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「近年稀に見る完成度」「桁違いすぎる」“制作陣の並外れた手腕”が光る至高作…「今期ナンバーワン」秋ドラマ屈指の作品力

  • 2025.12.10

現在放送中の秋ドラマでも、先の読めない展開や魅力的なキャラクターたちの群像劇が繰り広げられています。毎週の放送が待ちきれないほどの中毒性を持つ数多くの作品が、話題を集めている最中です。今回は、そんな“虜になる人続出中の秋ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2025年放送のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“虜になる人続出中の秋ドラマ”『ザ・ロイヤルファミリー』

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映画の大ヒット御礼舞台あいさつを行った俳優の妻夫木聡(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)
  • 放送開始日:2025年10月12日~

あらすじ

早見和真さんの同名小説を原作に、TBS系列で放送中(2025年12月10日現在)の連続テレビドラマ。

大手税理士事務所に勤務する栗須栄治(妻夫木聡)は、ある出来事をきっかけに税理士としての自信を失い、将来への希望を見出せずにいました。そんな彼のもとに、人材派遣会社ロイヤルヒューマン社から競馬事業部の実態調査という依頼が舞い込みます。依頼主である人事統括部長の山王優太郎(小泉孝太郎)は、父であり社長の耕造(佐藤浩市)が立ち上げた競馬事業部が赤字続きであることを問題視し、その撤廃を目論んでいました。また、耕造の妻・京子(黒木瞳)も夫の競馬趣味を快く思っていませんでした。

調査のため北海道のセリ会場を訪れた栗須は、耕造が目当ての馬をライバル馬主の椎名善弘(沢村一樹)に競り落とされてしまう場面に遭遇します。競馬とは無縁の生活を送ってきた栗須でしたが、耕造に連れ回され、彼が所有する愛馬と触れ合うことに。さらに、実家の牧場を手伝っている元恋人・野崎加奈子(松本若菜)とも思いがけない再会を果たします。

その後、優太郎の意向通りに事業撤廃のための報告を行った栗須でしたが、加奈子から聞いた競走馬を取り巻く厳しい現実に心を揺さぶられます。馬に情熱を注ぐ人々の姿に突き動かされた栗須は、税理士として、そして1人の人間として悩み抜いた末にある決断を下し、再び北海道へと向かうのでした―。

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の見どころ ※ネタバレあり

早見和真さんの同名小説を実写化したドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、馬主という視点から競馬界の光と影を描いた重厚なヒューマンドラマとして、放送開始直後から高い評価を得ています。スポーツドラマのなかでも特にニッチな分野に光を当てた本作に対し、SNSでは「競馬のドラマなんて珍しい」「競馬のドラマは嬉しい」といった驚きと喜びのコメントが寄せられました。また、親子二代にわたる壮大な夢と絆を描いたストーリーへの称賛も多く、「本当に見事な脚本」「近年稀に見る完成度」「今期ナンバーワン」「桁違いすぎる」と唸る声や、ひたむきに夢を追う登場人物たちの姿が「明日を生きる勇気を与えてくれる」と、視聴者の心を熱く鼓舞する作品として支持されています。

そんな本作の成功は、作品力のみならず俳優陣の快演も大きな要因となっています。特に、メインキャストの目黒蓮さんは複雑な感情を抱えながらも家業と向き合う青年を繊細かつ情熱的に演じきり、その存在感はベテラン俳優陣の中でも際立っていました。SNSでは「本当にいい役者」「演技うますぎてヤバい」といった声が相次ぎ、アイドルという枠を超えた実力派俳優としての評価を不動のものにする称賛が相次ぎました。

制作陣の並々ならぬこだわりが詰まった映像美

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬界を舞台にした熱い人間ドラマはもちろん、制作陣の並々ならぬこだわりが詰まった映像美も見どころのひとつです。広大な競馬場で繰り広げられる競走馬たちの躍動感や疾走感などを、圧倒的なクオリティと演出で表現した映像は目が釘付けになります。

SNSでは「ワクワクした!」「まじでアツかった…!」といった興奮の声が溢れ、映像の力が物語の熱量をさらに高めたことがうかがえます。ストーリーはもちろん、心を熱くさせる映像美も本作の評価を高めている要因のひとつです。

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、ぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です