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「人生で初めてこんなに泣いた…」“新人俳優”が魅せた至高映画… 著名人も勧める一作

  • 2026.1.2

ドラマや映画の中には、物語に深く心を打たれ、生涯忘れられない作品があります。今回は、そんな中から"称賛の声が止まない名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、映画『栄光のバックホーム』(ギャガ)をご紹介します。21歳という若さで病魔に襲われながらも、最後まで希望を捨てなかった元プロ野球選手の真実の物語とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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ファーストピッチセレモニーに登場した鈴木京香(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『栄光のバックホーム』(ギャガ)
  • 公開日:2025年11月28日
  • 出演: 松谷鷹也(横田慎太郎 役)/ 鈴木京香(横田まなみ 役)

2013年のドラフト会議で阪神タイガースに2位指名されたのは、当時18歳の故・横田慎太郎さん(松谷鷹也)でした。甲子園出場の経験こそなかったものの、その卓越した野球センスがスカウトの目に留まり、大きな期待を背負ってプロの世界へと進みます。負けず嫌いな性格と、誰からも愛される人柄でチームに溶け込み、厳しい環境の中でも着実に成長を遂げていきました。

2016年、開幕戦でついに一軍スタメンとして出場。翌日の開幕2試合目の中日戦で見事にプロ初ヒットを放ち、誰もが「このまま順風満帆な野球人生が続く」と信じていました。――しかし、その矢先、慎太郎さんの体に異変が起こります。ボールが二重に見えるという症状に襲われたのです。検査の結果、医師から告げられたのはあまりにも残酷な現実。診断名は“脳腫瘍”でした。

その日から、慎太郎さんの生活は一変。過酷な闘病の日々が始まりました。けれど、彼は決して一人ではありませんでした。母のまなみさん(鈴木京香)をはじめ、家族、恩師、チームメイト――彼を支え続ける人たちの想いが、慎太郎さんの心を奮い立たせます。

そして迎えた2019年9月26日の引退試合。慎太郎さんが放った“奇跡のバックホーム”は、スタンドを埋めたファンの心を震わせました。誰もが涙したあの瞬間。けれど、本当の奇跡は、その後の彼の人生にも続いていたのです――。

「実力派が勢ぞろい」実話の感動を極限まで引き出した奇跡のキャスト陣

本作は、元阪神タイガースの横田慎太郎さんが遺した『奇跡のバックホーム』と、小説『20歳のソウル』で知られる作家・中井由梨子さんによる『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』を原作とした、幻冬舎フィルムの第一回作品です。

企画から監督、そしてプロデュースまでを秋山純さんが一手に担い、脚本は原作を手がけた中井由梨子さんが担当しました。

主演・横田慎太郎役には、元高校球児で横田さんと同じ“左投げ左打ち”という共通点を持つ新人俳優・松谷鷹也さんが大抜擢。さらに、息子を支え続ける母・まなみ役を名優の鈴木京香さんが演じ、親子の絆を描くダブル主演作として注目を集めました。

共演には、阪神タイガースの先輩・北條史也役の前田拳太郎さん、慎太郎の想い人・小笠原千沙役の伊原六花さんをはじめ、父親役の高橋克典さん、二軍監督・平田勝男役の大森南朋さん、そしてレジェンド・川藤幸三役の柄本明さんといった豪華キャストが集結。重厚な人間ドラマを彩りました。

主題歌にはゆずの『栄光の架橋』を起用。この曲は、横田慎太郎さんが現役時代に実際に登場曲として使用していた楽曲で、彼の心の支えであり、“生きた証”ともいえる一曲です。

公開前から高い注目を浴びた本作は、第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に正式出品され、さらに主演の松谷鷹也さんが第50回報知映画賞で新人賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

「涙腺崩壊」魂のバックホームが呼び起こす“一生モノ”の感動

本作の最大の見どころは、徹底したリアリティと、そこに込められた制作陣の情熱です。主演の松谷鷹也さんは、この役のために体重を94kgまで増量し、生前の横田慎太郎さんから譲り受けた本物のグラブを手に撮影に臨みました。

クライマックスの送球シーンでは、松谷さん自らが実際にボールを投げて再現。実際の試合で走者だった水谷瞬選手は、現在も北海道日本ハムファイターズで活躍しており、その事実がより深い感動を呼びました。

また、最愛の息子が過酷な運命に直面したとき、深い愛情と強さで支え続けた母親を、鈴木京香さんが圧巻の演技で演じ切っています。

本作については、「松谷鷹也が新人俳優とは思えない」「横田選手本人かと思うほど似ていた」「自然体の演技が素晴らしかった」「鈴木京香の演技に魅了された」「気丈な母親役に胸が詰まった」といった感想も多く寄せられました。中でも、「人生で初めてこんなに泣いた…」「希望と勇気をもらえた」「心が震えた」「一生忘れない」といった絶賛の声が相次いでいます。

女優の北川景子さんが「信じられないくらい泣いた」と語り、サンドウィッチマン伊達みきおさんがラジオで熱く薦めるなど、多くの著名人もその完成度を高く評価。公開からわずか4週間で興行収入10億円を突破したという事実は、本作がいかに多くの人の心を掴んだかを物語っています。

横田慎太郎さんという一人の野球選手のひたむきな生き様は、これからも多くの人に語り継がれていくことでしょう。
見終えたあと、明日を生きる勇気と希望を与えてくれる――そんな“称賛の声が止まない名作”です。


※記事は執筆時点の情報です