社長「あだ名自分で決めて」部下「いじめに繫がるから」“謎ルール”に戸惑う社員→その後、社長の一言に絶句「まじか…」【マジクソかんぱにー】

2025.12.25

近年、企業ではコンプライアンス強化が進み、現場での行動や発言により一層の配慮が求められるようになりました。とくに“あだ名”に関しては、悪気なく呼んでいても気づかぬうちに相手を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要なんです。

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『自呼称改』では、そんな“新たに導入された職場ルール”に戸惑う社員の姿をリアルに描いています。

【ショートドラマ】自呼称改#ショートドラマ

あだ名自己申告制度

「“あだ名自己申告制度”？」

新しくオフィスへ異動してきた梶原と女性社員は、上司から渡された紙を見て声をあげます。

そこには、会社独自のルールである「あだ名自己申告制度」について詳しく書かれていました。

「そう！うちはあだ名を自分で決めてもらってるんだ」と、社長。

梶原はその紙を眺めながら「今はいじめに繫がるから教育現場ではあだ名が禁止されてるみたいですけど」と呟きます。すると社長は「うん、だから自己申告なんだよ」と頷きます。

「なるほど！周りが勝手に決めるといじめに繫がるから！」

女性社員が理解すると、社長は「話が早いなぁ」と満足げに笑いました。

それぞれのあだ名

「おっ！」

社長が後ろを見ながら声をあげます。

「みんな自己紹介して」2人が振り向くと、個性豊かな社員達が次々と挨拶してきます。

「おいDです」

「なんのDだよ、意志継いだ？」突然のあだ名に、思わず突っ込む梶原。

「がんちゃんです！」「三代目よぎるわ」

梶原のツッコミが止まりません。

「はなりんです！」と女性社員も、そこにノリよく参戦します。「なんでお前ノリ気なんだよ！」まだ馴染めない様子の梶原は混乱気味。

「梶原！お前はどうする？」社長が問いかけますが「俺は何でもいいですよ」と適当に答えます。すると社長は少し悩みながら、閃いたように宣言しました。「じゃあ…キャプテンしょーた！」

その瞬間、梶原は社長のパソコンを閉じながら食い気味に言い返しますーー

「カジで！」

出勤した社員の“まさかのあだ名”に梶原は…

梶原の強めの圧に驚きながら、社長がたじろぎながら小さく言います。

「なんでもいいんじゃ…」

「カジでお願いします！」梶原がもう一度ハッキリ言い切った、そのときーー

「おはようございます」

オフィスに爽やかな声が響きます。「おぉ…おはよう、プリンセス♡」と返事をする社長。

プリンセスと呼ばれた社員は、こちらに軽くウィンク。

その光景を見た梶原は「う〜わ、まじか…」と絶句。「お2人が異動してきた…？」プリンセスが尋ねると、社長が元気良く2人を紹介しました。「はなりんとカジ！」

「よろしくね、はなりん、カジ」プリンセスはにこやかに挨拶をします。

「よろしくお願いします」とはなりん。

カジも頭を下げますが表情は硬く、あだ名で呼び合う環境に馴染めず戸惑いを見せるのでした。

「大変すね…」他の社員の本音とは…

「プリンセス…！書類の確認お願いします」あだ名で呼ぶことに抵抗を感じつつも、梶原が恐る恐る書類を差し出します。

「ありがとう、正直きついでしょ？」プリンセスと呼ばれる社員が、梶原に苦笑いで言いました。

「えっ？やっぱりそうですよね！」その言葉に思わず前のめりの梶原。

自分だけじゃなかったことに、ホッとした表情を見せます。「社長なりに折り合いをつけたんだろうけど、私は結構キツイ」

その率直な言葉に、梶原は納得するように頷きます。

そのときーーー

「プリンセス！早く準備しろ！アポに間に合わないぞ」と社長が急ぎ足でやってきました。

「すみません、すぐ準備します。」

そう言ってプリンセスは、慌てて準備を始めます。

その様子を横目に、梶原が小さく呟きました。

「大変すね…」

ルールは大事。でも、やりすぎは禁物…

自己申告制度職場の雰囲気を良くするためにも、会社によってさまざまなルールが定められています。

YouTubeショートのコメント欄には「強制するのはきついな」「めっちゃいいじゃん」など、肯定・否定の両方の意見が寄せられていました。

年々、パワハラやモラハラなどの規制が厳しくなり、職場でも決まりが増えて“働きづらさ”を感じる人もいるかもしれません。もちろん、ルール自体は大切です。しかし、社員が苦しむような内容でなく、業務が滞らず、みんなが自然に守れるものを整えていくことが重要です。

紹介作品

自呼称改

コンテンツ提供協力

マジクソかんぱにー（YouTube／TikTok／Instagram）

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。