1. トップ
  2. 「朝ドラ史上ぶっちぎり」“圧巻の完成度”に感激…「天才としか言いようがない」主役でなくとも目を奪う“吉沢亮の確かな輝き”

「朝ドラ史上ぶっちぎり」“圧巻の完成度”に感激…「天才としか言いようがない」主役でなくとも目を奪う“吉沢亮の確かな輝き”

  • 2025.12.10

緻密に作り込まれたセットや、息をのむような映像美によって構築される“圧巻の世界観”。現在放送中のドラマにおいても、現実を忘れさせるほどの没入感や、独特の空気感で視聴者を物語の深淵へと引き込む作品が、大きな話題を呼んでいます。今回は、そんな“圧巻の世界観で魅せる2025年ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2025年放送のドラマ『ばけばけ』(NHK総合ほか)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“圧巻の世界観で魅せる2025年ドラマ”『ばけばけ』

undefined
東京証券取引所の大納会で、鐘を打ち鳴らす前に記念撮影に応じる俳優の吉沢亮(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ばけばけ』(NHK総合ほか)
  • 放送期間:2025年9月29日~

あらすじ

明治時代の松江。かつては上級士族だった家も没落し、松野トキ(髙石あかり)は貧しい生活の中で、怪談話を心の拠り所にする少し変わった女性として育ちました。生活苦から抜け出すため、トキは周囲の偏見を覚悟の上で、新しくやってきた外国人英語教師、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の住み込み女中として働くことを決意します。

ヘブンはギリシャ生まれのアイルランド人で、幼くして親に見放され、アメリカを経て日本へと流れ着いた孤独な過去を持っていました。当初は言葉や文化の違いに戸惑う2人でしたが、互いに似た境遇にあること、そして何より「怪談好き」という共通点を見つけ、次第に心を通わせていきます。こうして、へんてこな2人が夜な夜な怪談を語り合う、不思議な共同生活が始まります―。

ドラマ『ばけばけ』の見どころ ※ネタバレあり

2025年放送(2025年12月10日現在放送中)のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、小泉八雲とその妻・松野トキの物語を軸に、怪談を通じて結ばれる夫婦の絆を描いた作品です。明治時代を舞台としながらも、そこで繰り広げられる会話劇は非常にリアルで、現代の視聴者が観ても全く違和感を抱かせない自然な台詞回しが高く評価されています。時代を超えて普遍的な人間の感情を丁寧に紡ぐ脚本の力は素晴らしく、SNSでは「すっかり虜になった」という視聴者からの熱い支持や、見れば見るほど面白さが増していく「スルメドラマ」として、毎朝の放送を楽しみにする声が多く寄せられています。

また、本作の重要なテーマである「怪談」の描写や、言葉の壁を越えて心を通わせる演出の完成度の高さも大きな見どころです。主人公が『雪女』や『耳なし芳一』といった物語を、言葉の通じない相手にいかにして伝え、驚かせるかという「語り」のシーンは、人の悲しみや愛が深く息づく人間ドラマとしての深みを生み出しています。NHKならではの細部までこだわり抜かれた丁寧な作りに対し、SNSでは「制作陣みんな素晴らしい」「朝から贅沢…」「朝ドラ史上ぶっちぎり」といった感動の声が溢れていました。

コミカルな役回りも自然な演技で視聴者を魅了する吉沢亮に「たまらん」

2025年放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、豪華俳優陣による名演が見どころのひとつです。特に注目を集めているのが、吉沢亮さんの演技です。同じく2025年公開の映画『国宝』では歌舞伎界の頂点を目指す鬼気迫る役柄を演じた吉沢さんですが、本作でもその圧倒的な表現力は健在。SNSでは「演技が最高!」「演技に注目せずにいられない」「天才としか言いようがない」といった絶賛の声が上がり、作品ごとに全く異なる顔を見せる吉沢さんの演技力に多くの視聴者が魅了されています。

本作で吉沢さんが演じるのは、「松江の神童」と呼ばれながらも、どこか不器用で人間臭い人物・錦織友一。吉沢さんは役作りにおいて、モデルとなった人物が暮らした部屋を訪れ、「学問への執念」を感じ取ったそうです。そんな錦織ですが、ヘブン先生に振り回され、主人公のトキに助けられてばかりのコミカルな役回りとなっています。映画『国宝』とのギャップに、SNSでは「ずっと不憫な役回りがたまらん」といった声が寄せられ、役の幅広さが大きな魅力となっているようです。

ドラマ『ばけばけ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“怪談好き夫婦のへんてこで温かい日常”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です