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『国宝』で異彩を放った2026年“朝ドラヒロイン” 快演光る“2年前の傑作”に「演技がぶっ飛んでて掴まれた」

  • 2025.12.20

画面に映った瞬間に空気を変えてしまう圧倒的な存在感や、狂気すら感じさせる鬼気迫る表情。役そのものが憑依したかのような名優たちの演技が、作品を単なる物語から芸術の域へと高めた作品は観客の心を震わせます。今回は、そんな“名優たちの快演が光る至高作”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2024年公開の映画『不死身ラヴァーズ』(ポニーキャニオン)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“名優たちの快演が光る至高作”映画『不死身ラヴァーズ』

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プレゼンターの見上愛(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『不死身ラヴァーズ』(ポニーキャニオン)
  • 公開日:2024年5月10日

あらすじ

高木ユーナさんの同名漫画を原作に、松居大悟監督が実写化した作品。

長谷部りの(見上愛)は、幼い頃に出会った少年・甲野じゅん(佐藤寛太)こそが運命の相手だと信じ、一途に想い続けていました。中学生になり、陸上部の後輩として再会した甲野に熱烈なアプローチを続けた長谷部は、ついに彼と心を通わせることに成功します。

しかし、2人が両想いになったその瞬間、甲野は忽然と姿を消してしまいました。さらに恐ろしいことに、周囲の人々の記憶からも甲野の存在は完全に抹消され、まるで最初からいなかったかのような状況に陥ってしまいます。

しかし甲野は、軽音部の先輩や車椅子の青年、あるいはバイト先の店主など、別人として何度も長谷部の前に現れる不思議な存在と化します。ただ、そのたびに「両想いになると消滅する」という不可解な現象が繰り返され、翻弄される長谷部。それでも決して諦めることなく、何度でも甲野を見つけ出し愛そうとする長谷部の真っ直ぐな情熱が、やがてある奇跡を起こすのでした―。

映画『不死身ラヴァーズ』の見どころ ※ネタバレあり

映画『不死身ラヴァーズ』は、何度存在が消えてしまっても運命の相手を愛し続ける主人公の直向きな姿を描いたラブストーリーです。「好き」という感情が疾走するような純粋で力強い展開は観る者の心を熱くさせ、そのエネルギッシュな愛の形にSNSでは「傑作恋愛映画」「眩しくて胸熱な物語」と賛辞を送る声が寄せられています。登場人物が感情に任せて全力で駆け抜ける様子は、忘れかけていた青春の輝きを思い出させました。

また、本作はストーリーの面白さだけでなく、ポップで鮮やかな色彩感覚で彩られた世界観も大きな魅力です。登場人物たちが身にまとうファッションや美術は遊び心に溢れており、画面全体から明るい雰囲気が伝わってきます。SNSでは「衣装がカラフルで楽しい」「カラフルな映像や衣装も素晴らしい」といった声が寄せられており、ストーリーのみならず目でも楽しめるエンターテインメント作品として支持されている作品です。

冒頭から心を掴まれる!主演・見上愛の圧巻の演技

松居大悟監督が手掛けた映画『不死身ラヴァーズ』は、開始わずか5分で観客を物語の世界へと引きずり込みます。その最大の要因は、主演・見上愛さんの凄まじい快演にほかなりません。見上さんといえば、映画『国宝』で少ない出番ながらも異彩を放った藤駒役の存在感が記憶に新しく、2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』のヒロインにも決定している、今最も注目すべき女優の1人です。

そんな見上さんが本作で見せたのは、常軌を逸したテンションで突き進む圧倒的なヒロイン像でした。そのパワフルすぎる演技には、SNSでも「演技がぶっ飛んでて掴まれた」といった声が多数寄せられています。理屈を超えた見上さんの熱演が、見る者の心を冒頭から鷲掴みにし、予測不能な愛の物語へと強力に牽引していきました。

映画『不死身ラヴァーズ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“疾走感MAXの無限ラブストーリー”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です