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「地上波では絶対に観れない」「過激すぎる」“桁違いの生々しさ”に絶句…“69の国と地域でTOP10入り”世界が熱狂したNetflix映画

  • 2025.12.15

ドラマや映画の中には、その世界観の作り込みに圧倒され、気づけば時間を忘れてしまうほど没入してしまう作品があります。今回は、そんな中から"驚異の完成度で魅せた配信作品part2"を5本セレクトしました。

本記事ではその第2弾として、映画『Demon City 鬼ゴロシ』(Netflix)をご紹介します。もし最愛の家族を理不尽に奪われたら――伝説の殺し屋がマサカリ一本で挑む、血と涙の復讐劇とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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アニメ映画のプレミアイベント 當真あみ(C)SANKEI
  • 作品名(配信):映画『Demon City 鬼ゴロシ』(Netflix)
  • 配信開始日:2025年2月27日
  • 出演:生田斗真 (坂田周平 役)

かつて裏社会でその名を轟かせた伝説の殺し屋・坂田周平(生田斗真)は、血塗られた過去と決別し、愛する妻・葵(木竜麻生)と娘・りょう(當真あみ)とともに穏やかな日々を送っていました。殺し屋稼業からの引退を決意し、つかみ取ったはずの平穏な幸せ。

しかし、その日常が突如、崩れ去ります。

坂田が暮らす地方都市・新条市を裏で牛耳る謎の組織「奇面組」が襲来し、坂田の目の前で最愛の妻・葵を射殺。さらに、幼い娘・りょうが連れ去られ、坂田自身も頭部を撃たれて瀕死の状態に。すべてを失った彼は、生死の境をさまよいながらも、奇跡的に命を取り留めます。残されたのは、燃え上がる復讐の炎だけでした。

坂田は、家族を奪った奇面組を自らの手で壊滅させると誓い、マサカリを握りしめて復讐の鬼と化します。単身で敵のアジトへ乗り込み、次々と奇面組のメンバーを血祭りにあげていく坂田。

その壮絶な戦いの最中、彼は衝撃的な事実を知ることになります。死んだと思っていた娘・りょうが生きており、あろうことか奇面組の幹部・伏勘太(東出昌大)によって歪んだ形で育てられていたのです。

娘を弄ぶような非道な仕打ちに、坂田の怒りは頂点へ。奪われた娘を取り戻し、家族の仇を討つために――坂田は、奇面組の一人ひとりを容赦なく討ち滅ぼしていくのですが――。

Netflixが放つ“地上波NG”の超過激エンタメ

本作は、河部真道さんの人気漫画『鬼ゴロシ』を原作に、Netflixが実写化したバイオレンスアクション映画です。監督・脚本は、映画『メランコリック』で世界的な評価を受けた田中征爾さん。音楽を担当したのは、世界的ギタリストの布袋寅泰さんで、重厚かつ鋭いサウンドが復讐劇の緊迫感を極限まで高めています。

主演の生田斗真さんはセリフを極限まで削ぎ落とし、わずか24個の言葉と、研ぎ澄まされた肉体表現だけで“復讐の鬼”を演じきりました。その鬼気迫る姿は「圧倒的な演技力」「怪演が最高」と大きな話題に。

脇を固めたキャスト陣も強烈です。不気味な幹部・伏勘太を演じた東出昌大さんをはじめ、尾上松也さん、髙嶋政伸さん、竹中直人さんといった個性派・実力派俳優が勢ぞろい。能面を被った異様なビジュアルの悪役たちが、独特の世界観を作り上げています。

なかでも、娘・りょうを演じた當真あみさんには、「可愛い」「凛とした存在感が素敵」「泣きの演技が圧巻」「振り切った演技が最高!」「役の魅力を引き上げていた」と多くの反響が寄せられました。可憐さと芯の強さをあわせ持つ彼女の演技は、血と暴力の復讐劇の中で唯一の癒しのような存在です。

監督の田中征爾さんは、あえて派手なカメラワークを使わず、アクションを“見せ場”ではなく復讐劇の延長として描いたといいます。さらに、日本では珍しい“復讐×アクション”という題材に挑み、原作の象徴である“能面の悪役たち”を映像化。暴力の中にユーモアを散りばめ、緊張と笑いが共存する独自の世界を作り上げました。

2025年2月に世界独占配信がスタートすると、世界中で大ヒットを記録。日本の“週間TOP10(映画)”で1位を獲得しただけでなく、韓国、フランス、ブラジルなど世界69の国と地域でTOP10入りを果たし、“グローバルTOP10(非英語映画)”でも2位にランクインするなど、国境を越えた熱狂を巻き起こしました。

暴力の先にある家族愛

本作の見どころは、なんといっても100人を超える殺戮を描いた、地上波では到底放送できないほど過激で生々しい描写にあります。SNSでは「地上波では絶対に観れない」「過激すぎる」などの声が見られるほどです。

とはいえ、『Demon City 鬼ゴロシ』は単なるバイオレンス映画ではありません。暴力の激しさを売りにするのではなく、その奥にある“人間の業と悲しみ”を丁寧に掘り下げています。血にまみれた戦いの中で、復讐の鬼と化した坂田周平がふと見せる“父としての表情”は、本作の大きな見せ場のひとつです。セリフを極限まで削ぎ落とした生田斗真さんの演技は、怒りと喪失を全身で語る圧巻の表現として高く評価されました。

一部の視聴者からは「内容を詰め込みすぎ」といった声もありましたが、その一方で「生田斗真の怪演がすごい」「東出昌大がハマり役すぎた」といった感想も多数寄せられています。さらに「世界観が素晴らしい」「暴力の中に家族愛がある」「ラストの衝撃がすごすぎた」「日本が世界に誇れる最高のエンタメ」といった絶賛の声も後を絶ちません。

生田斗真さんの圧倒的な身体表現、東出昌大さんの異様な存在感、そして布袋寅泰さんのギターが奏でる怒りと哀しみ――そのすべてが、Netflixならではの“表現の自由”の中で結実しています。登場人物たちの壮絶な生き様に息をのむ、まさに“驚異の完成度で魅せた配信作品”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です