が満ちています。コンセプトの「人と馬と大地の共生」を実感できる素敵な場所で、心安らぐ時間が過ごせますよ。

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