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業務量は増えるのに「無駄な残業はやめろ」矛盾だらけの社長→その後、部下の“計画”で態度が激変したワケ【マジクソかんぱにー】

  • 2025.12.26

仕事が業務時間内に終わらず、残業でカバーすることはどの職場でも起こり得ることです。なかには、家に持ち帰ってから対応するという場合もあるでしょう。しかし、環境によっては「仕事の効率が悪いのでは?」と、心ない見方をされてしまうこともあります。そんなとき、どう対応すべきなのか悩む人も多いはず。

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『多重超人』は“職場によくある残業問題”をテーマにしたドラマです。

【ショートドラマ】多重超人#ショートドラマ

「無駄な残業はやめろ」仕事が終わらない社員に冷たく言い放つ上司たち

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出典:@buzzdrama0617

「最近無駄な残業多くない?」新実が黙々と業務を進めていると、上司の白石が眉をひそめながら声をかけてきます。「そんなことないと思いますけど…」控えめに答える新実。

「今日も残るつもり?」

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「はい、仕事が終わらなくて…」そう返した瞬間、社長が姿を見せます。

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「効率悪すぎるんじゃないか?」その言葉に同調する白石。「そうですよね?」しかし、新実はキッパリ否定します。「それはないです。私タバコも吸いませんし、ほぼ休憩もとってません」

ところが社長は納得しません。「よくボーっとしてるとこ見るぞ?」と、普段の新実の様子を思い返すように言います。

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「それは癖で考え事してるんです、もちろん仕事に関することがほとんどです。」そう説明してもなお、不満気な表情のままの白石。

「ふ〜ん、とにかく無駄な残業はやめろ」そう言い残し、社長は立ち去っていきます。

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「はい…」

新実は俯き、小さく答えるしかありませんでした。

ジタハラ

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時刻は、19時2分。

「家でやるしかないな…」社長と白石から注意された新実は、残業を避け、仕事を家に持ち帰ろうとします。

するとーー

「おい新実」

声の方に視線を向けると、上司の梶原が立っていました。「会社の情報を家に持ち帰るのは、厳禁だぞ」そう伝える梶原に、新実は困ったように言います。「でも家でやるしかないので」

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「なんで?会社でやればいいだろ?」と不思議そうに聞いてくる梶原。

「実はこの前、社長と白石さんに“無駄な残業するな”って注意されて」と説明します。そして「サボってなんかないのに…」と悲しげに視線を落とします。その言葉に、梶原ポツリと呟きました。

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「マジか、それはジタハラだな」

「ジタハラ?」聞き慣れない言葉に、新実は顔を上げます。「業務量は減らさないのに、残業するな!定時で退職しろ!って強要するハラスメントだよ」梶原の説明に、新実はただ静かに頷きました。

「これは抗議しないとダメだな」

「抗議ですか?」

その時、タイミング良く社長と白石が隣の部屋に入っていきました。

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それを見た梶原は、声を出さずに手招きして新実を呼び寄せました。

新実は状況を掴めないまま、静かに頷きついて後をついていくのでした。

2人の熱演!社長と白石の反応は…?

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2人はスマホの画面を見ながら、何やら真剣に計画を立てていました。

入念な打ち合わせを終えると、作戦がいよいよ実行に移されますーー。

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「サボってないのに残業するなって、私使えない人間なんですかね」

新実が社長達がいる部屋の前で、スマホの画面に表示された台本を読み上げます。「そんなことないって!それは時短ハラスメントだよ」気持ちを込めて、大げさなほどの熱演をする梶原。

「家にデータを持ち出せないし、どうしたら…!」2人の悲痛な声に、部屋の中にいる社長と白石がピクリと反応。しかし、芝居はここからが本番でした。

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「会社がなんの対策もせずに残業を禁止するのは大問題だから、労基に相談しよう!」“労基”の一言に、ハっとする社長と白石。

「労基が解決してくれるまでは、限界突破で頑張ります…!」新実がセリフを絞り出すと、梶原は「おけ」と一言。

台本を読み終え、梶原と白石はサッとその場を去りました。

芝居の成果はーー

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梶原と新実がいなくなって、社長と白石は静かに目を合わせます。

そして、翌日ーー。

「新実!」社長が明るい声で声をかけてきました。「終わらなかったら、残業してもいいからな」昨日とは打って変わって、優しい口調です。

さらに、あれほど険しい表情だった白石まで控えめな態度に。

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「何かあったら私も手伝うから言ってね」

続いて社長が梶原に向かって言います。「梶原!フォローしてやってくれ」

梶原は満足げに頷きました。

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「承知しました」

「じゃあ、よろしく」

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去っていく社長と白石を見送った後、新実はしっかりと目配せ。

それを見た梶原も、静かに頷くのでした。

一度、仕事の見直しをすることも大切

仕事が終わらずどうしても残業になる場合は、もしかすると業務量に問題があるのかもしれません。

YouTubeショートのコメント欄には「残業は否定しないが、効率いいかは見直すべき」「うちの会社もこれだなー」などの意見が寄せられていました。

最近は“ハラスメント”という言葉をよく耳にします。理不尽な状況を強いられているのなら、上司に抗議するのも一つの手段。しかし、上司が気付けていないケースもあります。まずは仕事の見直しから始めて、改善できるポイントはないか提案してみることも大事です。

紹介作品

コンテンツ提供協力

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。